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転生魔法使いは魔力が1しかない〜あれ!?白い空間は!?チートは!?〜  作者: あんでぃー
第1章 転生だ!!あれ?チートは? “0〜3歳編”
21/94

21話 弟子入りおなしゃす(←お願いしますっていってる)

どうもーかけたよー

これからは夜の21時に出そうと思います。

毎日更新がんばるので、読んでくださいね!

 



「俺をっ…弟子にしてください!!!!!」



 モナと俺との間に静寂が訪れる。


 モナは俺の目の中を覗き込むように見てくる。


 まるですべて見透かされているかのようだ。


 数分間その静寂は続いた。


 すると、ふとモナが視線を外すと頬を掻きながら言った。


「取り敢えずこの場から移動するのじゃ。こいつらを運ばねばならんな。もう昼の時間じゃ、お昼ごはんを食べながら話そうか。」


 おっさんたちを移動させる?

 ここには3歳児と11歳児の幼女しかいない。どうするつもりだ?なら魔法か?と思っていると、モナはおもむろに魔法を使った。


 《風よ運べ(ウィンド)


 風がおっさんたちの方へ流れていく。


 そしてそれは段々と強まり……


「ちょ…風強くない?」

「あ…あれ?おかしいのぉ?」


 どんどん強くなっていく。


「あ!目にゴミが入った!!」

「ゴッホ!ゴッホ! 砂煙がすごいのじゃ!!」

「おい!さっさ止めろよ!」

「う…うむ!」


 《魔法破壊(ディスペルマジック)


「「「ごふっ…………………!」」」


 急に魔法が解けておっさんたちが地面に叩き落とされた。

 おっさんたちの扱い雑じゃないか? なんだか少し可哀想に思えてきた。


「はてさて……風が駄目ならばどうやって移動させるか……」


 モナが考えていると


「ううん……なんだ? ここは? あ! 俺たちの店!!」


 どうやらおっさんたちが起きたみたいだ。俺たちの店?なんのことだ?



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「お嬢ちゃん! なんてことしてくれたんだ!! 俺たちの夢だった店を爆破するなんて!!」

「ええい!うるさいうるさい! 無理矢理ビキニアーマーを着せようとしてくるおぬしらが悪いんじゃろうが!!」

「くそっ! こんな爆発幼女、うちに呼んだのが間違いだった!!」

「ふん! あんな個人の趣味全開の店なんぞいずれ閉店しとったわい!!」

「なんだと〜!!」

「なんじゃ〜!!」


 カオス! 圧倒的なカオス! 幼女と大人6人が言い争っている。客観的にみると圧倒的な犯罪臭がする。

 全員の話を要約すると、幼女を騙してビキニアーマーを着せようとしたら店を爆破されて逃げられたと……。

 どっちもどっちじゃないか?

 どっちでもいいから早く終わるといいな…お腹すいてきた。


「ああもう! 分かったわい!妾が悪かった! 店はなおすからさっさと移動するのじゃ!!」


 店をなおす?魔法でなおすところが想像できない。ならば金か?モナってそんなに金持ちだったのか。


 俺はそう思いながらモナについていった。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 モナが爆破した店の前までやって来た。


 うわー……壁のレンガや基礎なんかがデロデロに溶けている。まるでロシアにあるヤパーム弾で鍾乳洞のようになったフォートズベレフ要塞のようだった。

 店頭に並んでいたであろう商品も、全て灰になっていた。

 俺は魔法でこんなことが出来るんだと思うと、少し興奮した。


 モナが店のあった場所に立つ。


「ちゃっちゃと戻すかのぅ」


 そう言うとモナは脚を肩幅に開き、両手を前につきだした。


 《時よ巻き戻れ(ディメントクロノス)


 その瞬間、デロデロに溶けていたはずのレンガは綺麗な壁にもどり、灰になっていたビキニアーマーは形を取り戻していった。


 何が起こっているのか分からない。いや、分かるけど。


 魔法ってこんなことが出来るのか……。



「な…なんじゃこりゃ!!」


 おっさんたちが驚いている。どうやら普通じゃないらしい。そりゃそうか、これが普通なわけがない。こんな……自然の摂理をガン無視したような魔法なんて……。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「ふぅ、こんなもんかの?」


