表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒白のカルラ  作者: 輝輝
一章 「覚醒」
8/13

七羽 「二宮」

『君は弱いね、真夜』「違う。僕は弱くなんかない」

『いいや、違う。君は弱いんだよ』「違う……違うッ」

『だから受け入れろ……僕を』「絶対に嫌だッ」」

『なぜ』「お前のことが嫌いだから」

『弱いままじゃ何も守れないのに?』「……それは」


『強くなりたいんだろう?』



『僕を――受け入れろ』


 目が、覚めた。

 気づけばバスはもう少しでショッピングモールというところで、バスの中はそれに伴って喧騒に包まれていた。

 どうやら少しだけ意識が飛んでしまっていたらしい。

 昨日はしっかり眠ったはずなんだがな。

 ふと、そこでバスが騒がしくなっているのに気づいた。

 車内を見回してみれば、老若男女、様々な人々がバスに乗り込んできて、あまり人混みが好きではない僕には既にアウェーの雰囲気といった風に感じられた。

 四辻麗華といえば、毅然とした態度で(僕の腕に胸を当てながら)、佇むのみ。

 しかし、たったそれだけで、彼女は抑えきれないほどの美しさを放っていた。

 僕の貧相な語彙ではとても表現出来そうにないが、正直にそう思った。

 まぁ、僕の腕に当たるたびに、むにゅん、という擬音がぴったりなほどに形を変えて動く柔らかな二つの膨らみのせいで、僕の意識というか理性というかとにかく人間として大事なものがガリガリと持っていかれているような気がするので、美しいとは思っていても口に出さないのだが。というか出せないのだが。

 あぁーもう非常にやりづいな。  

「なぁ、四辻麗華」

「何かしら?」

「僕はさっきも言ったはずだ」

「覚えていないわね」

 いやいや。

「その……だな。胸が、な」

「嫌ではないのでしょう?」

 むにゅん。

 ぐにゅん。

 ゆよん。

 またしても胸という強大な圧力が僕の腕で形を変えて理性のダムを決壊させようと迫ってくる。ええーい、いい加減にしろっ。

「な、なぁ、四辻麗華、あなたはもしかしたら知らないかもしれないが、実は僕は生物学上、というかそもそもどこからどう見ても男なんだ」

「あら、それは初めて知ったわね。意外と女性らしいところもあるものだから」

 言われてみれば、まぁ確かにそうなんだけれど。

 僕は生まれつき、肌が白めだ。そしてまつ毛が長い。そして髪が男性にしてはサラサラ。

 理由はよくわからないが、確か残っている写真を見る限りは父親も僕と同じだったようだから、遺伝なのかもしれないな。しかしまつ毛が長くて良いことなんて体感している限り一つもないのだけれど。何が羨ましいのやら。

「うるさい、まつ毛が長いのと肌が白いのは生まれつきだ。

――だから僕もアレだ、万に一つの間違いがあってあなたを襲うかもしれないだろう?」

「別に私は襲われても構わないのだけれど」

 あ、それはちょっと僕が社会的に死ぬのでNGの方向でお願いします。

「あー、あー……えーと、襲うぞ、ガオーッて」

 何となく熊の真似(というかこれはシーサー?)をしながら言ってみる。

 まぁだいたいそんなこと僕に出来るわけがないんだけれどねほら大体僕ってチキンだし! ヘタレだし! 女性を襲うだなんてそんなこと出来るわけがないしそもそも通報されれば一発で人生終了だし終わっちゃうしそれを考えるとやっぱり女性を襲うだなんてそんなこと出来るわけがないですよね!

「熊じゃないんだから」

「一応凶暴だと言えばそうだぞ」

「まぁ、そうね」

 熊はあれでいて結構恐ろしいところがあるのは皆さん知っての通りだろうが、本当に熊という動物は恐ろしいものなのだ。

 死んだふりとかしてみ、殺されるから。

「私は熊よりも凶暴な自信があるわ」

 まるで有名な作家が作ったオブジェのように、彼女は作り物めいた微笑みを見せながら呟いた。

 その微笑みに一々見とれてしまうのは、僕だけではないはずだ。

「ご冗談を」

 本当は冗談になど聞こえなかったが。

 同じく笑って言葉を返しながら、一方では僕にも思い当たる節があった。

 彼女が時折見せる、剣呑さを纏った雰囲気は、まさに近寄っただけで怪我してしまいそうなほどの鋭さを持っている。

 普段の穏やかで温厚な四辻麗華が確かに存在していると同時に、凶暴な四辻麗華もまた、心のどこかに潜んでいるのではなかろうか――……?

