12話 逃走中!
会話むず!!
頑張って書いたので読んでください!
どうも〜道に迷って数時間。もう無理、脚の限界とか思っているのに目の前の銀髪赤目の幼女に引きずられているケイでーす(笑)!
「こ…こっちか!? あ…あれ? ならこっち!?あれ!!??な…なら………………うぇ?」
いや本当にきつい! 3歳児のすることじゃないよ? 児童虐待防止法は?
「あ…安心しろ! 必ず出られるはずじゃ!」
「取り敢えず休憩しない?」
「? 妾は大丈夫じゃよ?」
こいつ、自己中か!!
「そうじゃなくて、俺がキツイの」
「あぁ、すまなんだなぁ。疲れたよなぁ? 少し休もうかのぉ」
と言うわけで、俺たちは今道の端に寄って座っている。そういえばこいつはなんでここに居たんだ? そう思い、モナの方へ視線をうつした。
「なんじゃ?どうかしたかの?」
「モナはなんでここに居たんだ? 普通はこんな所にこんな身綺麗な子どもがいるわけがない。なにしてたんだ?」
「うーむ、ただ闇市にきとっただけなんじゃがなぁ……」
闇市! スラム街で開かれていたのか!! いや待て、普通の子どもなら闇市なんて行かない。そんなことしたらすぐに捕まって奴隷として売られるだけだ。
まさかこいつ……
まさか!!!!!
ど田舎者か!!!!!!!!
そう言えば辻褄があう。さっきから、のじゃのじゃ言ってたのも、田舎特有の方言っぽい。
方向音痴なのも、きっとこの街に来てまだ時間が経っていないのだろう。
あるよねー。一回通ったからもう迷わないと思っていたら普通に迷っちゃうこと、あるよねー(笑)
うんうん、仕方ない。お姉さんぶりたい年ごろだもんねー。うんうん、そっかそっか。仕方ない仕方ない。
「な、なんじゃ? 急に優しい目でこっちを見おって?!」
「ううん、なんでもないよ。さぁ!そろそろ行こうか!」
「う、うむ。」
なんだか釈然としない顔をしてんなー。ま、いっか。俺も早くこんな所は出たいし。
そう思って立ち上がり、俺たちは、再び歩き始めた。
そしていくつかの角を曲がったら、でっかいおっさんと鉢合わせした。
そりゃもうでかかった。はみ出したお腹、薄暗いスラム街でも鈍く反射するスキンヘッド、何よりでかい!世紀末かな?っておもったよね(笑)!トゲトゲ無いけど。
そのデ……太った男はこちらを見ると、ニンマリと笑った。正確には俺の後ろにいるモナを、だ。そして……
「おーーい!!!こっちにいるぞーーー!!!」
と叫んだ。
ヤバッ!!!
咄嗟にモナの腕を掴んで走り出す。
まずい、マズイマズイマズイ!!!!!
後ろから太った男が追いかけて来る!!!!
あのデカイ体だ、曲がる時のGもすごいのだろう。まだ曲がり角が多いので、なんとか追いつかれずに済んでいる。だが、開けた場所に出たら一瞬で捕まるだろう !!
考えろ!考えろ!!!今俺はどうするべきだ!!!!
俺はおもむろに道端の石を砂ごと掴んで曲がり角から出てきた太った男に投げつけた!
「グァッ!!!??」
思った通り、太った男は反応出来ずに顔にクリーンヒットした。
よし!上手くいった!!これで少しは距離を稼げるはずだ。
……………………あっ!!!……
そう思った矢先、道が袋小路になっていた。
ヤバイっ!!!!!
急いで戻ろうとするが、その時には既に太った男が追いついていた。
「ヘッヘッヘッ!やっと追いついたぜ!!!」
その後ろからも続々と人相のわるい悪漢たちが、集まってきていた。
後ろは袋小路、前からは悪漢ども。絶対絶命のピンチだった。
どうでしたか?至らない点がまだまだありますが、どうか暖かく見守ってください!
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