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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第2章 英雄学校試験編 魂懐
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第38話 新事実発覚

実はインフルにかかっちゃって、ほとんど寝たきりで投稿出来んかったんすよ。今は解熱剤とか飲んで熱はだいたい下がって、倦怠感と咳くらいっす。



 前話から2日後・・・










 あの路地裏の俺氏暗殺事件から2日がたった。セツナとは示し合わせたかのようにあの話題は口にはしていない。まああんな不気味な体験正直に言うと二度としたくないしな。話したくもない。


 それに、今日やっとガラムさんが提供した素材で作ってくれたコートをくれるのだ。あの人に心配されるのもなんだからな。寝て食っとけばどうせ忘れるだろ。


 早速浮き足立った様子で路地裏に向かう。あの一件があって流石に心配なのか、セツナも着いてきている。


 チリンチリンと音を立てて入店したい人生だった・・・


 いや中からデブい商人みたいなのが吹っ飛んできたんだけど!!なんだコイツ!!汗クサ!!クソハゲ!!このハゲー!!違うだろ!!違うだろぉ!!!!!


 まぁおっさんは無視しといて、すたすたと入店する。


「ういっーす!依頼の物できてるよね!!はちみつちょーだい!!!!」


 一年中短パン履いてるタイプのクソガキみたいな感じに言う。


「はちみつ・・・?ん”ん”ん”出来てるぜぇ。勝手にした事だが、多分コートよりフードの方が良いと思って勝手にさせて貰ったぜ。サイズはソイツが勝手に調節してくれるから身体がでかくなっても失くしたりボロボロにでもしねぇ限り一生使える代物だ。大事に使えよ。鍛冶師にとっちゃあ大事な息子だ。」


 マジか!ナイスすぎる!フードを見てみると、見た目だけでめちゃ良いのが分かる。グレイトフルワイバーンの素材とか使ってるんだが、見た目は案外素朴だ。


 全体的に緑なグレイトフルワイバーンの何故か黒い尻尾の部分の素材を使っているらしい。布?の様な訳のわからない素材にその見事な黒を溶け込こませ、わざと薄くして鼠色にしているんだと。ちなみに触り心地は最の高だ。留め具には赤い宝石みたいなのが埋め込まれている。綺麗で、見ていると吸い取られてしまいそうな気分になる。


「良いねこれ。気に入ったよ。一生大事にする!」


「あと、竜種の、しかもグレイトフルワイバーンの素材をふんだんに使った。それにお前さんの血を練り込ました。ある程度なら魔力を利用してそのフードを空中浮遊させる事も出来ると思うぜ。」


「ほぉーん。すっげぇや。」


「あと、フード作りが案外早く余ったのと、ヴィオリカに素材をいっぱい貰っちまったからそこのお嬢さんの武器も勝手ながらに作らせて貰った。」


 瞬間、つまらなそうに俺がフードを掲げている光景を見ていてセツナが満面の笑みを浮かべる。


「ははは!!これが気遣いがデキる男ガラムさんと呼ばれる所以よ!あんた、俺の目によると体術が得意そうにみえるぞ。だからガントレットを作らせて貰った。名は、老山下竜の篭手(マラク・ガントレット)だ。」


「ありがとうございますわ!!」


 いや俺の素材やないかい!!まあええか。セツナの装備になれるんやったら本望やろ。


「ありがとう!ガラム!」


「ありがとうごさいましたわ!」


 鼻歌スキップで退店していく。セツナとかめっちゃるんるんですやん。俺もだけどね。


 途中で倒れてたチビデブハゲ商人みたいなやつに売ってくれと言われたので、タマキン蹴り上げてボコボコにしておいた。


「ガラムさんいい人ですわね。ガントレットくれましたわ。一生大切にしますわ!」


「良かったやん。あ、米買いにいこ!」


 忘れてたわ。まだ米買ってないな。近くの米が売ってあるらしい店にセツナを連れて行き、相当な量の米を買って保存しておく。これで暫くは米に困らないはずだ。この世界は何故か食材の質が高いから米も美味いと思う。



「それじゃあ、この街でやり残した事も無いでしょうし、ここから西の英雄学園の試験会場へのワープホールへと向かいましょう。」


「え?」


「え?」


「いや、こっから西に英雄学園があるんじゃ………?」


「はぁ……(呆れ)英雄学園は、かの冒険王や大賢者が創設したもので、別にこの王国が作った訳でもありません。英雄学園は何処に存在しているかも不明です。

 なので、かの大賢者が各地に設置したとされるワープホールで試験会場へと赴くのです。

 あと、他国からも入学希望者がいるんですのよ?自分で冒険して英雄学園の試験会場へ行くというのはあくまでオマケ。それとは別に試験があります。」


「マジ?今知った。」


「まあ良いでしょう!!気を取り直しして向かいますわよ!英雄学園はすぐそこですわ!!」


「い、イエーイ!!!」

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