「でもね、それは人間誰だってそうなのだと私は思うわ」

 四辻麗華は話を切り替えるようにして言った。

「どういうことだ?」

 少しだけ興味があったので、僕は話を聞くことにする。

 他人の価値観に触れておくことは、僕にとっても良い機会だ。もしその価値観が理解出来なくても、こういう考え方もあるんだと割り切ることさえ出来れば良いのだから。

「朽葉くんは、人間は本能で何を求めていると思う?」

「そうだな……子孫繁栄、とかか?」

「そうね、それは間違いではないと思うわ。セックスをして快楽を得ること、そして子を築くことは確かに本能に刻みつけられた欲望よ」

 頼むからバスの車内でそういう単語を出さないでいただきたい。言っていることには同意するのだけれど。

 周囲の視線はこちらに集まっていても、人々の話し声やバスの走行音で言葉までは聞こえていないのが幸いか。

「そして、人間には求めているものがもう一つ」

「何だ?」

「日常からの脱却だと、私は考えるわ」

 ファンタジーじゃないんだから。

 そう言って否定しようとした――が、確かに小さい頃、そういう夢を抱いていた時期もあったな。

「例えば、異世界に行ってみたい。

 例えば、異能を手に入れてみたい。

 例えば、剣を握って悪を討ってみたい。

 そしてそれだけではないの」

「……」

「私たちは、


 ずっと深い本能の奥底で、戦いを望んでいるのよ」


 その言葉は――僕の胸に、ストン、と落ちた。

 そう、地球の重力に引っ張られるリンゴのように、僕の胸に当然のように落ちて、僕の仲の深い深いところに落ちていった。

「戦いとは?」

「あなたも喧嘩したことがあるならわかるでしょう?

 相手を殴った時の、拳が肉にめり込む感触、骨が拳に当たって響く音、蹴りが綺麗に決まった時の快感。相手をもっと嬲りたいという衝動」

 それこそ否定出来なかった。

 子どもの頃、確かにそれを感じて思いのままに喧嘩していた節があることを、僕は目を背けてはならないのだろうと思う。

 子どもだったから。いや、だからこそそれを純粋なままに感受して、もっと味わいたいと思っていたのだろう。まるで麻薬のように、それは僕を優しく地獄へと落とすのだ。

「僕はそんな人間にはならない」

「果たしてそう断言出来るかしら?」

 言うだけなら誰だって出来るわ。と、四辻麗華は僕のほうを見ないままに重々しく呟く。

「……」

 僕は、口先だけの男にならないでいられるだろうか。いや、きっと不可能だろう。多少霊が見えるだけで、ごくごく普通に生きてきた僕には不可能なことだ。

 四辻麗華は、どれほどの凄惨な過去を乗り越えて生きてきたのだろう。僕には及びもつかないようなものだったのだろうか。

 いや、それを僕に考える権利はない。

 彼女の過去は彼女のものであって、それ以上でも以下でもない。であれば、僕が今ここであーだこーだと考えていても無意味だ。

「なぁ、四辻麗華。ひとまず難しいことは置いておこう。今日という日を楽しむことだけ考えようじゃないか」

「そうね、それが良いと思うわ。……今日は洋服も買うつもりだから、ついでに朽葉くんの洋服も選んであげる」

 洋服なんてまともに考えたこともない僕にとっては、ブティックなどまさに魔界である。ジーンズとシャツさえあれば何とかなるだろうという思考(そもそも部活をしているので、意外と私服を着る機会が少ない。気づけば一週間制服しか着てませんっていう場合のほうが多い)のもと生きているのだから。

 というか洋服はお金がかかりすぎる。テレビとかでよく見ることだけならするんだけれど、高すぎるだろ。

「お金もかかるし、別に僕の分は気にしなくていい。あなたを眺めているだけで満足しそうだ」

「あら、別にお金はいいわよ? それに、私が選んであげたいだけだから」

 その一言で、僕は黙り込むしか選択肢がなくなってしまった。そんなことを言われては選んでもらうしかないではないか。

「……じゃあ、お願いするよ。ただし、あくまでも本命はあなたの買い物だからな」

 拗ねたようにして吐き捨てるのが、やっとだった。


 そうしてショッピングモール前のバス停で降りて、ショッピングモール内を見て回ること一時間。

 四辻麗華は想像以上(まぁこれが女性というものかもしれないが)に買い物が好きなようで、さっきからあっち行ったりこっち来たりということを繰り返している。今は化粧品ショップで店員さんと談笑しているようだ。

