第二十三話
今のうちにレベルの確認をしておこう。
レベル46 EXP10/4600
生命力 6900(+300)
魔力 41400(+1800)
追加
巡洋艦1、駆逐艦・輸送艦・潜水艦2
「ドラゴンて経験値的にはおいしい敵だったんだな、ファンタジーの典型的な奴だから当然といえば当然か。というより人類低いな。」
勘違いしているヴァルトには悪いがこの世界の人間で竜を倒すことのできたものはいない、一種の天災扱いなので来たら生き残れたことを感謝しないといけないレベル。作者的解説終わり。
「では、巡洋艦と輸送艦を出しておくか。あちらで何かあるかもしれないしな。」
巡洋艦 利根
改装点
装甲の強化 水線装甲150ミリ、甲板装甲100ミリに強化
装甲の強化に伴う艦速低下の改善の為に機関を島風のものに換装、これにより艦速の増減なし
装甲の強化に伴うトップヘビーを防ぐためバルジを巨大化、旋回性能が若干低下
高角砲を長10センチ連装高角砲に換装
後部甲板を中心に40ミリ機銃、20ミリ機銃の増設(25ミリは20ミリ機銃に換装)
消費魔力 11200(基本1000、排水量1200、改装費9000)
輸送艦 氷川丸
病院船として使用
機関を島風と同じにして艦速を20ノットに
消費魔力 1125(基本500、排水量125、改装費500)
輸送艦 ときつ丸
秋津丸と同じ
消費魔力 1800(基本500、改装費500、艦載機800)
これで陸上戦力の不備も無く戦えるだろう、病院船は治療を行うために呼び出した。港の状態ではどれだけ負傷者がいるのか分かったものではない。
「秋津丸、ときつ丸のシュトゥーカは追撃時に力を発揮してもらおう。」
遊撃艦隊の補給が終了したので定位置に戻ると発光信号が来たので許可した、新たに加わった利根は遊撃艦隊に配備した。
「到着にはどれくらいかかる?」
「今の速度ですと三日もあれば到着します。」
「では戦闘配置解除、警戒態勢に移行せよ。適度に休憩させ疲労を取らせろ、酒は駄目だが酒保もあけておけ。」
「了解しました。」
「セシリアもお疲れ様でした、もう部屋に戻ってもいいですよ。」
セシリアを見ると大口を開けて間抜けな顔をしている、美人がそんなことをしていると嫁の貰い手がなくなるぞ。
「今船が出てきたような気がしたんだが、目の錯覚かな?」
「いいえ、私の能力ですよ。長く起きていると肌に悪いですよ。ゆっくりとお休みください。」
「うん、そうする。」
放心していると説得も楽だな。
レベルが5上がるごとに巡洋艦一隻、レベルが10上がるごとに空母・戦艦一隻ずつ増えます。




