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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第2章 英雄学校試験編 魂懐
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第55話 サクソフォン:煌めきの明星 その1

気がついたら期間がすんごく空いていた

(ロスリエルが無傷・・・?ミレフリアが生き返らせた形跡はない。考えうる最悪のケースは魂魄闘技の覚醒!俺が覚醒した時と同じ空気を感じる!)


「ヴィオリカ!僕は光を掴んだ!悪いがこの勝負、勝たせて貰う。」


ロスリエルがそう発すると、空中を浮遊しながら手に雷の槍を出した。その様はまるで王を超え神にすら見えた。


「おいサリット!これはもう俺も使って良いよなぁ!崩鎖点(コラプス)!」


(久々の崩鎖点だからなあ。気分がアガるなあ!!あ、魂魄闘技使う時はいっつもそうかあ!!)


右手人差し指を鎖に変え、ロスリエルへ放出する。ロスリエルも雷の槍を投げる。雷の槍が押し負け、ロスリエルへと向かう。ロスリエルは最小の動きでそれを避ける。


「ハハァ!さすがサリット!前までならこれ負けてたなあ!」


ロスリエルを通り越し壁に突き刺さった鎖をそのまま横にスライドする。それをロスリエルは空中を滑るように動き回避。すると、回避した先で地面から鎖が発射される。


「ッ!なるほど。右手小指が鎖となっている。その鎖を地面に突き刺しているのか。やられたね。」


(これは多分当たったな。問題は当たってダメージが入るのかどうか!ロスリエルの魂魄闘技次第!でもまあ雷系だよな!ダメージ入れぇ!!ヒャッハー!)


ロスリエルに刺さりそのまま貫通する予定だった鎖はそのまますり抜けていってしまった。


「見たかい?僕の全能の力。これを見ても君の戦意は無くならないだろう。だから···受けてたとう!僕、いや我は王と成る者。我の覇道、本当の第1歩だ。」


「全能?笑わせるな。カラクリを解いてやるから玉でも掻いて待っとけよ!」


(まず、手札を整理しよう。手札といっても魂魄闘技には魂魄闘技で対抗する他ないんだけどな!精霊の手が異質すぎるだけなんだよなあ。ま、精霊の手はしばらく使えないんだけどね。HAHAHA!)


ロスリエルが空中から降り、地を鳴らす。地面が割れ、岩となり、ロスリエルの力により宙に浮く。見渡しの良かった闘技場は瞬く間に複雑な地形へとなった。


ヴィオリカは左足を鎖へと変えロスリエルの近くの岩へと鎖を突き刺す。そして、右足で飛ぶ。鎖はしなり、その勢いを利用し、縦横無尽に跳ね回る。


(高速で移動したけどどうしよう。いつ仕掛けりゃいいか分からんぞ。いつ行くか?今いくしかねえ。)


ヴィオリカが仕掛ける。左足を岩を巻き込んでしならせる。それは、鎖が岩によって隠れ、死角からの一撃となる。

だが、ほぼ同時にロスリエルも攻撃を仕掛けていた。指先から空中を這う光。細く凝縮された稲光といっていいだろう。


ヴィオリカの攻撃は命中したはずだ。だが、ロスリエルの身体がピカッと光すり抜けてしまった。


対してヴィオリカは空中を這う光を腹部にもろに食らう。


見事、ヴィオリカの腹部には穴があく。魂魄闘技での傷は回復魔法でも中々回復魔法しない。


今、回復魔法を使っても時間がかかる上に消耗も激しい。


ただでさえ魂魄闘技で消耗している今、回復魔法は死に直結するとヴィオリカは考える。



(痛えけど…割り切るっきゃねえよな。ロスリエルの無敵かに思える能力。俺の分解鎖形(オーバーホール)と同じだ。強すぎる。)



物は試し、と言わんばかりにロスリエルの胸に左手人差し指を鎖に変えて放つ。案の定鎖はすり抜けロスリエルの後ろにある岩に突き刺さる。


すると、ぴかっと鎖が光る。


ロスリエルの胸を発端としたその光は鎖を伝い、ヴィオリカへと到達する。



「は?」



本来人差し指がある部分が鎖になっている。

普通に異常だがヴィオリカにとって最早人差し指と言っていいそれは、ロスリエルの光が到達した瞬間、鎖の部分がすぽっと音をたてるようにとれてしまう。


骨ごとすぽっと言ってしまっている左手人差し指は、一瞬間が空いてから血が吹き出す。


「クソ!」


左手小指を鎖に変え止血する。


(なんかイライラしてきたァ!強すぎだろアイツ。)


「跪け。ヴィオリカ・シャトーカノン」


ロスリエルが人差し指を構え、ヴィオリカの腹部を貫いた光をだす。


(来る!どうする!分解鎖形か、いやあれはまだ消費したくない。

また身体に穴を開けられる。仕方がないんだ。まだ観る(・・)。そして鎖でロスリエルを殺す。)


全神経を目に集中させ、ロスリエルを観察する。手の動き顔の造形まで分析する。


ヴィオリカに光が到達。腹に穴があく。だが、ヴィオリカは見逃さなかった。


(指の間で電気が飛び散っている。)


「まだまだ!ヴィオリカを完膚なきまでに叩きのめす!シャザム!」


ロスリエルが両の手を銃の形にし、ヴィオリカへと向ける。


すると、ロスリエルの人差し指のあいだから稲光が現れ、空中を這うよにヴィオリカへ向かう。


この世に、雷の速さを見て避けることが出来る人間は居ない。


(いやまだ……終わ………ってねぇ!)

分解鎖形(オーバーホール)!」


ヴィオリカの身体全てが鎖と化し、散らばる。それでもロスリエルの這う雷を避けれず、一部の鎖は灼け落ちる。


制限時間もある為、ヴィオリカは早々に姿を表す。


「観えた。理解したぞ!プラズマ人間!」








気がついたとして、主人公は勝てるのだろうか。

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