『変わり者の従妹と婚約する事になりました』関連 登場人物等一覧 ※ネタバレ有り〼
『変わり者の従妹と婚約する事になりました』シリーズの登場人物一覧です。
関連作が増え人物も入り乱れて来たので、補足として作成しました。
※ネタバレが有ります。こちらを読まなくても本編を理解するのに支障はありませんので、気になる方は回避してください。
※随時更新する予定です。
※現時点でシリーズとして投稿済みのお話は以下のとおりです。
『変わり者の従妹と婚約する事になりました』
出演:マクシミリアン、レオノーラ、クロイツ 他
『蒼の騎士の懊悩 新婚編』
出演:クロイツ、カー 他
『薔薇の騎士の密かな楽しみ』
出演:クロイツ、カー、見守る会の皆さん 他
友情出演:マクシミリアン、鬼姉その一
『女神様と赤毛の騎士』
出演:マクシミリアン、クラリッサ、鬼姉二人 他
『侯爵家にふさわしい花嫁』
出演:レオノーラ、クロイツ、カスパル 他
『祈りの泉』
出演:マクシミリアン、クラリッサ、ペトロネラ、トビアス、カー 他
<主な登場人物>
◆マクシミリアン=コリント◆
赤茶色の短髪、茶色目。初出十六歳の王立学院(※)の学生。18.2コルト(≒182cm※)の中背(成長途中)。子爵家次男で六人 兄姉弟の末っ子。
未婚の鬼姉二人にこき使われ、恋愛に疎い『脳筋』と揶揄され堪える日々。
実家の武術道場で師範資格を持ち、現役五指に入る実力を持つ。
◆レオノーラ=アンガーマン◆
茶色のくせ毛、緑色目。初出十六歳、15.8コルト。侯爵家令嬢で兄が一人。
小柄で年齢より幼く見られがち。口を開かなければ清楚で可憐な少女に見える。
王立学園で飛び級を重ね教師を務める。仕事ばかりしている変わり者。
マクシミリアンは従兄で、兄妹のような存在。
◆クロイツ=バルツァー◆
黒色のくせ毛、水色目。初出十九歳。20.5コルト。侯爵家嫡男。妹と弟有り。
王立学園を優秀な成績で卒業、自治会長を務めた。卒業後近衛騎士団に所属し、現在は少尉。
秀麗で精悍な顔立ちの美男。貴族令嬢達の偶像で『蒼の騎士』と呼ばれる。
◆カー=アドラー◆
銀色の直毛、灰色目。初出十八歳。19.1コルト。公爵家三男。兄二人、妹二人有り。
王立学園では自治会役員を務める。近衛騎士団に所属し、現在は少尉。
『薔薇の騎士』と呼ばれる美男。垂れ目がちな瞳に泣きボクロが特徴で、女性関係に節操が無い事で有名。自称『愛の伝道師』。
◆クラリッサ=アドラー◆
銀色の直毛、灰色目。初出十五歳。17.5コルト。公爵家長女。
幼馴染のクロイツに恋するあまり、派手な装いで周りを威嚇。グラマーなスタイルと美貌を持ち、アドラー家の至宝と呼ばれる。失恋後は憑き物が落ちたように年相応の装いに戻り、行動も落ち着いた。マクシミリアンを親友と呼び交流している。イメチェンが巷の貴族子息に大好評。
<その他の登場人物>
◆ハインツ=アンガーマン◆
金髪、緑色目。初出四十八歳。18.5コルト。侯爵家当主で王国の宰相を務める。
文のアンガーマン家は代々学者、文官を輩出する家柄。
早逝した妻に目の色以外そっくりのレオノーラに厳しく出来ない。
◆カクタス=ド=サイラス◆
野太い声と熊のような髭、筋肉ムキムキの格闘家のような体格を持つ。21.5コルト。
『傭兵の国』カクタス(※)の第三王子。半年ほど王立学院に遊学していた。既婚妻一人。
◆マアサ◆
レオノーラが幼い頃から侍女を務める。
◆コルドゥラ=コリント◆
