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第三十九話

ーーーーー翔鶴ーーーーー

無事な迎撃隊が帰艦してくる、

「損害は以上になります。」

楓くんからの報告を受けとる、撃墜機は出たものの人的損害は無いに等しい。これは喜ばしいものである。

「ふむ、滅多に当たらないが落とされる事があるというのが分かっただけでも僥倖ぎょうこうだろう。」

「はい、撃墜された機体は予備機の組み立てに入っています。損傷機は損害は軽微ですので、空いた穴の補修等だけで済んでいます。利根からは脱出したパイロットの救出は無事に終わったようですが、パイロット曰く凄いことになっていたそうです。」

「凄いことになっていた?」

どういうことだろうか。

「撃墜された飛竜で海面が真っ赤になり血の臭いに誘われて鮫が来ていたそうです、大量に。」

「マジか。」

「はい。」

「よく無事だったな。」

「利根達が到着するまで上空で機銃掃射をして寄せ付けなかったのと、他に餌がたくさんあったためそっちに行ったみたいですね。」

「飛竜か?」

「はい、数人の人間は生きていたみたいですので悲鳴が上がっていたそうですが。」

そこら辺は気にしても仕方がない。

「港に対する偵察はどうしますか?」

「それは私がまた出ます。」

大尉が艦橋に入ってくる、先程着艦してから一時間程たっており、ある程度の疲労は回復している筈だが。

「ふーむ、先程と同じように無茶はしないようにな。」

「分かってます、それにこれだけ近づいていれば往復にはそう時間は掛からないですから。」

そう言い終わった後、甲板に下りていき彩雲が射出される、今回は一機のみで行くようだ。さてどんな結果になることやら。

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