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第十三 王都防衛戦 1

前回から読んでくださっている方はありがとうございます!はじめましての方ははじめまして!よろしくお願いします!

第一防衛線。ヴァルトが号令をかける。


「投石機及び弓隊用意!ゴーレム兵起動しろ!それと同時に魔導部隊は詠唱開始だ!歩兵団は剣を抜き待機だ!」


ヴァルトの号令通り魔導部隊は詠唱を始め、投石機と弓隊は狙いを定め、ゴーレム兵は力強く起動した。その間も魔目は侵攻する。


「全軍準備完了しましたヴァルト隊長」


「よし、攻撃開始ぃ!」


号令と同時に敵歩兵に向け矢が放たれゴーレム兵どうしど激しい衝突をし両軍のゴーレム兵は数機大破した。そして魔法は敵軍中心をめがけ放たれた。


「今だ!第一歩兵団出撃ぃ!」


次の瞬間、敵軍後方に黒雲が湧いた。その黒雲に阻まれ魔法や矢全く効かなかった。


「あぁなんなんだあれは!」


味方の歩兵が怯えながら黒雲が敵軍を覆っていく光景を見ていた。


「貴様らの下等な魔法などワタシに効くものかぁぁッ!死にさらせぇぇぇ!」


“ドオォォォォン”


怒りに満ちた女の声が響き渡った。それと同時にとてつもない衝撃波が味方全軍を襲った。


「うわぁぁぁ!」


「こんなとこで死ぬなんて、あぁぁぁ!」


衝撃波は出撃した第一歩兵団を一瞬で壊滅させた。その衝撃波は次々と人を殺していった。首のない死体、顔だけの死体、腕だけ、足だけ、上半身だけ、目玉だけ、酷いものは骨すらも残らない、そこには多くの死体が赤く生暖かい液体に浮かんでいた。文字通り血の海だ。


「アーハハハハッ!とても気分がいいわ!今!この瞬間!人を殺している!復讐している!だが足りない、まだまだ殺したりないんだよぉ!これまで受けた屈辱の分!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやる!殺してやるぅぅぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


まだ黒雲のなかで女の声が響く。悲壮な叫びがまだ響く。味方の兵隊は戦う気力を失っていた。ゴーレム兵は全滅し、第一歩兵部隊も全滅。だがたった一人だけ生き残っていた。その男はとても怒りに満ちていた。


「オレの仲間をよくもぉぉぉ!赦さねぇ!」


オーガはその心に宿った怒りに我を忘れて敵軍に突っ込んだ。


「くたばりやがれぇぇ!うおらぁぁぁ!」


オーガは自慢の大剣を怒りにまかせて振った。オーガの一撃は魔目の兵を分断していった。敵兵はオーガにより腸を引きずり出され、頭を粉砕され、上半身と下半身に分けられ、腕は吹き飛ばされ、胸を貫かれ、肉を剥がされてゆく。オーガはその怒りでもって、また一人また一人と殺してゆき血の海を広げていく。その光景を見ている怯えていた歩兵団も気力を取り戻した。


「我らも隊長に続くぞぉーー!」


「おおぉぉーー!」


オーガに続き第二第三の歩兵団も血の海を通り敵軍に突っ込んだ。だがそれをターニャが見逃す訳が無かった。


「ああぁぁぁ!貴様らも!死ねぇぇぇぇ!」


“ドオォォォォン”


またあの衝撃波が来る。だが、オーガや他の兵は避けようとしない。オーガは大剣を構える。


「来やがれ!おらぁぁぁぁ!」


オーガは衝撃波が来ると同時に大剣を大きく振った。


“ドオォォン”


なんとオーガはその自慢の大剣と腕力で衝撃波を打ち消した。そのオーガの放った衝撃波により黒雲が晴れた。味方歩兵団は無事だ。


「なに!?そ、そんな馬鹿な!たかがニンゲンなんかに!?馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿な!馬鹿なぁぁぁぁぁぁぁ!」


ターニャはとてつもなく恐ろしい声で叫んだ。すると砦からヴァルトが来た。


「オーガ、突っ走り過ぎだ!」


「なーに、大丈夫さ!」


「それならいいが。また、お前と共に戦うことになるとわな」


「昔みたいに行くぜ!」


「あぁ!そうだな!狙うはターニャだ!いいな?」


「あぁ!」


そう言うと二人は真っ直ぐターニャに向かって走り出した。道中の敵はヴァルトは拳でオーガは大剣でほぼ一撃で仕留めていきターニャの目の前まで来た。ヴァルトはターニャにその拳を構え攻撃を仕掛けようとする。


「な!?く、喰らえ!」


ターニャは魔法で黒い槍のようなものをヴァルトに向け放ち応戦した。


「させねぇぜ!」


オーガは大剣を構えヴァルトに向け放たれた魔法攻撃を防いだ。ヴァルトはターニャに拳を振りかざした瞬間、何かが来る。


“ドンッ”


と、音をたて訳も分からぬままヴァルトとオーガは吹き飛ばされた。ヴァルトとオーガは起き上がりはあたりを見渡す。


“バサッバサッ”


という羽音が聞こえてきたので二人は上が向くとそこには、赤い竜の翼をもった赤髪の少女の姿があった。二人だけでなく味方の兵も皆自分の目を疑った。するとヴァルトはこう呟いた。


「ぐ、紅蓮のアリサだと!?」

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