第40話 壊蘭罰敵 その一
はい、投稿期間がアホほど飽きました。いや、クリスマスには出すつもりだったんですけど、文房具沼にはまっとりたかいろいろ...はい、投稿再開します。
セツナと初めて会う時のタイトルを変えました。タイトル名は、グロッケンシュピール:焦月ノ禁奏とかいうクッソ厨二臭い名前にしたんすけど、これには深い理由があるんですね。これからの展開とかを考えて、セツナの所のタイトルを変えたり文章ちょっと弄ったりしないと矛盾点が湧いちゃうんすよ。
鉄琴の次は、トランペット、クラリネット、チューバのどれかが来ます。もう決まってるんですけどね。
「ならばこうしましょう。一旦帰りましょう。サラエの人に報告すればいいでしょう。」
「ああ、お前らサラエの方から来てたのか、俺もついていくぞ。」
「あーまぁそれでいっか。試験の日になったらまたすぐ来ればいいしね。」
という訳帰ってきましたサラエー。もうあのイケおじに報告も済ませたし招待状も渡した。
「じゃあ宿取ってギルド行くか。」
「うぃっす。」
そして、今チェックインしている宿の名は、安寧亭という場所。雰囲気としては少し中華っぽい感じもする。
何とこの宿、旬永という国の中でも特に昔から続いている商会の宿で、何とサラエにもできたそうだ。お値段なんと1日銀貨10枚、結構高い。因みに俺の奢りだ。金いっぱいあるから今の俺はぶるじょわじーと言うやつなのだ。
気になる内装は、上品さを感じられる赤を基調としている。木の香りを感じられ、リラックスand快眠は間違いなしだろう。ベットは丁寧に整えられており、オモテナシを感じられる。
「「「この宿めっちゃいいな。良すぎる。」」」
「旬永に行ってみたくなるな。」
「気ぃ抜いたらずっとあのベットに寝っ転がりそうになるぜ。末恐ろしいな。」
「早くギルドに行こう。ここはヤバい。」
話によると、飯もヤバ美味らしい。見知らぬ客が言ってた。ヤバ美味って言っちゃうのか・・・夜ご飯が楽しみだ。
そんな事を言いながら歩いていると、冒険者ギルドに着いた。今はもうお昼なので、依頼も残ったやつしかない。
「依頼受けた後にご飯食べましょう。安寧亭の隣にらあめん屋なるものがあるらしいですわ。らあめんには色々な種類があって、そこのらあめんはブシマル系というらしいですわ。」
ラーメンあんのかよこの世界。最高じゃねえか。依頼はよ受注しよう。
「この依頼なんてどうだ?近くの地下7階まであるダンジョンの調査だとよ。ギルドの依頼でダンジョンで手に入れた物を買取させるだけだしちょうどいいだろ。」
「うい、ダンジョンいきましょ。」
「分かりましたわ。」
と、言う事でやって来ましたダンジョン。この世界のダンジョンというのは未だ研究が進んでいないらしい。本によると
『ダンジョン探検記』から
著 ギルド・アレクセスタス
・ダンジョンは指で触れただけで壊れそうな建物がダンジョン化しても鬼ほど硬くなる。
・ダンジョン内で死んだ人間の死体や身につけていたものはダンジョンに吸収される。ただし、ダンジョン内の魔物等の死体や身につけていたものはなくならない。
・ダンジョン内では階層でいきなり環境が変わることがある
・ダンジョン内では一部スキルが制限される事がある。
・ダンジョンには必ずダンジョンマスターが居る。ただ、ダンジョンマスターの発生条件、ダンジョンマスターへとなる方法は不明
・ダンジョンマスターの死亡によりダンジョンは消滅する。
これ以外は研究が全く進んでいないらしい。本には上記の内容とただ単にダンジョンで自身が経験したことが書かれていた。ダンジョンの戦利品は結構美味いらしいため、研究はされているっぽい。
こういうのってやっぱ浪漫あるよな。謎を解き明かして見たい感がすごい。
