11話 モナ・ルビー
自分のキャラクターが勝手に話し出すってこう言うことだったんですね!
考えてたのとかなり違ってきて、面白いですね!
目の前には齢11歳前後の銀髪赤目の幼女がいる。
「ふぅ〜、なんとか撒けたかの?」
「おい……」
「ん?あぁ、さっきの……なんじゃ変態?目覚めるのがちと早すぎはせんか?」
「俺は変態じゃねぇ!つうかお前のせいで服から此の世の物とは思えない悪臭がするんだよ!」
「うわっ!ホンマじゃな!臭っ!近寄るな!変態菌がうつる!」
「変態菌ってなんだよ!そんなもん持ってないわ!あとお前も臭いからな!」
本当になんなんだこいつ!今日は最悪だ……
「うおっ!確かに臭い!貴様!いつうつしおった!?」
「まだやんのかよ!?はぁ…騒いでたらさっきのおっさんたちが戻ってくるかもしれないよ?」
「ムッ!確かにそうじゃな……。ところで貴様、こんな所で何をやっておった?ここは子どもの来るような場所ではないじゃろう」
「それはお互い様だろう……。青空市を見に行ったら道に迷ってここまで来ちまったんだよ」
すると納得したような顔をして、こちらに手を差し伸べてきた。
「ならばさっさと出るぞ、こんな胡散臭い場所。妾の名前はモナ、モナ・ルビー。貴様の名はなんと言う?」
「俺はケイ、唯のケイだ。」
「ふむ、訳ありか。詳しくは詮索せんよ。それじゃあケイ、行くぞ」
なかなか俺が手を取らないことに痺れを切らしたのか、無理矢理手を掴み歩き始めた。
取り敢えずモナについて行けば安心だな!
「あ…あれ?ここを右じゃったよな?あれ?!行き止まり?!」
安心……だよな?
ここまで読んでくれてありがとうございます!
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