 そう言って振り返った先には土下座した男7人がいた。


「何をやっとるんじゃ?貴様らは?」


 おっさんたちが喋る。


「「「ま、誠に申し訳ございませんでした!!!!!!!!!」」」

「うむうむ、反省しておるならばよい。次にこんなことしたら……分かっておるな?」

「「「は、はい〜〜〜!!!!!!」」」


 完全にびびってるな。

 別にそれがカッコ悪いとは思わない。ただ誰にも彼にも噛み付くなんてのは勇気でもなんでもない。ただの馬鹿だ。

 勇気があるとしても場面は選ぶべきなのだから。


 何が言いたいのかというと、


「何故に貴様も土下座しとるんじゃ?ケイ?」


 俺も仲良く土下座していた。


 べ…別にびびってね〜し? ホントだよ?

 ホントにびびってなんかないんだからね!(ツンデレ風)



 冗談はさておき、俺が土下座しているのはこれをする必要があると思ったからだ。


「お願いします!! 俺を! 弟子にして下さい!」


 11歳の幼女になにを言っているのかと思うかもしれないが、この人しかいないと思った。

 この人ならば俺を、俺に魔法を使わせてくれると思ったんだ。


「炊事、洗濯、家事全般やります! 靴を舐めろと言われれば舐めます! だから、どうか俺に魔法を教えて下さい!!! お願いします!!!!」


 モナは一瞬たじろいだが、すぐに、


「う…うむ、取り敢えずお昼ごはんを食べながら話さんか?まだ食べてないじゃろ?土下座はやめて…3歳児からの土下座とか罪悪感ハンパないのじゃ……」

「あ! 今“うむ”って言った!言ったよね!」

「いや…それは違くて……言葉の綾と言うか…」

「やったー!!!教えて貰えるやったー!!!」

「いや…だからそれは違うと…」

「やったーー!!!あー、嬉しすぎてナニモキコエナイー!!!」

「おい?そろそろ怒るぞ?」

「申し訳ございませんでした!」

「もうよい、とにかくお昼ごはんを食べにいくぞ」

「ぐぇ………」


 再び土下座をしているとモナに首根っこを掴まれて引き摺られていった。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「どうじゃ?うまいかえ?」

「ほふ!へっはふはい!」

「ふふふっ、口の中に物を入れて喋るでない。まったく……」


 今俺たちは煮込み料理屋に来ている。

 煮込み料理の専門店らしいが、ハンパなく旨い!

 注文したのは

 [オークの角煮]

 [バジリスクの手羽元の甘辛煮]

 [骨まで柔らかい!子オークの丸ごと煮込み]

 [クラーケンの塩煮込み]

 [七草粥]

 の計5品だ。

 子オークの丸ごと煮込みは本当に骨まで柔らかいし、バジリスクの手羽元の甘辛煮は大根と卵と一緒に煮込んであり、味か染み込んでる〜!!


 どうやら、魔物の持つ魔力が作用して美味しくなっているらしい。グルタミン酸みたいなものかな?この店は下処理も丁寧にしいることもあり、箸が止まらない!


 モナはクラーケンの塩煮込みを食べながら俺を眺めていた。



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 一通り食べ終えてから、俺たちは話し始めた。


「それで?妾に弟子入りしたいと?」

「はい! 弟子入りしたいです!」


 断られても、縋り付いて弟子入りを懇願するつもりだ。なんとしてでもこの人に弟子入りしたい!




















