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第50話 拿捕後回航

ーーーー輸送船ーーーー

ズドドドドドド ドカーン

ネルソン、ロドネー、ビスマルク、ティルピィッツからの砲撃により大多数の船が沈没させられた。

「く、一体何事だ。監視員!何が起こっているんだ‼」

監視員も報告をしたかった、だがどう報告すればよいのか。敵艦隊から明らかに射程外だと思われるのに味方に攻撃を当てたという事を、そしてその武器を未だに味方に向けている事実を。先程攻撃された船はもう海上にはない、被弾してから燃え上がり沈んだのだ、たまに乗組員が逃げようと炎に包まれながら海上に落ちていく。二度と浮かび上がらない。

『直ちに停船せよ、これが最後の警告である。この警告に従わない場合以降の降伏は受け付けない、もう一度伝える、直ちに停船せよ、回答期限は一分。理解ある返答を期待する。』

近くに寄ってきた大きな船からその言葉が響いてきた。先程まで続いた轟音がまるで嘘のように止んでいる。

「どうしますか?隊長」

「どうも出来んだろう、あれほどの攻撃が出来るんだ。残った船も一蹴されるだけだ…降伏する。全ての船に停船するように伝えろ。」

「分かりました。」

次々と船が停船するが一部の船は「止まっても助かる保証はない、逃げるぞ。」と言い(内容は似たような感じ)100メートルも逃げることなく沈没された。脱出した者達は爆雷を投じて鮫の餌にされた。

『全艦我に続け』

駆逐艦に先導され輸送船はヨルトリンゲルに回航された、護衛兼逃亡抑止に巡洋艦2隻、駆逐艦6隻が当てられた(砲塔は敵艦に向けている)。

「さて、第一艦隊に合流しよう。上陸作戦の援護に回ろう。」

残りの艦艇で第一艦隊に合流を果たしたのは一時間後だった。

第一艦隊損害:戦艦大和、武蔵少破(機関銃は曲がっている可能性があるため、燃えたためチーク材とペンキが剥げた。)負傷者24名死者無し:巡洋艦最上、至近弾1バルジに歪みあり、今作戦終了後ドッグ入り:駆逐艦損害無し

第二艦隊損害: 戦艦損害無し:巡洋艦損害無し:駆逐艦島風、少破(艦橋のガラスが割れたため)負傷者2名

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