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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第2章 英雄学校試験編 魂懐
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第39話 はよ出てこんかいゴラァ!!

英雄学園編が終わったら、主人公には数多の苦難と絶望を体験して貰う予定なので、今のうちに人生楽しんでって欲しいですね。

個人的には早く英雄学園編は早く終わらしたい。正直に言うと、他の章と比べてあまり英雄学園編の構想をしていないという自分のせいなんすけどね。大まかな流れが決まってりゃあ良いっしょ!((楽観的な馬鹿はこちら


サラエの街の西門から出てひたすら西へ進むと、で、で、で、出たー!!!


何か冒険者ギルドみたいだなって思ったら、冒険者ギルドって書いてある看板の上に、英雄学園試験会場入口って看板を貼り付けてるのが分かった。使い回しやないかい。


面接みたいな感じでノックを3回する。


「どうぞお入りください。」


いや面接やん?


中に入ると、丸メガネをかけた隈だらけイケメンがいた。いいなぁ。髭が似合ってて、少し長めの亜麻色の髪と丸メガネとか色々マッチしててイケメンやぁ。


「ん、2人...ですか。ふむふむ、S級の息子と魔慧ですね。ワープホールに入ってください。今は12月だから...来年の新年生ですよね。あの王子とかもいるし、収穫が多いな。」


何かブツブツ行ってらァ。英雄学園とか王道すぎて逆に気になる。早く行きたい。学園都市とかもあるっぽいし。


セツナが顔を覗き込んできた。

「何を考えこんでいるのですの?早く行きますわよ。」


「うぃっす。」


セツナに手を引かれワープホールに入る。何か身体が引っ張られる様な感じがする。奇妙な感覚やなあ。ワープホールってもっと眩しいの想像してたんやけど思ってたんとちゃうなあ。周りは青色だし、濡れない海の中で引っ張られてるみたいな。


ずっと引っ張られていると、光が見えてきた。もうすぐ着くのか。楽しみだ。


(うお、眩し。)


目を開けると普通に試験会場はこちらとか書かれた広間だった。周りを見渡すとセツナはいない。代わりに他の試験を受けるであろう人たちもぽつぽつといた。


先に言ったのか?いや、あの一件もあったし、多分あいつなら待つだろうし俺も待つか。







約5分後、セツナは来た。遅くね?


「あら、待ちました?」


「5分くらい待った。」


「そこは今来た所って言わないと。」

と言い、軽くひっぺたかれる。


多分あれかな?セツナは魔力量がえげつないからその分ワープホールで転送する時の転送量が多いから時間かかった的な?


セツナと試験会場の方へ向かう。さっき、他に試験を受けるであろう人たちはぽつぽつと居たと言ったな?ありゃあ嘘だ。クッソ人いるやんけ!!


「人多いなぁ...人混みで酔ったりするタイプ?」


「人混み酔いはしませんわ。まあ、私たちは招待状を受け取ってここに来たのですからある程度の便宜は図ってくれるはずですわ。」


「ほーん。」


招待状全員持ってると思ってたけど、招待状がこの全員に出される訳ないもんな。何か俺この世界きてからちょっとお馬鹿になった気がする。


「ごめん、試験って何するん?俺殆ど知らないんだよね。」


「座学と実技ですわ。実技の内容は私も詳しくは知らされてませんわ。ただ、座学はある程度予習して来ていますのよ。」


「ほーん。」


やっべ、俺全然予習とかしてなぁい。すぅっー…………まあすぐ試験来るわけではないだろうしとりま頑張るか!


「ま、今すぐあるって訳でも無いのでそんな心配することないですわよ。」


「うん、まあそうやろ。」


「とりあえず試験会場に自力で到着できたと報告してからサラエに戻りましょう。暫くは暇な日が続くだろうから、冒険者として活動して腕が鈍らないようにしないといけませんわね。」


「ういっす。」


セツナがそこら辺にいる教師らしき人物に声を掛ける。あ、すぐ戻ってきた。


「ただのめちゃくちゃ貫禄がある少年でしたわ。あの見た目で10代だとは思わないでしょう。」


「はあ...これだからセツナは見る目がないなぁ。ここは俺に任せな。」


辺りを見渡す。すると、スキンヘッドのめちゃ性格良さそうな超絶日焼けマンがいる。


(これは流石に教師だろ。)


意を決して話しかける。さあそのスキンヘッドは教師なのか否か!



その正体は···





「あらヴィオ、随分と早いですわね。やはり生徒を...ってチッ」


ヴィオリカの横にはスキンヘッドの性格が良さそうな男がたっていた。



「セツナ、この人は教師ではない。生徒だ。」


瞬間、セツナの顔は安堵に染まる。いや安堵に染まるのもおかしくないか?!俺たちは教師見つけなきゃいけないのに!


スキンヘッドの男が口を開く。

「教師を探すのを手伝ってやるよ。丁度俺も困ってしな。自己紹介をしよう。俺の名はギング・ドギラ。英雄学園には地元の仲間を背負ってレペゼンしにきてるからな、こんな所で立ち止まる訳にゃいけねえんだ。」


「私の名前はセツナ。魔慧と呼ばれていますわ。英雄学園には家を背負って来ていますわ。向上心だけなら誰にも負けないつもりですの。」


俺はもう自己紹介を済ませてるから不要だ。こいつはガタイも良いし、歳も近い。それに実力もありそうだから仲間としては最高峰なんだよな。まあそれ以前に、一瞬話しただけで良い奴と分かるんだよなコイツ。


「まずはどうやって探すかだな。教師は全員それなりに実力がある筈だ。だから一目瞭然だと思ったんだが、実力を隠すのが上手いのか見つからねえ。ここに教師いるから報告して次の試験あるまで待てとか言う癖していねえんだよな。」


さて、どうしようかと、ああでもないこうでもないと話しあっていると、突如服装的に剣士であろう少年が、「こん中に教師いるかー!!」と叫びだした。だが、周りの人間達は対極にシーンと、少年をヤバい奴を見るかのよ

うな視線で見つめている。


サムズアップして言う。

「あれやろうとしてたから危なかったな。ナイス少年。君の犠牲は無駄ではなかった。グッジョブ。」


ギングが呆れた様子で言う。

「あれも無理だって分かったんだから早く方法を模索するぞ。」



結構ダメ元で案を出しまくる。


「俺とギングで急に決闘したら教師もとめに来るんじゃないか?」


「却下だ。俺も出会ったばかりのお前と茶番とはいえ戦いたくないし、俺らの評価も下がるだろ。」


無理か!当たり前か!


「ねえ〜セツナえもん〜何か案ない〜?」


「セツナえ...すっー...い、今考えていますわ。」


「ならばこうしましょう。━━━━━━━━」




ギング君は以外と頭いいよ。クッソ良い奴だよ。

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