第十一話
ーーーーー夕方ーーーー
「楽しい時間はあっとゆう間だなー。」
足元には大量の銃器が転がっている、撃つのが楽しくて時間が経つのをすっかり忘れてましたよ。トリガーハッピーとかいうやつですかね。
「魔力がまた戻ったし次だ、次の召喚だ。」
今度召喚するのは米軍の重機部隊、通称ハニービーと呼ばれた部隊だ。基地の設営とかさっさと作って欲しいので一個師団分召喚する。
重機部隊
人員 5000
装備 ブルドーザー、ショベルカー、ハーフトラックなど(全部防弾使用)
魔力 20000(次回からは40000)
この召喚だけで魔力切れですよ、まあこれだけいれば細かい港の整備とかは任せられるでしょう(丸投げと言えなくも無い)。
「初めまして、ヴァルト閣下。ハニービー部隊の指揮官シュミット・オブライエン大佐です。」
「ご苦労様、早速で悪いが仕事を頼んで良いかな?」
「はい、サーチライトで照しながら作業しますから。」
「じゃあ道路網の整備を頼めるかい、道がないと動きにくいからね。」
「分かりました、早速取りかかります。材料は何処ですか?」
材料が無ければ何も作れんな、残りの魔力でどれだけ出せるかな?
資材
10トンにつき魔力1消費(種類は何でも良い)
「何トンいる?」
「あればあるほど有り難いですね、余っても何かには使えますので。」
どうせトーチカや掩体壕を作るのに必要だから大量に出さないといけないだろう。そう考え魔力が続く限り出しておいた(種類はコンクリートの材料やら鉄筋やら、念のため食料も出しておく)。
「これで大丈夫かな?」
「はい、大丈夫です。道路はどの様に整備すればいいですか?」
「道路は緊急時に滑走路として使えるようにして欲しい、できるか?」
ドイツのアウトバーンは部隊の移動以外にも滑走路として私用できるように作られた、それを応用するということだ。
「可能です、ではアスファルトではなくコンクリート製になりますね。では作業に入ります。」
敬礼し重機で木々をなぎ倒しながら道を作っていった、禿山にならないように注意しておくべきかな?
「これで今日は何もできないな、ゆっくりと寝て英気でも養おう。」
「その前に食事ですよ。」
「分かっているよ、しかしレベルを上げるいい方法は分からないかい?魔力が増えればもう少し動くことができるんだけど。」
歩きながら楓君に疑問を聞いてみる。
「レベルを上げるには経験値が必要ですが、経験値は魚とかでも手に入ります。ですが自分よりレベルが低いものからは手に入る経験値が激減します、その為この事実を知る人間は居ません。」
「・・・どれぐらい下がるのかな?」
「数値にすると十分の一になります、ですのでこの世界の生き物のレベルが高いといってもそこまで高くはありません。それ以前に経験値が手に入るのを分かっていないものが大半ですね。」
「では今の私のレベルはどれくらいだ?」
普通がどれくらいなのか分からないのは厳しい。
「それは他の大陸の人間に聞いてみるのが良いと思います。そろそろ食堂に着きます。」
ドッグに併設されている食堂に行き夕食をとる、階級による食事の変化は無い。他国のものが来た場合のみ別だ。よって将官も下士官も皆同じものを食べている。
「いただきます。」
夕食を食べながら明日からの予定を考える、爆撃機用の基地が出来上がり次第海上戦力の復旧に取り掛かるべきだ。巡洋艦の枠でシャルンホルストを出したいがあれは排水量が三万トンを超えてしまっている、どうするべきか・・・。
「閣下、何か考え事ですか?箸が進んでおりませんが?」
楓君が心配そうに聞いてくる。考え事をしていて全く食べていなかった。
「うん、ちょっとね。そうだ楓君、召喚する船の排水量減らすやり方わかるかい?」
「どうしたのですか?満足が出来るものが無いのですか?」
「そういう訳ではないんだけとね、出来るだけ強力なのが欲しくてね。」
「でしたら改装せずに武装を減らして召喚すれば大丈夫です。」
「そんなので良いのかい?」
「基本で召喚するようになっていますからそのまま召喚しておけば魔力はそこまで消費しません、ですが他のやり方もあります。」
「どんな方法だい?」
「召喚の上限を越えた場合には召喚は出来るのです、ですが通常の十倍魔力をとられます。警告がありませんからそこは気を付ける必要があります。」
下手したら戦艦で出しておく方が良いということか。・・・今日一杯は考えておくか。それから小屋に戻って眠った、ただハニービー部隊の作業がうるさいなー。あー耳栓が欲しい。




