第25話 烈風初陣
ーーーーー戦闘機隊ーーーーー
「加藤隊長一個中隊を指揮して敵機を撃墜してください。攻撃をしていない10機から落としてください」
「了解、第一中隊続け、急降下で仕掛けるぞ。」
合計28機が急降下に入った。すぐに10機が攻撃を受ける。いくら重装備を持ち高い防御能力を持つといってもそれは弓や槍等に対してだ。銃火器には無力だ。
「いったい何事だ・・ぎいやあ」
機関銃を乱射しながら急降下を仕掛ける戦闘機隊を捉えるのは至難の技だ。爆撃騎の隊長がきずくことができたのは今までの訓練の賜物だ。気ずいたところで無駄なのだが。
「よっしゃ、全機撃墜。加藤より全機へ、敵機は遅いぞ。他のも叩き落としてやれ‼」
「私の仕事をとらないで下さい!第二中隊、降下して残敵の掃討をお願いします、加藤隊長は高度をとって警戒をお願いします。」
「「了解」」
勝負らしい勝負にもならずわずか30分ほどで殲滅された。
「あっけなかったな。」
「もっと手応えが欲しかったですね。」
「無事に勝てたんだから文句いわないだください。交代の戦闘機中隊が上がりましたので、会合しだい帰還してください。」
「来るまで頑張るか。」
「帰ったら飯でも食いましょう。」
どう見ても戦闘した後ではない気がする。
戦闘報告 加藤戦闘機隊28機損害無し 戦果 戦闘騎爆撃騎全撃墜20機 完勝
烈風:エンジンにターボチャージャーを搭載させ最高速度720キロを出せる。武装もマウザー式25ミリ二門、30ミリ二門、両翼下に10センチロケット弾6発搭載可能、航続距離1450キロ