「何をボーッとしてるんですわ?行きますわよ?」
「はーい。」
という訳でやって来ましたダンジョン。名前は道蘭嚥下の猛窟。
壁に生えてる蘭がとっても綺麗らしいです。素晴らしい。ただ、蘭には危険な物もあるとかないとか。
「着きましたわね。うわー、花は嫌いですわ、花粉とあの花弁の変な手触りが嫌いですわ。」
「花粉はトラウマが・・・」
「なんだオメェら?花粉症にでもなってんのか?ハッ!貧弱貧弱ゥ!」
「ハァ?貴方の鼻の穴に杉ぶちこんでやりますわよ?」
何やってんだこいつら・・・
「はよいくぞー」
「「ういー」」
ようやく中に入ると、そこには美しい光景が広がっていた。蘭が光輝き、本来は暗いはずのダンジョン内が明るめになっている。強いて言えば足元に気をつけるくらいである。
「みんな、魔物が現れたぞ。」
「何ですのこの魔物?何か・・・キモイですわ。」
魔物の姿を見ると、花だ。花の茎部分がタコみたいにうねっている。茎部分で何か果実のような物を持っており、その果実からは液体が漏れ出ている。雰囲気というかなんというか、得体のしれないキモさを醸し出している。
「鑑定してみる。」
『カジュウセン・パイ』
レベル:40
ステータス:省略
スキル:お裾分け 果実式打撃術 草結び 噛みつき
食欲増進 木目にらみ 回転果実
「ここは俺にやらせてもらうぜ。俺の実力を見せよう。」
「ああ、頼んだ。周囲の警戒でもしておくよ。」
音探知を発動する。ギングは足運びからも分かるが相当強いのだろうな。楽しみだ。
先生をとったのはカジュウセン・パイだった。自身の果実を回転させて行く。その回転している果実を切り離し、ギングの元へとコマのようにして向かわせる。
対してギングは、その様なこと等気にもせず突っ込んでいく。その巨体に似合わないスピードで潜り込み、アッパーを食らわせる。
カジュウセン・パイが怯む。そして追撃を入れようとギングはアッパーで振り上げたあとの腕を振り下ろし、カジュウセン・パイの頭に大打撃を食らわす。
そしてギングがまた次手を組み立てようとする。これで終わりかと思われたが、カジュウセン・パイもまた一筋縄ではなかった。
コマのように回転している果実が鈴の様な音を鳴らし、ギングへとはじけ飛んでゆく。果実の中からは魔力を感じられ、このままでは果実が爆発し、ギドラでもタダでは済まないだろう。
だが、ギングは果実を掴み、その掴んだ手でカジュウセン・パイにストレートを食らわす。
これ大丈夫なのか?このまま手の中で爆発するだろ。と思ってヒヤヒヤしていた。
まあその通り、手の中で爆発した。ただ爆発させるのではなく、何らかの魔法を使用したのか左手の平からその爆発のと同じほどの魔力を感じられる金色のビームを一瞬放出する。それによってカジュウセン・パイが絶命した。
「興味深いスキルだね。」
「ああ、俺の自慢の力だ。これを成長させたら2倍3倍の力の反射魔力砲を放出できるらしいんだが、俺はまだその域までいけてねえんだよな。」
「そっか、がんばれ〜」
「ほら男ども、さっさと行きますわよ。」
「「はーい」」
死体を収納し、ギングとセツナについていく。道に所々魔力痕をのこし、道がわかるようにしておく。
「わー、あんな所に宝箱がありますわー。あけますわよ。」
とかなり無防備に宝箱に近づく。宝箱の横には先にこの宝箱を発見したのであろう先人冒険者がこれミミックと書いた看板があった。
「ちょ、それミミックかも。」
「え?うわちょ。」
ミミックがセツナを引き摺りこみ蓋を閉じる。だが、セツナが入りきらずセツナが頭隠して尻隠さず状態になっていた。
ミミックといえばもっと怖いイメージがあるが、この世界のミミックはそうでも無いらしい。ミミックは悪魔の1種らしく、宝箱の中を臭くして、罠にはまった人間の”臭い”という感情を餌にしているのだそう。