 様々な化粧品を手に取りながら、コロコロと表情を変える四辻麗華はさながらドラマのワンシーンを演じる女優かと錯覚するほどに女性の魅力に満ちあふれている。

 しかし、化粧品だらけの場所によく三十分以上もいられるものだ。

「そろそろ次のところに行かないか……」

「もう少し待ってね、朽葉くん」

 言いながら、最近の流行だという化粧品に目を輝かせている。

 おいおい。

 家具はどうした、家具は。

 ……まぁ、別にあとでも見に行けるし、いいけど。

「ねぇ朽葉くん、これとこれ、どっちが私に似合うかしら?」

 そう言う彼女が持っていたのは、二種類のグロス。

 正直に言えば男性の僕には何が違うのかさっぱりわからないし理解出来る気もしないのだが、それでも彼女は僕に選べと言っているらしい。

 えー……と。

「別にどっちでも良い。似合うだろうな。だが、僕はそのままのあなたが一番良いと思う」

 思ったことははっきりと言う。

 言葉に出さなければ伝わらないこともあるのだから。

「そう? なら、これは買わなくてもいいわね」

 そう言って、四辻麗華は二つのグロスを売り場へと戻し、これが当然だと言わんばかりに僕の腕に腕を絡めながら次の売り場へ行くように促した。

 なぜ腕を絡めるのだ。

 当たっているでしょうがその柔らかいふくらみが。

「腕を絡めるのはやめろ……」

「どうして?」

「そのー、アレだ。暑いだろ」

 本当は暑くないです。

「いえ、別に」

「じゃあアレだ。歩きにくいだろ」

 別にそういうわけでもないです。

「参考までに意見するのだけれど、あなたと私の身長はそう変わらないと思うわ」

 確かに。

 言われてみれば、四辻麗華は意外と長身であることに違いはない。僕が170を少し過ぎたくらいだったと思うが、僕とそう変わらないということは、165くらいはあると見ていいだろう。

「……じゃあ――

「別に良いでしょう、デートなんだから」

「いや、デートじゃない。デートではない。断じてデートではない。ただの買い物だ」

「朽葉くんの価値観では、男性と女性が腕を絡めて歩いているのはデートと言わないのかしら?」

「いや、僕がデートだと思っていないからデートではないはずだ」

 自分で言っていて悲しくなってくるほど暴論だな。

 ……本当は嬉しくもあるさ。これほどの美人と買い物に来る機会など、これから先の僕の人生でもこれが最初で最後だと思う。

「いや……嬉しいよ。本当は。今日、あなたと一緒にここに来れて良かった、と心の底から思ってる」

「そ、そう。……全く鋭いのか鈍いのか……」

「別に鈍くはないつもりだが」

「聞こえていたのっ!?」

 これほど人が多くても、腕を組むほど近ければ意外と聞こえたりもするものだ。

「そう……ね」

 少し濁したような言い方になってしまう。

 あまり聞いてはいけないことだっただろうか。

「私も、朽葉くんとここに来れて――良かったわ」

 四辻麗華は太陽のように明るく、日陰を照らすかのようにして微笑んだ。

 その煌めく笑顔だけで僕を黙らせることが出来ると、彼女は知っているのだろうか。

 いや、未来永劫知らなくていいさ。

 破壊力があり過ぎる兵器は、そうそう使うものではない――昔も、そして今も。


 四辻麗華が化粧室に行ってくるというので、僕はその近くで一人待っていた。

 喉が渇いたので、自販機でジュースを買おうと思い、硬貨を財布から取り出そうとしていた時、先に横から硬貨を投入する指があった。

「……あ、もしかして横入りしてしまいましたか?」

 言いながら申し訳なさそうに苦笑いする、黒髪ポニーテールの女性。いや、女性とは言っても僕と同じくらいの年齢だろう。身長も、僕と変わらない。四辻麗華よりも少し高いとさえ思える。

 しかし――清楚。

 その一言だ。

 四辻麗華が美人だとすれば、彼女は清楚だと言えるであろう。似てはいる。しかし決定的に違う。

 綺麗なアーモンド型の目、長いまつ毛、四辻麗華とは違った形で、スマートに整った顔立ち。四辻麗華のような美しさではなく、例えるならば――職人によって作られた一本の竹刀。心に芯の通った、決して折れぬ、静謐を保つ一本の流麗な竹刀といったところか。

「あぁ、いや、大丈夫です」

「そうですか? すみません」

 申し訳なさそうにしながら、女性はガコン、という音を立てながら落ちてきたペットボトルのお茶を取った。

 僕もそれに引き続いて自動販売機に硬貨を突っ込み、ペットボトルのお茶を購入する。

 しかし、これほどの美少女であれば、校内でもそこそこの噂にはなると思うのだが……もしかしてうちの高校の生徒ではないのだろうか。いや、着ているジャージが部活で指定されたものである場合もあるか。

