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第二十三 差

前回から読んでくださっている方はありがとうございます!初めましての方は初めまして!よろしくお願いします!

王族たちはスタリアルの情報を信じ、魔目…いや黒き血の都市アンブロシア攻略戦の準備を始めた。

昼。騎士団本部の総合隊長の部屋でシグナとテレシアとスタリアルはなにか真剣な顔をして話し合っていた。


「スタリアル、それで?問題とはなんだ?」


と、テレシアが質問をする。


「えぇ、問題はアンブロシア攻略戦についてです」


シグナが眉間にしわを寄せる。


「その作戦に問題が?」


スタリアルは無言で頷いた。


「旧王都アンブロシアには戦争時代に造られた兵器が大量にあります。城壁には防衛兵器や大規模魔導操作装置だいきぼまどうそうさそうちまた、ゴーレム兵、まだまだこの国にはない技術の兵器が恐ろしいほどあります。圧倒的にこの国は戦力では劣っています」


「確かにそうだろう。だが、スタリアル。貴様の持っている技術でなんとかならぬのか?」


と、テレシアが話すがスタリアルは首を振った。


「残念ですが私が教えられる範囲では限りがあります。力及ばず申し訳ありません」


「え!ならどうするって言うの?」


「そこが問題なのです。どうやってその技術また戦力の差を埋めるのか、以前ここで防衛戦があったはずです」


「えぇ、確かにあったわ」


「そのときも戦力にかなりの差があったのでは?」


「えぇ、あったわ。あのターニャという魔女と紅蓮のアリサだけでなく他の兵も見慣れない装備をしていて悔しいけど比べものにならないくらい強かったわ」


「そこで私から提案なのですが、よろしいですか?」


「言ってみなさい」


と、テレシア


「では、えー、かなり危険ではあるのですが各地の黒き血の技術が記されている四つの遺跡に調査隊を派遣しその技術を調べてくるというのはどうでしょうか?」


「各地の遺跡を?いいとは思うがそれのどこが危険だと言うのだ?」


と、テレシアは言う。それに対しシグナは、


「テレシア様、当然に危険ですよ。黒き血は数では赤き血に劣っています。もし、赤き血に高度な技術が渡ったら技術の差で優位性を保っていた黒き血は圧倒的形勢不利になります。例え巨人が起動しようともね。だから技術を渡すまいと各地の遺跡には黒き血の兵が配備されるか、あるいは遺跡自体の破壊が行われるでしょう」


と、言った。その説明にスタリアルは、


「その通りです」


と、言って大きく頷いた。するとテレシアはシグナの方を見て、


「そうか、なら各部隊に最低一人は騎士団か義勇兵団の上位隊長が必要だな」


「そうですね。それにどの遺跡に兵器に関する技術があるか調べなければ、」


「あ、そのことについては問題はありません。どの遺跡にどんな技術があるのかは大体の目星がつきます」


「よし、なら後は誰を送るかだな。さてどうしたものか、」


すると、シグナがここで案を出す。


「なら、その作業全て義勇兵団に任せてはくれませんか?」


テレシアは少し難しい顔をして考えているようだったが、


「いいだろう。シグナ、このことはシグナに一任しよう」


「はっ!義勇兵団総力を賭けて必ず成功させて見せます!」


と、拳を胸に当てて真っ直ぐテレシアの目を見て自信をもって応えた。


「よし、期待しているよ」


と、テレシアは少しニコッとして応えた。そしてまたスタリアルが話し出す。


「話はまとまったようですね。ならもう一つのことを説明しましょう。黒き血の隊長たちについてです。さすがにどの遺跡に誰が行くかまでは分かりませんが、どんな隊長がいるかをお教えします。えー、まず…」


と、話始めたとこでテレシアが紙を取り出し羽で記していった。


「まず、一番の力を持ったキースです。二つ名は“魔獣 キース”。その拳は岩を砕き、その蹴りは大地を裂くほどです。種族は獣人です。次に魔法の天才ターニャです。二つ名は“孤独な魔女 ターニャ”。その力はもう見ましたよね。次は“紅蓮のアリサ”。これもみたはずです。そして、鎖の音をあたりに響かせいつの間にか罠を張られ身動きがとれなくなる。一番厄介な相手スパイクです。二つ名は“狂気の塊 スパイク”。相当な狂人ですので注意が必要です。後は私の兄、グランドールと素性など全く分からないのですがメルダという女がいます。できれば平和的になれればいいのですが無理でしょう。全員強者ばかりですから注意してください」


「それが幹部たちね」


そのあともスタリアルは黒き血の勢力図を説明した。


「よくわかった。スタリアル、他になにか問題はあるか?」


「いえ、特には」


「そうか、なら後は私らで話し合うので戻っていても構わない」


「分かりました、」


と、言ってスタリアルは一礼して部屋を後にした。


「敵の大体の勢力図も分かりましたね」


「そうだな。だが、全く及ばない。ここまで差があるとは、」


「そうですね、かなり兵たちの特訓が必要ですね」


「あぁ、また忙しくなるな」


そうした会話は日が暮れるまで続いた。


残り猶予は二十六日。

最後まで読んでくださってありがとうございました!“終わらせたくない世界”の最新話の文の一番下で感想等よろしくお願いします!

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