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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第1章 鬼と鼠
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第6話 魔力知識

 前話から2年後





 10歳となったヴィオリカは、下級の火、水、土、風、光、闇を一通り習得した。


 下級の魔法を習得するのは、ロマンがあるから、モチベが尽きなくてめっちゃ楽しかった。


そういえば、父さんに、魔法と魔術の違いを聞いて見たんだが、魔術は古代の失われた技術らしい。だから正確には古代魔法って呼ぶのが正しいっぽい。今の自分は火、水、土、風、光、闇魔法のレベルが全部9で、進化させるには、レベル10にしないといけないっぽい。父によると、レベル10にするには魔物を倒さないといけないらしい。そして、下級魔法を全て習得するのは、魔法を扱う素質があったら結構簡単らしいけど、上級になってからは、一気に難しくなるっぽい。座学だけじゃ駄目ってことかな。まあまだ危ないからやらないけど。


あと、闇魔法とか、暗黒魔法や死霊魔法とか悪いイメージがあるけど、この世界ではそうでも無いっぽい。


死霊魔法はむしろ、死者への労いや、供養。暗黒や闇は光や聖とのバランスを保つことで、世界が成り立っているみたいな。


それと、仙気も見えるようになって来た。まだ仙技や仙術の扱いは拙いが、鬼気も、魔法と同じく使えるようになってきた。


魔力が1番得意で、その次に仙気、最後に鬼気みたいな感じだ。




 ある日の朝




 日課の朝おきて、顔を洗った後に、住んでいる街の周りを走り込んで、人とすれ違ったら挨拶をする。


これをずっとやっていて、困ってたら助けたりもしていたから、ご近所の人とも仲がいい。あと、こんな生活をしててなんだが、最近この街の名前を知ったんだが、テイルと言うらしい。ここら辺は魔物がそんなに強く無いため、冒険者の見習いなどもいるっぽい。そして、一世一代の特大大ニュースなんだが、家の親は冒険者でさらに名もめちゃくちゃ広いらしい。


そして、日課を済ませた後、ポストを見たりするのだが、


「ん?何か入っているな」

 

何だコレ?招待状みたいな感じの手紙だけど、とりあえず親に渡すか。

 そして、家に帰ったあと、風呂に浸かり、汗を流す。そしたら、朝ごはんができている。というの定番の流れだ。それは今日も変わらず、朝ごはんが出来ているのだが・・・


「ヴィオももうすぐで学校に行かなきゃな。もうすぐで10歳の誕生日だし、そろそろあれとあれを渡さないか?」

「そうわね、クロード」


 と話し声が聞こえる。この世界では5歳と10歳と15歳の誕生日が特別らしい。

 お腹すいたからとりあえず

「朝ごはん食べよ!」


「それもそうだなそれじゃあ頂きます。

「「「「「「頂きます。」」」」」」


 メイドの人とも一緒にご飯を食べたりするのだ。


「そういえばヴィオ、手紙が来てただろ?あれは、お前が12歳になったら、学校に行くんだ。その学校の招待状だ。」


「どういう学校なの?」

 

「素質があるものなら誰でも通う英雄学校だ。母さんや父さんもそこの出身だぞ。」


 なるほど両親の母校なのか、それは興味がある。


「ちなみにその学校には入学試験として、学校まで自力で行くことだ。」

「え?どういうこと?」

「その学校に行くには、馬車も使わずに、地図に示された学校まで行くんだ。そこへの道のりが険しいからそれが入学試験なんだ。その入学試験や学校では、王族も貴族も関係なく冒険者として生活する。全員平等だ。」


「だったらうかうかしてられないよね?あと2年じゃん!」


「今は10月だから来年の1月になったら学校へと出発してもうらう事になるな。1月までに、実戦をして、魔物を倒したり、経験値を獲得してレベルアップする感覚を覚えて貰う。まずは実戦経験をしてもらおう。まずはゴブリンとスモールボアだな。」



と、いうことで



 早速冒険者ギルドへと来た。見目麗しい受付嬢に、冒険者登録をして欲しい言うと。


「はい!学生さんのご登録ですね!この水晶に手をかざしてください!」

 とめっちゃニッコニコの笑顔で言われる。


 水晶に手をかざすと、ぴかーんと光った。そして、その光っている水晶に、何も書かれていないカードのようなものを水晶に受付嬢がかざす。


やがて光は消えていって、完全に消えると、かざしていたカードを渡された。

「これは冒険者カードと言って、身分証明書にもなるので、大事にしてくださいね。もしも無くしてしまったら、受付で言ってくださると、冒険者カードには特別な魔法がかかっているので、それによって自動で帰ってきますので安心してください。それと、冒険者の詳しいルールや法律によって定められた規則が乗っている本を渡すので目を通して下さいね。」

 と本を渡された。至れり尽くせりだなと思いつつ。踵を返し、出口へ向かっていると、


「おうよ坊主、もうすぐで英雄学校だから冒険者になったんだろ?冒険者のノウハウなり何なりお教えてやるよ」


 と、めっちゃごつい世紀末に居そうな見た目の人に言われた。もしかして絡まれたのかな?


「おい坊主こっちこいよ」

「はい、分かりました。」



 結論あの人はほんとにいい人だった。普通にノウハウとか常識とか禁止事項を教えてくれた。受付嬢がとめなかったのはこれが理由なのか。

走り込みって気持ちいですよね。

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