【あらすじのみ】冥府のカナリア【供養】
書く時間が無かったので、申し訳ありませんがあらすじと言うかプロットと言うかのまま投下。
炭鉱夫達の間で伝わる噂があった。
死なないカナリアがいる。
炭鉱夫は鉱山内で発生する見えない有害ガスを察知するために、職場にカナリアを持ち込んで仕事をする。
そしてカナリアに異常が発生すれば、そこには有害ガスがあると。
もちろんその異常が起きたカナリアは、生きていられない。
だが、実際にカナリアは無事だからと進んだ先で、有害ガスにやられた炭鉱夫の話が最近チラホラと伝わってくる。
となると、確保して籠に入れている自分のカナリアが、その死なないカナリアなのかも知れない。
そう不安げな顔で、カナリアを見つめる炭鉱夫。
事実、そのカナリアは死なないカナリアであると、有害ガスで倒れて籠のフタが開きカナリアが飛んで逃げるその時になるまで、分からなかった。
そのカナリアの正体は誰にも邪魔されず、人間らしい心を持ったまま食事や生活に抵抗感を無くし、老衰で死ぬまで元気に大空を飛び回る鳥に生まれ変わりたいと死の淵で願った元人間。
それでのんびりカナリア生活を楽しんでいたが、捕まえられてしまった。
捕まって売られた先が炭鉱で、ガス検知器用途だった。
これでカナリア生が終わりかと思っていたが、転生ボーナスで老衰以外で死なない元気な体となっていて、炭鉱夫はガスで死んだがカナリアは生き延びた。
そしてやはり炭鉱夫が倒れると運よく籠が壊れ、無事脱出。
そんなのを何度か繰り返している。
転生先の世界観は未定。
まあ鉱山でカナリアを使っている程度の文明であるのは決まっているけど、ファンタジーなのか過去の並行世界なのかとか、その辺は未定。
ファンタジー世界で進化とかがある世界なら、聖獣だの神獣だのになってく流れでしょうが、そうなるとバトル物かぁ……めんどい。