「いいぞ」

「へ?」

「? だから弟子にしてもよいと言っとるじゃろうが。あれか?もう痴呆が始まったか?」

「え?あれ?話しは?おれの話しを聞かないでもいいんですか?え?なんで俺ディスられたの?」


 あっさりしすぎていて逆に戸惑う。


「話しって何をじゃ?別に最初から拒否してないじゃろ。」

「そうだけど……なんかこう…ヤバイ奴じゃないかとか、殺人鬼にならないかとか、そういうのはしらべなくていいんですか?」

「ちゃんと会話できとるし大丈夫じゃろ。それともなにか?貴様はヤバイ奴なのか?」

「いや…違うけど……」


 モナのヤバイ奴って会話できないレベルのヤバイ奴なの?そんなの街中にいたら怖すぎるだろ。


「話しはそれだけかえ? なら今日はもう帰れ。これから闇市に行きたいからのぉ」


 闇市か………


「俺も闇市について行ってはダメですか」

「ダメじゃ。死にたいのか?」


 モナの目が鋭くなる。


「あんなところに行ったら5秒で奴隷落ちするぞ。いやじゃろ?奴隷落ち」

「なら、住み込みでモナの家に行ってもいいですか? それなら諦めます。」


 はぁ…とモナはため息を吐く。


「分かった分かった、それでええわい。じゃあこれを貸すから荷物は全部ここに入れて持ってこい」


 そう言って渡されたのはモナが背負っていた黒のリュックだった。


「リュックの内貼りは長眠熊といわれるネズミから採った胃袋で作られておる。見た目よりかなり入るはずじゃ」

「熊なのにネズミなんですか?」

「うむ、奴らはデカいからのぉ、名前をつけたやつは熊に見えたんじゃろう。名前の通り長期間眠り、たまに出て来て周りのものを食い荒らす厄介なやつじゃ。なんでも食うそいつの胃袋は次元を曲げて食べ物を収納する。だから胃袋は鞄として重宝されとる」


 成る程……。あれ?これ絶対高いよな?


「これ高いですよね?」

「まぁそうじゃな」

「俺に渡していいんですか?」

「なんじゃ? それを持ち逃げでもする気か?」

「いや、そんな事しないですけど…」

「ならええじゃろ、何か問題あるかの?」


 すごい人だな…豪胆と言うか、こちらの考えが見透かされていると言うか。


「待ち合わせ場所はどうするかの?」

「あっ、そうですね。教会前とかどうですか?」

「あそこは混むからいやじゃ」


 たしかに、ハチ公前くらい混んでたな……。


「なら…王城前とか?」

「デカすぎて分からんわ」

「なら、モナも考えて下さいよ!\\\٩(๑`^´๑)۶////」

「貴様は今どこに住んどるんじゃ?」

「え? えっと……父親は聖騎士の団長をしていると言っていましたね。家名はエヴァンです。」


 家まで来てくれるのかな?


「知らんの〜。貴様、自分でこい」

「は? 今なんて?」

「じゃから、自分でこいと言ったのじゃ。妾はここの近くに住んでおる。明日の…そうじゃなぁ…15時になったらこの店の前にこい」


 聞き間違いじゃないらしい。


「え? 道分からないですよ? 教えられてもあんな入り組んだ道、覚えられませんよ?」

「どうせここに住むのじゃ。予行練習じゃよ予行練習」

「お…横暴だ……!」

「知らんよ」


 そんなわけで待ち合わせ場所は無理矢理(←ここ重要!)決定した。


 ちなみに料理は全部奢ってくれるそうだ。ありがたや。


「子どもから金取れるわけなかろうが」

「ありがとうございます、ご馳走さまです。ここの料理、めちゃくちゃ美味しかったです!」

「うむ、ならよかったわい。お勘定お願いします。」

「はいはーい。こちらになりまーす。」

「カード、一括で」


 この世界では、支払いは殆どギルドカードからの引き落としだそうだ。ギルドの口座に貯金した分だけ使えるようになっている。

 もちろん、貯金している以上のお金は使えない。


「暗証番号をお願いしまーす」


 そして16桁の暗証番号がいる。最初は多いな!と思ったが、みんな普通に覚えているらしい。


「じゃ、いくか?」

「はい、ご馳走さまでした。」

「ええよ」


 その後、俺はモナに道を案内してもらって帰んのだった。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

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