魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法……
書いたどー_:(´ཀ`」 ∠):
お父さんが帰って来た。
「おとーさん、おかえりー!」
「ただいまケイ。お出迎えありがとう」
まだ昼過ぎなのだが、こんな時間に帰ってきで大丈夫なのだろうか?
「大丈夫だよ、この時期はまだ何もないからね。そもそも騎士は暇な方が良いのさ。戦争なんてまっぴらだよ。」
バッ、と両手で口を塞ぐ。
ヤベッ!声に出てたかな?
「声には出ていなかったよ。ただ顔を見れば一目瞭然だったかな。」
と、朗らかな笑顔を見せながら、教えてくれた。
そんなに顔にでてたかな?
「まぁ、武術では相手を良く観察することは基本だからね。それに、貴族たちを相手にしていると嫌でも身につくものさ。」
「おとーさん、きぞくのひととも おはなし するの?」
「おや、そういえば言ってなかったね。僕は聖騎士という団の団長を任されていてね。」
「うん、おかーさんから きいた」
「そうかい。それでね、聖騎士の代表として貴族とも話さなくてはならないのさ。」
なるほどねー。こういうのは初めて聞いたな。そういえば、むこうの俺の両親たちはどうしてるのかな。
まぁ、兄貴もいるし大丈夫だとは思うが、少し気になった。
ま、なるようになってるでしょ!
それより魔法だーい!!!
「あ、おとーさん!まほーのつかいかた、おしえて!」
「ああ、いいとも」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「いいかいケイ、魔法を教える前に話さなくてはならないことがある。」
「なーにー?」
「魔法というのはとても便利な物だ。それによって人類は発展してきた。でも便利なのと同じくらい危険でもあるんだ。」
そりゃそうか、攻撃魔法なんて街中でぶっぱなせば無差別殺人なんてのにもなりうるからな。
「まだ分からないかもしれないけど、人に向けて魔法を使わないと約束してくれないかい?」
「うん!わかったー!」
「そうか!ケイはいい子だね〜」
「うーー!くるしいー!」
力強い!やめろ!ヒゲを押しつけるな!剃り直してから来い!アイタタタタ……
「それじゃあ魔法について話そうか」
待ってました!やっとだ!やっと魔法にたどり着いた!!!魔法だ!魔法なんだよ?魔法だぞ?魔法が魔法で魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法魔法……
「ケ…ケイ?どうしたんだい?なんだか目が怖いよ?」
おっと、失敬失敬。ついついやってしまった。まぁいい。そんなことより魔法だ。
「そんなことより魔法」
「な…なんだか雰囲気が変わったような……」
「魔法!!!」
「はいはい、ごめんね?それじゃあ魔法の説明をしていくね」
キタキタキターーーーーーーーーー!!!
「まず、人はどんなに僅かでも魔力を持っている。そして魔法は6つの属性を持つ。火、風、水、土、光、闇、の6つだ。人はこの属性のうち1つは必ず持っている。2つになると1/1000ぐらい、3つになると1/10000くらいかな。それぞれ、ダブルとトリプルと呼ばれているね。6つ全て持っている人となると古の大賢者様くらいだろうね。」
なるほど、ならば俺にも魔力はあるのか。そして6つのうち、どれかを持っていると……。
「ここまではいいかい?」
「うーー!」
「では次に、魔力を感じてみようか。さぁ、手を出して」
おもむろに手を出す。
「じゃあ、いくよ」
「え!?」
その瞬間、なにかが自分の中に流れ込んでくるのがわかった。
「な…なにこれ!?」
「今感じているのが魔力と呼ばれるものだよ」
あーー、なんか気持ちいいー!ジャグジーに入ってるみたいだ。
「自分の中にもあるはずだから探してごらん」
そう言って手を離す。自分の中に意識を集中する。
ん?んんんんん?!あった!手を繋いでいた時よりも遥かに小さいけど、確かにそこにある!!
自分の中になにな、違和感の様なものを感じた。
「うん!ちゃんと感じられたようだね。じゃあ今度教会にいってどの属性に適性があるのか調べに行こうか」
「いくー!」
「魔力量も分かるから、そっちも調べにいこうね」
「いくーーー!!」
その日は興奮し過ぎて目がギンギンに覚めてたよね!ずっと自分の中の魔力を動かして遊んでたよ。
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