「あの、失礼ですが、高校生ですか?」

「ええ、まぁ。海明高校二年です」

 とりあえず高校まで言っておく。

「あぁ、お隣の高校で、しかも同学年だったんですね。わたしは創嶺高校二年の、二宮(にのみや)りんといいます。二つの宮に、凛然の凛です」

 恭しく頭を下げてくる二宮凛に、ひとまずこちらを頭を下げておく。

 向こうが名乗ったのだ、僕も名乗らないわけにはいかないだろう。

「僕は朽葉真夜。朽ちる葉っぱに写真の真と夜。……同学年なんだ、敬語はなしでいこう」

「わかり……わかった」

 さて、お互いの軽い自己紹介を済ませたところで、僕が今しがた気づいたことについて正直に答えてもらおうじゃないか。


「さて、二宮さん――君は霊能力者だな?」


「ああ、そうだ」

「感じられる霊力もそれなりに強い。生まれつきか?」

「そうだな、この力は生まれつき備わっていた。先祖が強い霊能力者だったらしくてな。いわゆる先祖返りだ」

 なるほどな、そういうこともありうるのか。

 確かに、霊能力者どうしの子――開眼者は確実に強い霊能力を持つことがわかっているが、先祖返りで強い霊力を持ったまま生まれてくる子もいるのか。まぁ、確かに考えてみればありそうな話ではある。

「そういう真夜くんは、あまり霊力は強いほうではないな」

 いきなりの名前呼びに少々戸惑うが、それには構わず二宮凛の言葉を肯定する。

「まぁね」

 霊能力者としては力がないほうだろうな。

「しかし、霊力が強くても、それこそ良いことなんて一つもないさ。中途半端だから、よく悪霊に狙われてね」

「なるほどな。それは大変だろう」

「ああ。……もっとも、もう慣れてしまっているのだが」

 四辻麗華のように、二宮凛と比べ物にならないほどの霊力を持っていれば、狙われることもないのだろう。あの人は悪霊に狙われるどころか、力が強すぎて遠ざけている節がある。

「そういえば、君から残留霊力を感じる。それも、人並み外れた量だ」

「あぁ、まぁちょっと訳ありの人と買い物に来ていてね。……噂をすれば、戻って来た」

 化粧室から出てきて、こちらに向かって歩いて来ている四辻麗華がいた。

 僕と話していた二宮凛を見つけるなり、むっとした顔をして、

「あら朽葉くん、浮気かしら」

 などとのたまった。

 二宮凛も、さすがにこの一言にはびっくりしたらしい……少しだけ不快そうな表情を見せた。

 いや、アレだ、確かに四辻麗華は綺麗だが、僕の彼女だとかそういうわけじゃないから。まぁこんな野郎とこれほどの美人付き合ってるわけないって思うよね! だから説明するまでもないよね! ははは……。

「違う。たまたま知り合っただけだ。そもそも二人は初対面だろう、そんなことを言うなよ」

「そうね――ごめんなさい。名前は?」

「二宮凛といいます。彼は浮気なんかしてませんよ」

 そういって、またも恭しく頭を下げる。

「私は四辻麗華よ」

 言いながら、その白く長い腕を僕の腕に絡めてくる。

 ええい、やめんか。

「どうしてあなたは人前でそういうことをする……」

「朽葉くんが浮気しているかもしれないのだから、当然でしょう?」

「自慢出来ることじゃないが、彼女いない歴と年齢はイコールだ、安心してくれていい」

 全く誇れることではないな。

 ちなみにこの前読んだ雑誌では「なぜかモテないランキング一位」だった。先があると期待していいものなのかこれからも一生モテないと現実を突きつけられているのかどっちなのだろうか。

「あら、そうなの――てっきりモテているものだと思っていたのだけれど」

「泣くぞ? 泣いちゃうぞ? 泣いてもいいよな?」

 あたかも本当にそう思っていたかのような顔でそんなことを言うのだから、僕は泣くより他に選択肢を持たない。

「泣いたら私が抱きしめてあげるわ」

「お断りだ」

 しかし、これほどに強い霊力を持っている人が現れたというのに、二宮凛は眉一つ動かさない。

 さっき、悪霊に狙われていることに関しては慣れていると言ったが……自分もそれなりに強い霊力をもっている分、別にどうとも思わないのだろうか。

 僕がそれについて思考していると、二宮凛は自身の細くすらりとした腕に目を落とした。のではなく、正確には腕時計に視線を向けた。

「それじゃあ、わたしはこの辺で失礼させてもらいます。部活がありますので。

 ……真夜くん、また会えると良いな」

 にこり、と微笑む二宮凛。

 僕もつられて笑顔になる。

「あぁ、そうだな」

 手を振りながら、そこで二宮凛とは別れた。

 横で四辻麗華が何かを呟いていたようだったが、人の喧騒に紛れて、僕の耳までは届かなかった。


「凛……相変わらずね」

 

【二宮凛】

長身で黒髪ポニーテールの、古風な話し方をする女性。

真夜と違う高校ではあるが同学年。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