33話 こんにちは、そしておやすみなさい
鐘の音で目が覚める。
「知らない天井だ………」
やった!言いたいセリフ第72位が言えた!
因みに第73位は、「ポテトはノーカロリーのやつで」だ。なかなかノーカロリーのポテトが出ないので、出番がなかなかこないセリフでもある。
なんだよ! いいじゃん! ノーカロリーのポテトくらい夢見てもいいじゃん!
更に言うと、真っ暗で何も見えないから知らない天井もくそもない。
なんだよ!いいじゃん!雰囲気で言ったっていいじゃん!
「うーーん……ここどこだ? 」
どうして寝てたんだっけ? 寝起きで頭がボーっとして思い出せん……。
取り敢えず手探りで辺りを探る。
ん? 何か柔らかいものに手が当たる。
「………………んっ………ふぅっ……………」
ん? 何か柔らかい膨らみがふたつある?
「……あっ………………んふっ…………」
なんだろうこれ? 手探りで形を捉えようとする。
「………んあっ!…………ふぅ…んっ」
ふたつに割れてる?え?まさか?
「…………あっ……イッ………!」
ピクピク震えてる?
いや、プルプルか?まるで、怒りを我慢しているみたいに。
突然明かりがつく。
「うわっ、眩しい!」
「……………ケイ? 貴様なにをやっとるのじゃ?」
はい死んだー。
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「全く!人が寝とるのに脇の下をくすぐるとはなにを考えとるんじゃ!くすぐったくって堪らんかったぞ!」
俺は床に正座している。
モナはベッドの上に胡座をかき、説教をたれる。
「まったく、貴様というやつは……まさかこのような……いたず…らを………zzz」
あれ? 寝てない? 寝てるよね?
モナはベッドに胡座をかいたまま寝ていた。
「モナ〜? モナちゃーん? 寝てるよね? 顔に落書きするよ〜?」
おもむろに近くにあったペンを持つ。別に描かないよ? でも、何事にも準備は必要っていうか…。
あと10cm……。
「落書きしちゃうよ〜?」
あと5cm……。
「しちゃうよ〜?」
あと2cm……!
その瞬間、瞼が開く。
「あいたたたたたたたたっ! 腕! 腕きまってる!腕きまっちゃってる! 違うんです! 出来心なんです! イケるかなー? って思っただけなんです!
未遂だっ!!」
「未遂ってことは、やろうとしたんじゃな?」
「あ、ヤベッ! あいたたたたたたっ!」
「まず言うことがあるんじゃないかの?」
「ごめんなさい! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
「まったく……」
モナは腕を離してくれる。
「うぅ〜、腕が軟体生物になるところだった……」
「なるか!!!」
モナの鋭いツッコミが入る。
ありがとうございます!
ボケても無反応が一番こたえるからね。
「そういえば、なんで俺はモナと一緒に寝てたんですか? ま…まさか!! 大人の階段を…「登ってないから安心せぇ」……なぁ〜んだ」
よかった。流石に自分の最初くらいは覚えておきたいからな! 地球も含めて!!(涙目)
「貴様が神様ぶん殴ると息巻いておったから眠らせたんじゃ」
「あ!思い出した!」
そうそう! 絶対ぶん殴る!ぜつぶん!ん?節分みたいだな(笑)。
「ふぁあ……思い出したなら寝るぞ。まだ0時じゃろう」
「よく分かりますね」
「まぁの」
いや、ドヤ顔されても……。
「ほれ、さっさと来い」
「え! 一緒に寝るんですか!?」
「………なんじゃ? 床で寝るか?」
「ベッドだやったー!」
床はイヤなのでさっさとベッドに入る。
「ほれ、もっと近うによれ。寒いじゃろ」
「えっ……」
俺はモナに抱きかかえられる。
なんていうか……なんていうか……
こう……胸元がすぅ〜〜〜っとしてるよね。あ!いや!良い意味で!良い意味でだから!
うん、こう……密着感があるよね!
「すぅ〜………」
……………なんかモナの寝顔見てたらどくけが抜けたな。もう寝よう。
「おやすみなさい」




