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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第2章 英雄学校試験編 魂懐
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第35話 ガラム・ガラム・ガラム

「ところで、米って何処で買えるの?」


「普通にそこら辺で売っていると聞きましたわ。ただ、養殖が難しい為値段は高いですわ。」


え?楽勝じゃん。金ならグレイトフルワイバーンの分で結構あるし。俺の感動を返してくれ。


てかサラエは結構肌寒いな。そこら辺でコートでも買うかな。


「ねえねえ、セツナは寒くないの?」


「私が住んでいたスカージネス領はサラナザル国内で1番寒い所なのですわよ。これくらい余裕ですわ。」


「ふーん。僕は寒いからコートでも買うよ。」


「コートを買う位なら鍛冶師に素材でも渡しましょう。戦闘中に邪魔になったら敵いませんわ。その辺、鍛冶師ならばそういう配慮としてくれるでしょう。」


なるほど、一理あるな。戦闘中コート脱ぐ時間があるかもわかんないしありかもな。鍛冶師探すか。


「冒険者ギルドにオススメの鍛冶師いるかきいてみよう。」


「ええ、私もそれが良いと思いますわ。」


今いる地点からちょっと歩き、冒険者ギルドの扉を開ける。いいな、この雰囲気。ガヤガヤしてて好きだ。


カウンターへと向かい、セツナと一緒に列に並ぶ。すると、雄叫び声が聞こえた。


何事か?と振り返ると冒険者が決闘しているようだ。


リングの中で決闘してんなこれ。オラワクワクすっぞ。


ここで、選手紹介をしよう!!片方は世紀末に居そうな見た目のガチムチマッチョ!!


そして、もう片方は・・・?オカマさんだ。顔には濃いメイク。ガチムチで紫色の辮髪だ。


ゴンゴンゴンとゴングの音が聞こえる。試合開始のようだ。


ガチムチマッチョが先制を仕掛けた!!牽制のジャブのようだ。一方紫辮髪は、避けない!!避けていないぞ!!これは単純に避けれなかったのか、またもや強者故の余裕なのか!


これは、後者だったようだ!ガチムチマッチョに神速とも言える速さで卍固めを仕掛けた!!ガチムチマッチョが失神!圧倒的KOだ!!!


カンカンカンカン!!!


雑魚がッダウン!試合終了!!


結構迫力あった。試合終了と同時に列が俺の番になったようだ。あの紫辮髪は結構ランク高そうだな。目で追うのも精一杯だったぞ。


「お次の方どうぞ。どのようなご要件でしょうか?」


「オススメの鍛冶師とかっていますか?」


「それでしたら、そこの通りにある路地裏に凄腕の鍛冶師が一時的にガマド、という店を構えています。その鍛冶師は各地を転々としており、今ちょうどサラエに居ますので、早めに訪ねた方が宜しいかと思います。その鍛冶師は気難しい為、気に入られ無ければ制作依頼は難しいです。その為、依頼を跳ねられたら表通りにある鍛冶師の店を尋ね訪てください。」





と、言うことで、ガマドに来てみた。探すの結構時間かかったな。体感的に20分くらい?セツナは今頃買い物でもしているのだろう。ちょっと緊張する。気難しいらしいし。


コンコンコンと戸を叩き、すいませーん。と挨拶しながら入店する。すると、そこにはちっちゃいおっさんがいた。これは完全ドワーフ的なやつだろ。


ふむ、ガチムチだな。鍛冶によって自然と鍛えられているのだろうか?明るめの茶髪で立派な髭携えている。




「小僧、何の用だ?む、その小僧の周りを徘徊してる鉄輪っか・・・ハハハ!以外と世界ってもんはちっこいんだな!」


「これ、作ったの?親から、貰いました。神力鍛冶師の弟子の弟子であるガラムが作ったものだと。」


「ご明察。俺の名はガラム・ガラム・ガラムだ。

それはそれとして、もしかして坊主、緊張してん

のか?店を訪れる奴らは俺の商品を転売しようとかそういう輩が多いからな。ちっとピリピリしてんだよ、ごめんな。だけどそれの主なら信用できる。ロザート嬢の息子だしな。ガハハハ!!」


この人なんか話しやすいな。コミュ障の俺でもスラスラ話せる。


「そんでなんのようだぁ?坊主。」


「寒いからコートを作って。戦闘中も使えるようなものがいい。素材はグレイトフルワイバーンでお願い。」


「あいよ、コートだな。グレイトフルワイバーンの素材をちょっと多めに出せば金はいらねえし他の素材もこちらで賄ってやる。グレイトフルワイバーンの素材は高くつくからな。2日後にここに来い!」


と説明しながら紙にスラスラと必要な素材を書き手渡ししてきた。


なるほど、と頷きながらアイテムポーチから出す振りをしてるこっそりアイテムボックスから素材を出して渡す。てか作んの早くね?


「作るの早いって顔してるな。俺みたいな一流になると作業が早いんだよ。む?おい、小僧。素材がちと多いぞ。」


「チップ。これからも宜しく。酒でも買って。」


「は!その歳でいい性格してんねえ。」


は?!気がついたらタメ口になってた。やっぱこの人話しやすいな。


セツナ待たしてるしとりま退店しよ。


「失礼しました。」


「そんな畏まるこたぁねぇよ!」


ドアを開け、裏路地を通ると視線を感じる。悪意っていうよりかは違う感じだ。あの商人とかによくある俺は大金を手にしてやるぞ、という粘っこい視線だ。


さっきガラムが転売どうのこうの言ってたからな。俺とガラムの会話を盗み聞きでもしていたのだろうか。


絡まれなければよいのだが。

みんなァ...ガラムさんは敬いたまえぇ。クッソいい人ですこの人。

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