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第44話 前哨戦

ーーーー第一艦隊・大和ーーーー

「総司令官、帝国の港に対する攻撃は成功したそうです。」

楓君が入って来て報告してくれる。

「損害は?」

「こちらに対する損害はありません。晴嵐改2型も良好な性能だったと報告が入っております。倉庫や砦等目標の80パーセントは破壊出来たそうです。」

「そうか、損害が無いのは良いことだ。機数が少ないから完全に破壊することは出来なかったが敵に対する牽制にはなっただろう。敵はたとえ後方であっても安心することはできないだろう。」

楓君が同意し

「しかし反撃がないとは情けないですね。」

「夜に飛竜は飛ぶことが出来ないのかも知れないね。そうでなければ逃がすため上には上げるだろうからね。ひょっとすると鳥のように鳥目になっているのかも知れないよ。」

人間でも鳥目になるのだからあながち間違いでもないだろう。さてそろそろこちらも敵に接触するために偵察機を出すか。

「楓君、偵察機は何機出すことになっている?」

「空母から彩雲を4機ずつ、戦艦より晴嵐改を4機ずつの合計16機になります。」

昨日の夕方の位置は判明しているから見つけるのにそれほど時間はかからないだろう。

「よろしい、では空母と上陸部隊は護衛と共に後方に下がらせよ。大和と武蔵は前進し敵を挑発する。」

「了解」

慌ただしく動き出した艦橋でふと考える。これで帝国の進行は挫けるだろう、だが諦めることはない筈だ。それからどうなるのか・・・いや今は眼前の敵に集中しよう、油断大敵だ。それに戦闘が終われば我々はこの国から離れることになるしな。

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