マクシミリアンの鬼姉その一。コリント子爵家三女。17.8コルト。威圧感がスゴイ。
◆デリア=コリント◆
マクシミリアンの鬼姉その二。コリント子爵家四女。16コルト。小柄だが力が強い。
◆アドラー公爵◆
銀髪、灰色目。柔和な印象の垂れ目気味な瞳の男性。母は時の第三王女。
貴族院の議長を務める。
◆トルデリーゼ=アドラー◆
榛色毛、水色目。初出四十二歳。17.0コルト。公爵夫人。
グラマーでセクシーな美女。無表情だと冷たく見えがち。意外と生真面目。
◆ノエル=マルグレーブ◆
金茶メッシュの入った黒髪、金茶色の目。19.5コルト。見た目は五十代前後だが年齢は非公開。細身の異国人。
王立学院学院長。レオノーラの才能を早くから見出し引立てた。
◆アドラー家の若い使用人◆
夜会で庭園を担当。ちゃんと空気を読みます。密かに有能。
◆アーベル=オストバルト=シュバルツ◆
シュバルツ王国の聡明な王子。
◆イレーネ◆
清楚で儚げ、しかしグラマーな美女。クラリッサの取り巻き。
◆エマ◆
金髪を巻髪にした大きな目をした、グラマーな美女。クラリッサの取り巻き。
◆見守る会の皆さん◆
創作物語『蒼の薔薇』(※)に感銘を受け、クロイツとカーの運命の恋を見守る。
◆トビアス=ゲゼル◆
金髪、榛色の目。初出十三歳。18.1コルト。侯爵家次男。
クラリッサの婚約者候補。
◆ペトロネラ=フライ◆
金髪碧眼。初出十六歳。16.3コルト。男爵家の三女。
デビューしたての頃クロイツに淡い恋心を抱くが、クラリッサと取り巻きに牽制される。
強引な男に迫られている処をマクシミリアンに助けられて好意を寄せるように。
◆キストナー◆
伯爵家の次男。近衛騎士団に所属する騎士。柔和な表情の体格の良い男。色々とおしい。
◆ジーモン=ウーラント◆
榛色の長髪、榛色の目。マクシミリアンの王立学院の悪友。
子爵家嫡男で従妹である愛らしい伯爵家三女と婚約中。
◆カスパル=バルツァー◆
狷介な侯爵家前当主。妻は既に他界。
有能で真面目だが人の心の機微に疎い仕事人間だった。
嫁と孫嫁に連戦連敗しているにもかかわらず立ち上がる、不屈の老人。
◆フォルクハルト=バルツァー◆
柔和な雰囲気の現侯爵家当主。剣は苦手。妻を崇拝しており、先回りして雑事を奪う。
◆ゲオルギーネ=バルツァー◆
元近衛騎士。隣国に嫁いだ王女の警護を担当していた。精悍で秀麗な貴族女性の人気を独占した伝説の騎士。剣を握らせれば大抵の騎士に引けを取らない。幼い頃から女性としての教育を受けておらず、雑事等に疎い。護衛騎士の指導、警護計画の指示の他、領内の私兵組織の強化、子供達の剣術指南を担当。趣味は狩猟で猟師組合の組合長も務める。
◆アクス◆
バルツァー侯爵家の家令。
◆ビルギット◆
バルツァー侯爵家の侍女頭。
◆マルガ=ハインミュラー◆
黒髪の伯爵家の令嬢。嫋やかな容姿の美しい女性。クロイツの昔の交際相手の一人。クロイツの子供を妊娠していると訴えてカスパルに取り入る。
◆ラムぺ◆
カスパルが理事を務める女王杯運営委員会の事務局長。
平民出身の元騎士で有能だった為一代限りの男爵位を賜った。
簡潔で適切な仕事をする信頼のおける男であるが、流行に敏感な孫娘に甘い一面も。
◆オティーリエ=コリント◆
赤茶色の髪、茶色目。カスパルの五つ年上。子爵家の一人娘。コリント流武術道場の継承者。
しっかりした眉の少年のような顔立ちの少女。
剣術の達人で王立学院に初めて入学した女子生徒。
◆ブルーノ=コリント◆
