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第2話 ~休日でのデート~

俺は転校してきた月平ノアと同居することになった。

ノアはどんな気持ちで俺と暮らしているのか・・・。

今日は土曜日、久しぶりの休みだ・・・。しかも、母親は出かけているってことでこの家には俺一人・・・じゃなくてノアと二人だ。

「はぁ~今日はゆっくりと寝れた~」

「おそーーい!!もう朝の七時だよ!」

こいつが俺と同居している月平ノアだ。顔は超いいのだが・・・。

「あ、わりぃ~ってかノアは何時に起きたんだよ。」

「四時だぞ!」

「四・・・四時!!どんだけ、早いんだよ!お前は年寄りか・・・あ!やべ!つい・・・」

ノアの乙女心に傷をつけてしまった・・・っと思った頃には遅かった・・・。ノアの周りから暗いオーラが出ているような気がした。

「年寄りだってぇ~!ふざけんじゃね~!!」

そう言ってノアは俺の手を曲がらない方向に曲げた・・。まぁ、合気道みたいなもんだ。

「いてぇーーー!やめてくれー俺が悪かった!許してくれぇ!

「わかればいいんだぞ!!ふっふふ~ん♪」

「そういえば今日、ノアのやつ妙にテンション高いな・・・。」

まぁ、俺はこんな美少女と暮らしてるだけでいつもテンションが高いがな。

「ね~ね海、今から一緒に出かけな~い!いいでしょ~」

俺は確信した・・。ノアのやつ何か企んでいると・・・。

「あ~俺さ、久しぶりの休みだからゆっくりと家でゴロゴロしたいな~。」

「ノアと、出かけたくないんだ・グスッ・・。せっかく誘ってあげているのに・・・グスン・・・。」

「お、おいまさか泣いてる?」

「泣いてるよ~ うわ~ん」

俺は少し嘘泣きと思ってたが・・・あまりにも、泣き顔が可愛かったので つい・・・。

「わーたよ!一緒に出かけてやるからもう泣かないでくれ・・・。」

ノアの顔は、花が咲いたように明るくなった。

「やったー!じゃあ、さっそく出かけよ~」

ノアはそう言って俺の手をつかみ外へ出た・・・。ノアの手は温かかった・・・。



「ところで最初どこいくの?」

「う~んとねノアの下着を買いに行くぅ~」

「えぇ!」

「ダメなの?」

ノアの目はうるうるしていて可愛かったので つい・・・。

「いいよぉ~」

と答えてしまった。

「やった~じゃあ早く行こ~」

「お、おおう」

俺らはしばらく歩いていると109(イチマルキュー)という店が目に入った。

「おお!でっけ~」

気付くとノアは109の扉の近くにいた。

「おい!待てよノア」

「すっご~い!海も早くきて!」

俺らは、109の店内に来た。まぁ俺は買う物なんかないんだけどな。

「ね~ね海、この下着いくない?」

「ああ、似合ってると思うよ・・・ってかノアならどんな下着でも似合うと思うよ!」

ノアの顔は少し赤くなっていた・・・。

「じゃ、じゃあちょっと試着してみるけど絶対に覗かないでね!!!!」

「わ、わかってるよ・・・。」

しばらくするとノアは顔を真っ赤にしながらでてきた

「ど、どう?似合ってる・・・かな?」

「ああ、似合ってるよ とても・・・。」

「じゃあノアこれにするぅ~」

「案外こいつ決めるの早いな・・・。」

「ルンルルン♪」

ノアは上機嫌で支払いに行った・・・。

「あーーーーー!500円足りない・・・。最悪だよ~」

俺はため息をつきながら・・・。

「貸してやるよ・・・その・・さっき家で泣かしてしまったから」

「え!いいの!?」

「要らないなら、しまうけど・・・。」

まぁ俺は悪魔退治しごとで金ならガッポガッポ入っているから500円ぐらいなら簡単に貸せた。本当はこういうのは簡単にしたりしてはいけないんだよ!

「ありがとね!海」

「いいよ」

なんとか無事支払いが終わった。

「はぁ~次はどこ行く?」

「え~とね、ノアお腹空いちゃった」

よくあるパターンのやつだ・・・。

「じゃあ何か食べに行くか。」

「うん・・・でも、ノアお金がもうないの」

何を俺に訴えてんのか・・・。

「わーたよ!今日は俺の奢りだ」

「え!いいの!やった~」

「あ!でも、何食べたい?」

「え~とね、甘い物食べた~い」

女の子はやっぱり甘いものが好きだ。

「じゃあ、クレープ屋でも行くか?」

「あ!いいね!行こ行こ~」

そういって俺らはクレープ屋に向かった・・・。



「わぁ~おいしそ~う どれにしようかな~」

「好きなの頼んでいいよ」

ノアはうれしそうな表情をしてバニラクレープのほうに指差した。

「バニラでいいのか?」

「うん!バニラクレープ大好物だから 海は何にするの?」

あ!ついでに俺もバニラクレープ大好物だからね。

「じゃあ、俺もバニラクレープにしようかな」

「うん!同じだ同じだ~」

ノアはうれしがってんのか 嫌がってんのか・・・。

「とりあえず俺、頼んでくるね」

「うん!おねがいね」

「ノア!」

「ん?」

「やっぱ、お前一人だと心配だから・・・その・・俺の・・俺のそばにいろ!」

あ~恥ずい俺なに言ってんだろ・・。

「うん!わかった海のそばにいるぅ~」

そういって俺の腕をつかんできた。俺は再び心が撃たれた・・・。

「え~二個で四百円で~す」

「へ~い」

チャリン!

「まいど~」

俺は支払いを終わらせノアと二人でベンチに座り バニラクレープを食べた。

「おっいし~~もう幸せ」

「そうだな」

あ!ついでに俺、一口でもう食べ終わってるからね。

「今日は色々とありがとね。」

「いいよ!案外俺も楽しめたし・・・。」

「パクッ!はぁ~おいしかったやっぱクレープは最高だわ~」

ノアの口元にクリームがついているのが俺にはわかった。

「・・・あのさぁ~。」

「なにぃ~?」

「口にクリームついてるからとるよ・・・。」

「え!とるって・・・まさか!」

そして俺はたまたま持ってたハンカチでノアの口についたクリームをふき取った。

「よし!これで綺麗な口元にもどったよ。」

「な~んだ」

ノアは何を期待してたのだろうか・・・。

「さぁ~て家に帰りますか」

「うん!え~と、今日は本当に色々とありがとね!」

「いいよいいよ」

こうして俺らは、無事楽しい一日を味わえた・・・。

また、少しノアに近づけたような気がする・・・。

どうでしたか?ノアのこと気に入ってもらえましたか?

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