「うぇぇ”うぇぇぇ”くっせーですわ!!」
「はぁぁ。何やってるんだか。今助けるよ。」
セツナの足を掴み引っ張りだす。ミミックはとてつもない防御力を誇る無理に殺そうとする時間が勿体ない。
セツナは臭さのあまり涙目だ。浄化してあげた。何か可哀想なんだもん。
「ふっーふっーミミック。末恐ろしい悪魔ですわ。」
「いや結構見分けるの簡単だよ?これに至っては心優しい先人が看板置いてるし。」
セツナは看板を見つけたのか、心底驚いた表情だ。ギングも呆れている。
「ほら、早く行くぞ。早めに依頼終わらしてラーメン食おう。」
「ええ、そうしましょう。ブシマル系ラーメンが私を待っていますわ。」
3人で連携の練習も兼ねて協力して道中の魔物を倒し、探索を進めていく。
それにしても、ここの魔物は実に興味深い。パトロマンティスという縄張り意識の強いカマキリの魔物がいるのだが、それがカタバミアントという蟻の魔物寄生されて居たり、さらにそのカタバミアントが寄生されて居たりするのだ。実に面白い。
「大分素材も集まったし、そろそろ帰るか。」
「了解。」
「早くラーメン食べに行きましょう。」
と帰ろうとしたその時、背後からとてつもない大きさの魔力反応が起きた。その魔力に思わず鳥肌が立つ。
辺りに緊張感が漂う。
「セツナ!ヴィオ!逃げるぞ!俺が殿を務める!」
とギングが命令飛ばす。
その言葉を皮切りに、撤退していく。すると、魔力反応が起きた方向から魔力を収縮させた魔力砲が飛んできた。
ギングがその魔力砲を右手で受け、左手から反射魔力砲を飛ばそうとするが、キャパシティをオーバーしたのか、右手は爆発し、両手から凄まじい熱を発し、ギングが魔力回路か何かを損傷したのか吐血する。
「ギング!大丈夫か!」
「大丈夫だ安心しろ。少ししたら回復するからよ。」
「ヒール、応急処置はすませた。」
「フッありがとよ。」
「向かってきてますわよ!」
煙で相手の姿は見えないが、また魔力を練っているようだ。さっきクラスのを連発されるとならない事を祈るしかないな。
(この魔力………ハッ!時空属性の魔力だ!転移で誰かを孤立させるつもりか?だとしたら標的はだれだ!この事を皆んなに知らせなければ!)
「皆んな!転移で孤立化させられるかも!気をつけろ!」
「だとしたら標的はだれだ?...貴族令嬢のセツナとかか?」
「いや、違いますわ!標的は多分ヴィオリカですわ!あいつの正体は紫髪のギルドにいた辮髪ですわ!ヴィオリカを守りますわよ!」
「なんだ!お前因縁とかあんのか?」
「知らねえよ!クソ!」
みんなで固まろうとするが、紫辮髪のが俺の元にクルトガ方が早かった。
瞬きすると、辺りの景色は一変し、その場にいるのは俺と紫辮髪だけだった。セツナとギングの姿は見えない。
「お前、殺したはずだがな。生きていたとは、前は毒煙で弱らせてさら暗殺とかいうつまらない殺り方だったが今度は違う。真っ向勝負で、しっかりと殺す。ちゃんと任務は完遂する。」
「はは、怖いねえ。そこまでして俺の命を狙う理由が知りたいよ。」
「ククク、知らなくて良い。さあ、殺りあおうぜ。俺の名はカンム。あの世で俺の名でも広げてな。」
怖い。クッソ怖いがやるしかない。俺の仇をとろう。コイツを殺して糧にする。この調子だと他にも謎の刺客が来そうだしな。弱い自分に打ち勝つんだ。
旬永は、物語のどっかで旅行的な感じで行かせたいんすけど、蛇足になるかもしれないんすよね。
旬永は結構平和な国で、内ゲバとかもなく、武力も強いし、国王の人望が凄く、戦争はあまり仕掛けないし、仕掛けられないみたいな感じですね。なので、主人公が行くとしたら完全に旅行目的。




