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第35話 公爵一行ご案内

ーーーーーシュラーク群島改めシュラーク諸島・海軍基地ーーーーー

「では司令官。お気をつけて行ってらっしゃいませ。」

海軍基地の司令官清水三美中将が見送ってくれる。海軍基地の防衛には松型駆逐艦10隻と海竜(甲標的改)を召喚し当たらせる(ついでに今回同道しない艦艇も指揮下に入っている。)。靖国達もいるし問題ないだろう。周囲の偵察には飛行挺達で出来るだろう。私がいない場合、清水中将が全指揮権を所有することにさせる。複数いるとややこしいからだ。

「じゃあ、行ってくる。リンデマン、第二艦隊を宜しく頼むぞ。」

「は!司令官もお気をつけて」

 一旦外洋に出た後、第一艦隊は港町ヨルトリンゲルに向けて、第二艦隊は西に向かい半日後に北に転進、その後帝国の輸送船に対して攻撃を開始する。そのタイミングは第一艦隊が帝国の戦闘艦隊との戦闘が開始された時だ。

「我々は公爵達を迎えに行くぞ、どれだけいるかな?」


ーーーーー港町ヨルトリンゲルーーーーー

「そろそろやって来るかな?」

「お父様、恥ずかしいですから静かにしてください。」

ワクワクした雰囲気を隠す気もない公爵が娘に諌められている。

「仕方がなかろう、前線が膠着状態になっている以上、我々には何も出来ないんだから。」

昨日から待ちきれなかったのだろう大人げなく、まるで童心に帰ったかのような父親に苦笑をしていたが、彼女もまた前日から眠れなかったのだが。

「お、来たみたいだぞ。」

港に入港する秋月が姿を現した。

「お待たせして申し訳ない。お迎えに上がりました。」

秋月から下りたあと公爵に話しかける。

「いや、それほど待ってはおりませんよ。」

そう言い握手のために手を差し出してくる。

「それは良かった。それで一緒に行かれるのはここにおられる方達でよろしいですか?」

その手を握り返しながら、聞くと

「その通りです、私と娘、それに執事とメイドが三人です。」

「合計六人ですね、分かりました。では移動しますので乗ってください。」

そう言うと秋月の艦内に誘導する。

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