第33話 朝食後基地作り
「ここは?そう言えば楓君に強制的に寝さされたんだったな。多分魔力も回復しとるだろうし、基地の建設に移るとしよう。」
起き上がり柔軟体操をしていると楓君が入ってくる。
「起きられましたか、司令官。」
「ああ、休んだらすっきりしたよ。魔力も戻ったみたいだし基地の設営にかかるとしよう。ところでどれくらい寝ていた?」
「ほんの八時間ほどですね。」
自分ではわからないが疲労は貯まっているんだな、当分楓君に頭が上がらんな。
「そうか、また疲れていたら強制的に休ませてくれ。放っとかれるといつまでも休まんからな。」
「了解しました。次からは殴ってでも休ませます。」
「ほどほどに頼むよ。」
一段落したところで朝食を取りに大和の食堂に向かった。
ーーーーー大和・食堂ーーーーー
「今日の朝食は麦飯と味噌汁、鯖の味噌煮か。」
「司令官、やはり司令官までこのような食事でなくてもいいと思うのですが。」
「ふふ、このような食事・・・か。楓君、食事を豪華にするのは貴族が居るときだけでいいだろう。昔から同じ釜の飯を食べれば連帯感が生まれると言うだろう?それに肩肘の張る食事は苦手でね、勘弁してくれ。」
「司令官がそう望まれるのならばそちらで大丈夫です。まあ、この世界の人間ならばこの食事でも滅多に食べられないご馳走でしょうが。」
「調味料等が少ないのは無関係に一般人で使えるのは塩だけか、まあ公爵のところで出てきたクッキーから見ると砂糖も希少なのだろうな。」
笑えない話である可能性には塩以外はさっぱり無いというものがあるのだが・・・そうなったら補給品の調味料は交渉に使えるな。
「楓君、食事が終わったら基地を造った後に、明日からの作戦を説明するから各艦長を集めておいてくれ。」
「了解しました。ですがどうして基地の設営を急ぐのですか?」
「次の作戦の支援と長距離偵察にも役に立つしな。」
「なるほど」
航空基地:2000メートル×2、1500メートル×2
水上機基地:単発機用×2、四発用×2
所属機(陸上):富嶽・300、飛竜・300、電光・400、震電・250、Ta-152・250合計1500
所属機(水上):晴嵐改・80、二式大挺・50




