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48話 めっちゃいい人たち

〜前回のあらすじ〜

シオンが幼児退行?かと思ったら素面だった。

お母さんとドン・ドヤード登場。

 ドン・ドヤードさん、めっちゃいい人だった。(笑)


 先代が早くに亡くなり、若くしてドヤード商会の商会長になったドンさんは奴隷販売に疑問を抱く。


 この世界の奴隷は大きく分けて三つに分けられる。


 借金奴隷 : 借金返済のために奴隷になった人。衣食住は法律により主人が必ず面倒を見ないといけない。あまりに待遇が悪いと、出て行ったり、訴えたり出来る。自分で奉公先を選べる。借金を返済したら、解放される。


 犯罪奴隷 : 比較的軽い犯罪を犯した者がなる。基本的に借金奴隷と同じ。ただ、店主が奉公先を決定し、刑期が終われば解放される。


 終身奴隷 : 重い罪を犯した者がなる。死ぬまで働かされる。別名、鉱山奴隷とも呼ばれ、危険な仕事をさせられる。


 以上だ。


 しかし、少数ではあるが恨む者もいるし、人間を扱うので、衣食住の費用も馬鹿にならない。

 弱小商会であるドヤード商会では、経営も苦しかった。


 そこで目を着けたのがエルフだ。


 彼らは長い年月を生きる種族として有名だが、長い寿命の弊害として性癖も特殊になりがちだった。

 ドンさんは元奴隷商としての知識を活かし、変態エルフどもに性癖を満たす手助けする商売を開始する。


 これが大当たり。ドヤード商会はどんどん大きくなっていった。


 今では綺麗なお嫁さんをもらい、幸せ太りしてしまったらしい。

 ちなみに結婚10年目でラブラブだそうだ。



 なにが言いたいかというと、シオンはドヤード商会のお客様だったのだ。



「お母さんに連れられて初めて来たんだ」


 とか言ってた。ふざけんな。


 あのシオンを襲ってた三下とアニキも従業員だそうで、俺は土下座して謝った。もちろん、二人にも。


 そしたら、普段は説明するんだけどあの時はお客様の前だったから驚かせてしまい、こちらこそすまなかったと言ってくれた。


 何というプロ根性!そしてなんて優しい人なんだ!と思った。


 あと、天窓で会ったおじさんと二人の男にも謝った。


「本当にすみませんでした!!!」

「いやいや、そりゃあ初めて見たら勘違いするよ。仕方ないよ」


 と言って、みんな許してくれた。すごくいい人たちだった。


「ところでシオンはどんなコースを選んだんだ?」

「逃げ出した奴隷がゲーム感覚で追い詰められて最後は乱暴に捕まえられるコース」


 は?


「え? なんて?」

「逃げ出した奴隷がゲーム感覚で追い詰められて最後は乱暴に捕まえられるコース」

「お前……そんなの頼んでたのか……」


 そういえば最初、シオンからの説明でそんなこと言ってたような……。

 説明下手すぎだろ……。


 そんな締まらない展開で、今回の騒動は幕を閉じた。


「ところでシオンはいつまで俺の隣にいるんだ?」

「ボク、ケイに着いて行くよ」

「は!? え?なんで?」

「ケイといた時に “すごく意地悪をされた後に優しくされて安心して泣かされる” っていうのに目覚めちゃったんだ」


 え?何言ってんのこいつ?


「あら、じゃあシオンはケイ君に着いて行くのね?よかったわね」


 シオンのお母さん!?


「うん!」


 うん!じゃねぇ!


「ケイ君、諦めなさい。エルフたちは性癖のためなら相当、執念深いぞ?」

「ドンさん……」


 すごい説得力だなと思った。


「じゃあ、これからよろしくね!ケイ!」

「……うん、よろしく」


 こうして俺に新たな仲間?が増えた。

シオン が なかまに なりたがって いる。

なかまに しますか?


→はい。

→YES.

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