コリント流武術当主に師事する平民の武芸者。カスパルの十年上。
カスパルの学院入学前の剣術の家庭教師を務め、のちにオーティリエの婿となる。
寡黙な達人。実は無双。
◆ツェーザル=バルツァー◆
カスパルの五つ年上の兄。オーティリエとは学院で同期生だった。
騎士になり、ホルン首長国の要請で向かった遠征で死傷した。
◆ロミー=モットル◆
伯爵家次女。カスパルと同い年。
亡くなったツェーザルの元婚約者で、その後カスパルと婚姻を結んだ。
◆前々バルツァー侯爵◆
ツェーザルとカスパルの父
◆バルツァー家の若い使用人◆
イモを運んでいてレオノーラと遭遇。
◆イグナーツ◆
ゲオルギーネに幼い頃から付き従っている護衛。21.1コルト、既婚。
ゲオルギーネを操縦できる数少ない人材の一人。
◆フーベルト◆
ゲオルギーネの護衛。17.8コルト。
イグナーツに傾倒する真面目な新人。ゲオルギーネに対して警戒するあまり、少々口煩い。
◆バルツァー家の護衛の皆さん◆
ゲオルギーネの指揮下にあります。が、基本的に皆イグナーツ兄貴派です。
◆ファイト=バルツァー◆
クロイツの弟。初出十三才。妹のアデリナとは双子。
王立学院寮で暮らしており、長期休みのみ屋敷に帰る。
◆アデリナ=バルツァー◆
クロイツの妹。王立女学院寮で暮らしている。
◆新入生たち◆
マクシミリアンに憧れる剣術好きの男子生徒とその友人。
◆アドラー家の護衛さん◆
超優秀で気も利く出来る男。
王家の流れを汲むアドラー家は近衛に次ぐ難関の就職先です。
◆インメル家の方々◆
アンガーマン侯爵領の泉周辺の山の管理を任されている一族。
◆アルフレート=ハーニッシュ=シュバルツ◆
シュバルツ王国の前国王。長らくレオノーラの前で植物採集フリークの『へリング伯爵』を名乗っていた。
◆アロイス=ゲゼル◆
金髪、榛色目。初出十九歳。侯爵家嫡男でトビアスの兄。
◆レルシュ=ヴァルトール◆
黒髪、青色目。初出十六歳。伯爵家令嬢でアロイスの婚約者。
◆アリ―セ=ダウム◆
ふくよかな体格、柔和な容貌の侯爵夫人。トルデリーゼの女学院時代からの親友。
◆マルコ◆
アドラー公爵家の家令。
◆マーリア◆
女学院生の伯爵令嬢。ジーモン=ウーラントの従妹で婚約者。『蒼の薔薇』に傾倒中。
◆ザシャ◆
王立騎士団王都警邏隊所属。ゴツイ体格、栗色の短髪の平民騎士。地方回りをしている間に金持ちの後輩に可愛い幼馴染を掻っ攫われた経験あり。
◆ロルフ◆
王立騎士団王都警邏隊所属。焦げ茶色のポニーテールと口髭がトレードマークのゴツイ体格の平民騎士。男子禁制の女学院に何やら大きな夢を見ている模様。
◆ラーラ◆
『王立騎士団警邏隊独身騎士の会(仮)』御用達の居酒屋『小熊亭』の看板娘。豊満なのに童顔という罪な容姿を持ち、明るい性格で騎士達に大人気。
◆ラウク中尉◆
ヴァルドール領派遣団を率いる指揮官。髭あり三十代。我儘貴族に振り回される事に辟易している平民出身の騎士。
◆ディルク◆
ヴァルドール領派遣団に招集された黒髪の平民騎士。ラウク中尉に申し付けられクラリッサの案内をした。
◆カミル◆
ヴァルドール領の孤児。人買いに攫われた所をマクシミリアンに救われる。瞳は黒。
◆イーヴォ◆
ヴァルドール領の孤児。攫われた仲間を助けて欲しいと派遣団に訴えた。
◆ライムント=ヴァルドール◆
ヴァルドール領主。辺境の港町の伯爵。へリング漁により莫大な富を手にするが。
◆ベッセル少尉◆
