表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
周回遅れの迷宮探索   作者: Katsu
2/2

真面目すぎる魔王。そして神界サイコー!

「マジでヤバいですね」

「だろう?」

神は真顔で言った。

急いで人間界に帰りたかったが、神は魔王の演説を聴いていけといった。

神魔の王達に向けて演説した新人魔王の女性は凄まじかった。

・・・気合が入りすぎていた。

なんか100層だと情熱が注げないので1000層にしたいとか言って、

他の先輩魔王に怒られていた。


「とはいえ魔王の迷宮が生まれるのは、

 向こうの世界的にはもっと後だから、

 まずは神界を楽しんでね。

 制覇者をもてなすのも神の仕事でさ。

 正直、サオやナギも一緒じゃないのが残念だよ」

そういうと神は髪をかきあげた。

この動作は必須なのか・・・


「なら彼らも制覇者にしたら良かったのでは?」

正直、迷宮主を倒せたのは彼らのおかげだ。

自分ひとりで倒せたなどとは微塵も思わない。

「ギリ範囲に入ってなかったんだよね。

 迷宮主を倒した時にラストアタック者の側にいないと、

 認められないってルール知ってるでしょ?」

それは、確かにそうだった。

25層づついた大階層主を倒した際には確かにそんな感じだった。


「まぁ過ぎた事は仕方ないじゃん!

 楽しもうぜ!

 実は僕だって、迷宮担当から開放されて遊びたい気分なんだ!」

(正直修行してーーー)

魔王の気合を見ていたし、とても遊ぶ気持ちにはなれなかった。

いや・・・

そのはずだったのだが


-3ヶ月後-

神界は楽しすぎた。

娯楽に満ちていた。


まず食事、食べたことのない美味しい果実。

しかもステータスを向上効果や体調や体型の維持。

様々な効果があった。


住む場所も最高の住環境で、

ベットもふかふか、迷宮食ばかりだった探求時代とは大違いだ。


それに天国行きとなった優れた偉人から、

様々な知識を得る事ができた。


夜になれば、華やかなパレードや花火が街を彩り、

亜神になった事で空も飛べるので、空中浮遊は最高だった。


様々な偉人から剣や魔法について学べ、

特に勉強になったのがステータスについてだった。

ステータスには意識しないと身につかない項目がある。

それは、誰も知らないし考えた事もない知識だった。


通常

魔力

素早さ

耐久


上記がレベルと共に才能に応じて上昇していくのだが、

実は、意識すると努力値というものがある事を知ったのだ。

力() 

魔力()

素早さ()

耐久()

運()


良く一瞬のうちに何かできたり閃いたりするのも、

この努力値について意識した事で、そのちからの一端を使っているらしかった。

ただ、意識していないとそのちからは使いこなせい。

長い修行で、ついに俺はそれを使うことができるようになった。

つまりレベルの概念の枠を超えたことになる。


「カツ!申し訳ないことになった」


努力値を習得して満足している俺の元に、

神様が叫びながらやってきた。


嫌な予感しかしないな。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