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第23話 空中戦準備

ーーーーー戦闘機隊隊長・加藤武夫ーーーーー

「ようやく我々の出番だ、敵機は我々の半分しかいないが油断するな!!」

今回が初陣の戦闘機隊の隊長である加藤武夫中佐は張り切っている。これまでは上空直掩の仕事しかなかったので皆腐っていたのだ。しかし隊長が率先して出てくるのはいかがなものぞ。

「こちら空中管制機靖国改3号機です。これより貴隊の管制を担当いたします史野上 夕1等管制士です。よろしくお願いいたします。」

「こちらこそよろしく、で私達はどうすればいいんだ?」

「司令官から敵の攻撃を受けてから反撃するとのことですので、高度5000で待機していてください。攻撃の時は連絡を入れます。」

「あえて攻撃を受けるのか?危険だと思うが・・・」

「確かにその通りだね、加藤中佐」

「誰だ?通信に割り込んでくるなんて」

「中佐!司令官ですよ‼」

「え?」

「も、申し訳ありません司令官。どうも混乱しているようでして。」

「いきなり入った私の方が悪いのだ。気にしないでくれ、それで中佐、なぜ敵に攻撃させるのかだったね。」

「は、はい、我々の防空能力でしたら一蹴するのは容易いと思います。」

「うん、確かにその通りだね。だけど生き残りがいた場合に先制攻撃したと言われると都合が悪いんだよ。だから一撃は受ける、それ以上は不要だから壺を落としたら全部叩き落とせ。捕虜は要らん。」

普段なら情報源として捕まえるのだが今回は情報を持ち帰らせないのがメインだ。まあ多少の情報は魔法で送られるかもしれないが、細かいのまで教える必要はなかろう。

「分かりました。しかし壺ですか?」

「公爵の話では油壺を攻撃に使うそうだ、あと飛竜はブレスがはけるそうだから気を付けてな。」

「はい‼期待に応えて見せます。」

「うん、頑張ってくれ。管制士の方も頑張ってくれ、無理はしないように、戦艦ならば一発ぐらいは問題ないしな。」

これから帝国の彼らは地獄を見るのであった。

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