ヴァルドール領派遣団第二分隊三十人を指揮。コリント流武術道場出身でマクシミリアンとは以前から顔見知り。公にはしていないがカー=アドラーの配下でもある。焦げ茶色の短髪と瞳、二十代後半の神経質そうな線の細い男性。ちなみにマクシミリアンは第二分隊所属となる。
◆フォイゲ少尉◆
ヴァルドール領派遣団第一分隊三十人を指揮。
◆フリーダ=エッガース◆
ヴァルドール領の査察担当官として中央府から派遣された財政補佐官。エッガース侯爵家の次女で才媛と名高い。王太子妃候補の一人だが、仕事人間で婚姻に興味を持っていないらしい。夕焼けのような真っ赤な髪をひっつめにし、眼鏡を掛けた赤茶色の釣り目の女性。背が高く細身。変わり者の侯爵令嬢その弐。ドエス疑惑あり。
◆ヴァイゼル◆
ヴァルドール領派遣団に招集された騎士。
◆キュンネケ◆
ヴァルドール領の査察担当官として、フリーダの前に中央府から派遣された主任財政官。フリーダに『血筋だけを頼みにする無能者』と一蹴される。ライムントから賄賂を受け取った模様。
(※)シュバルツ王国とその周辺国の設定についての補足
( )カッコ内は現代日本の単位
◇シュバルツ王国の長さの単位と平均身長◇
1コルト=手の横幅の長さ(約10cm)
1モルド=9コルト。胸の中心から片腕を広げた長さ(約90cm)
男子平均身長 18.1コルト(≒181cm)、女子平均身長 16.8コルト(≒168cm)
◇シュバルツ王国の時間の単位◇
一刻(≒一時間)
◇シュバルツ王国王立学院高等部◇
十三才~十五才の貴族子女が通う。特別に認められれば平民も通学可能。
基本的には学生は寮生活となる。女子生徒は家から通学。
通常は貴族女性は女学院に通い、そのまま結婚する。
王立学院に入学する女性は卒業後、希少な職業婦人となる。職種は騎士、文官、医師、教師など。
◇シュバルツ王国王立学院初等部◇
十才~十二才の貴族子女が通う。
後半男女別に教室が分けられる。それまでは男子の剣術と女子の刺繍のように一部授業のみ男女別。ダンスは一貫して合同授業。
◇『蒼の薔薇』◇
巷で人気の、蒼の貴公子と薔薇の貴公子の運命の愛を描いた創作物語。
◇カクタス王国◇
『傭兵の国』と呼ばれる武人の国。主な産業は傭兵派遣。
シュバルツ王国とは古くから同盟関係にある。
一夫多妻制は常識だが強い男性しか結婚できない。通常第二夫人を迎える時は二年以上間を空けるのがマナーらしい。
◇ホルン首長国◇
巫女姫を首長とする国。大陸に繋がる半島に位置する。
◇シュバルツ王国の爵位◇
三公爵家、九侯爵家、二十七伯爵家、八十一子爵家と基本的に頭数が決まっている。
男爵家のみ世襲の八十一家に加え現在一代限りの男爵位、百六十二家が授与されている。
なお一代限りの爵位については爵位の数に制限は無い。
三公爵 :アドラー家、クレマー家、ベルンシュタイン家
九侯爵 :アンガーマン家、バルツァー家、カロッサ家、ダウム家、
エッガース家、フェルステル家、ゲゼル家、ハルトヴィヒ家、
イルクナー家、イェシュケ家
二十七伯爵:キストナー家、ハインミュラー家、ヴァルトール家、
シュタウディンガー家、テクラ家ほか
八十一子爵:コリント家、ウーラント家ほか
八十一男爵:フライ家ほか
◇シュバルツ王国アーベル王太子の婚約者候補五名◇
ゾフィーア=ベルンシュタイン(公爵)
エルネスタ=カロッサ(侯爵)
フリーダ=エッガース(侯爵)
ミリヤム=イルクナー(侯爵)
テクラ=シュタウディンガー(伯爵)