ルール説明
突然の主催者の登場により、大気が震えてた。
主催者は金ピカの鎧を着ていた。ダサすぎる。その上顔もかっこよくないし、口調も変。いいとこなさすぎだろ。
「お前なのか!俺らをこんなとこに連れてきたのは!!」
主催者はニヤリと悪い笑みをした。
「モチロン〜そうダァーわよぉ〜。君たちを連れてきたのはこの私ダァわよ〜。」
「お前、なんのためにそんなことをした!!」
俺は人生で初めて怒鳴っていた。
俺はオタクになる前は物凄く性格が優しい奴だった。って自分でいってしまった!てへっ
「ウーン。実験かぁなぁ?あとそれよりお前じゃなくて私は2次元と3次元を行き来できるもの。Travelerとでも呼んでほしいなぁ。」
男のくせにキモい口調しやがって!
「そんなになまえよんでほしいならお前のことは主催者とでも呼んでやるよ。それより実験とはなんだ?」
「詳しくぅはぁいえないーぃけど強いていうなら2次元と3次元を共存させるためぇかぁーな。共存させるためには2次元について詳しく知っている者が必要だからぁ君たちぃをよんだんだぁよ。」
「そもそもここはどこだ!おまえ1人では連れてこれるわけがない!どうやって連れてきた!!そして今2次元の話が何故でてくる!」
「ここは2次元の世界の中心点。ディメンション2だわよ。そして3次元から2次元へ転移して連れてきたのさ〜。」
おれは絶句した。
まさか2次元の世界にいたとは。
でも流石に嘘だと思う。嘘だと信じたい。だが奴の顔は全然嘘をついているように見えなかった。
もし奴の言っていることが本当だと思うと焦る気持ちと興奮する気持ちが入り混ざってしまう。
とにかくここの場所については奴が一番知っている。だから今は従うしか道がないのだ。
「おれらはどうすればいいんだ。」
『ダメよ!あんなやつのこと信じて!プン』
「仕方ない。今はこうするしかないんだ。ここがどこであれ、ここを知るのは奴だけだからな。」
「潔いねぇ。イレギュラー(角風)クゥン。じゃあルール説明をしようか。まずこのディメンション2は三つの国に分かれている。その三国にクルーズ参加者が均等に分かれているぅわ。そして国ごとにこの世界から出されるクエストに挑戦してもらうわぁ。クエストをクリアするとポイントがもらえる。そのポイント様々な場面で役に立つから注意しぃなぁ。まぁ今はこのくらいだけにするわぁ。また次の機会に教えてあ・げ・る。」
ザザッっと音がなりスクリーンは消え主催者は消えた。そして主催者の気味の悪い高笑いだけが部屋に響いた。
まぁこれから面倒くさいことがあるのは理解でき
た。それと主催者はキモいから二度会いたくないと心に決めたのであった。