三話 魔法?魔法だー!!!!!
か……かけたよ
こんにちは〜!ぼくはケイ!さんさーい(笑)!
なんつってね。
あれから更に1年が過ぎた。あれから何をやっていたかと言うと、魔法の力…そう!魔力を探していたのだ!!
しかし…………
ぜんっぜんわからん!魔力どこ!?うぇあーいず魔力!?うぇあーいず魔法!?!?
出てこい魔力うううううぅぅぅゔううう!!!!
と、いうありさまだ。
収穫といえば、魔法自体はあることだ。
そう!魔法だ!!!遂に見つけた!!!!魔法があったーーーーーーーー!!!!!
なんだよ!もっと喜べよ!!!魔法だぜ?だって魔法なんだぜ???!!!
いや〜魔法を見たときには歓喜したね!
普通に母さん使ってたわ。灯をともす時どうやってんのかなーって思ったら手をかざしただけでランプみたいなのが光だしたからね!
最初はセンサー式かな?カッケー!なんて思っていたけどよくよく考えたらそんなわけないよね!
何にもやる事がないので見てたら母さんの手から光がでて、その光がランプっぽいのに吸い込まれていったのを見た。
あるんだやっぱりー!!ってなるよね!
「あらあらケイ。今日はなんだかご機嫌ね」
分かりますか母さん!そうなんですよ!念願の魔法にやっと会えたんですよ!
この気持ちを身体で表現します!
「うーー!」
「あらあら、どうしたの?すごく楽しそうね」
まだまだ!
「うふふ、なんだか踊っているみたいだわ」
まだまだまだ!
「あら?ケイ?な…なんだか激しすぎないかしら?」
まだまだまだ!
「ケ…ケイ!?落ち着いて!?どうしたの!?」
まだまだまだまだ!!パーティーはこれからだぜベイベー!!!
「ケビーン!!!助けて!!ケイが…ケイがへんになっちゃった!!!!」
おっと、やり過ぎたか。反省反省っと。
ちなみにケビンとは俺の父さんの名前ね!最近覚えた。
母さんはメリンダと言うらしい。二人は俺の前でよくイチャイチャしている。くそ、バクハツシロー。
閑話休題
なにはともあれ、まずは魔法についての考察からだ。
母さんは呪文は唱えていなかった。ここから推測されることは、3つある。
①呪文はいるが、熟達すれば呪文なしでも発動できる。
②そもそも呪文がいらない。
③魔法とは関係なくランプっぽいやつの方に何か仕掛けがある。
うーむ…分からん。光とは日常生活において必ず必要となってくるものだ。ならば、①の可能性は大いにある。もちろん②の可能性も大いにあると言えるだろう。
え?③?そんなわけないじゃないっすか〜もしも③だったら泣きますよ?
いや、まだだ…まだ③と決まってはいない!
泣くな!おれ!!
ま…まぁ?どっちにしろあのランプっぽいやつ……もうランプでいいか……は調べなければならない。ドキドキするな。
ママンが来たら触らせてもらおう!
と思っていたらパピーが来た。
「おや?ケイ、どうしたんだい?」
「あのねー?あの、らんぷ?がさわりたいのー」
「あぁ、これかい?はい、どうぞ。」
「ありがとーー!」
「いえいえ」
パピーは楽しそうに俺を眺めている。
とりあえず触るか。
…………なにも起きない。
そりゃそうか。パピー普通に触ってたし。パピーの方を見る。パピー、めっちゃニコニコしてる。
とりあえず③の可能性は無くなったので、一安心だ。
うん、分からん!
まぁいい、魔法が存在するというだけで今日はうれしい収穫だ。明日から頑張るぞーー!と、張り切って寝た。
読んでくれてありがとうございます!
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