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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第2章 英雄学校試験編 魂懐
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第34話 米は魔力

「ん?さっき赤ん坊を宿してるって言ったよな?産まれるの??????」


「はい、産まれますわ。」


 えぇ・・・マジですか。


「何時産まれんの?」


「私に寵愛を授けてくださっている方が時が熟したら産まれると言っておりましたわ。つまりわかんないってことですわ。」


「なるほど・・・キュア掛けるの面倒くさかったけどまあ仕方ない。俺も手伝うよ。」


「ありがとうこざいますわ。」


 セツナはニコッと煌びやかに微笑む。かわいい。青を基調として、所々高貴な雰囲気を思わせる白や金の装飾。そして、アダマンタイトが埋め込まれいるドレスアーマーはセツナの元々美麗な容姿を更に引きだたせる。


 セツナのその宇宙のような見ていると吸い込まれる目。絹のような長い金髪、重めの前髪・・・


 ・・・


 ・・・・・・


 めっちゃオタクが喜びそうな見た目で草wwwww


 俺氏大歓喜


 そういえばこの船には風呂があるらしいっすね。浸かるしかねえだろ。元々風呂とか温泉とかそんなんだったけど、この世界に来てからその重要性が分かった。風呂は神だ。風呂を崇めよ。風呂の有無でだいぶ変わってくる。疲れがクッソ取れる。


「今からお風呂入ってくるんだけどその間船酔いした時に我慢できる?」


「セツナ・スカージネスをあまり舐めては行けませんわ!風呂などたかが数十分!その位耐えて見せますわ!!」




 1時間後・・・・・・



 あー風呂きもちー・・・あ、セツナの事忘れてた!!!!長風呂しちまったよ!!!


 急いで湯船から飛び出す、立ち眩みが起こる。石鹸を踏む。すってんころりんと転げる。周りを見ても人は居なかった。良かった〜


 今の俺大分滑稽だぞ・・・


 身体を拭き、風魔法のホットドライウインドで髪を乾かしながら部屋へと戻る。


 05号室と予約していた部屋が見える。急いで扉を開ける。


「セツナ!無事か!」


 見てみると、顔が青白いセツナがぐったりとしている。


「大丈夫でssおrrrr」




 ここから先は想像にお任せいたします。





「すいませんでした!!!」

 と言いながら土下座をする。セツナの何がとは言わないが"アレ"の処理は俺がやった。こんな美少女のを処理するんだから寧ろご褒b「ぶベラ!!」


「何かしょうもない事を考えていたのは想像いたしましたわ!」


「ごめんなさい。」


 土下座の状態でセツナの機嫌を取り戻すために、俺は頭を高速回転させる。今の俺の頭の回転速度は!!地球と同じだ!!アレ?地球と同じって、1日1回転じゃね?まぁいっか!


 プラン1 食べ物やプレゼントで機嫌を取る。どうやらセツナは飲み食いが好きなようだ。つまり、ここは俺のマイメンステーキが火を吹く場面だ。焼くだけで美味しいマイメンステーキをさらに調理する。最強だ。1番可能性が高いと思う。



 プラン2 逃げる。これはダメだ。AGIが微妙にセツナの方が高い。追いつかれる。100%無理だ。



 プラン3 押し倒す。セツナも乙女だ。ぶっちゃけると〜?この世界での俺の容姿って〜?結構整ってる方だし〜?赤面して漫画見たいな展開になるんじゃあないの〜?成功率は低いが、成功した時の期待度は5億%だ。嘘だ。そんな展開になる訳ないし、幾らセツナが大人びているとはいえ、俺はロリコンではない。


 プラン4 誠心誠意謝る。成功率?知らん。だがそれでいい!


 ぶっちゃけプラン4一択である。食べ物で機嫌を取るとか有り得ないし、この件は完全に俺が悪いのだから、罰は受けるべ「ま、まぁあの時森で食べたシレンオオタチの肉をまた食べるのならば許して上げましょう。」



 はい!有り得ましたー!!ま、まあセツナが望んでいるのならば・・・な?


「ど、どうぞ・・・献上品でございます。」


 600グラムぐらいのマイメンステーキを取り出す。黒毛和牛換算だったら約1万くらいかな?それを一瞬で平らげてしまうセツナ。凄いな。



こんな感じで船旅の時間は過ぎていく。




 2日後・・・・・・




「ここがサラエか!!」


「やっと船旅から解放されますわ!!!」


 セツナがぴょんぴょんと跳ねて嬉しそうにしている。


 下船し、港から離れ、サラエの街並みを見てみると、かなり発展しているのがわかる。ガラス張りの部屋?の中に商品が飾ってある。前世でも結構見たような光景だ。この世界のガラスは異常に硬い。魔法とかに対抗するためだろうか?


 人混みでセツナと離れ離れになりそうになるので、手を繋いで冒険者ギルドの看板がある方へ行くと、人混みを抜け出すことが出来た。あそこは店がいっぱいあったし人が沢山いたのかな?


「人が多いですわね。スカージネス領とはまた違った雰囲気ですわ。我が領も沢山の人が居ますがこの用に1箇所に密集していませんわ。」


 セツナはこちら側に振り返る。


「サラエの街は食べ物が美味しい事で有名なのですわ。東洋の陽月神島(ひがちかみしま)の文化がこの街には流れてきていて、今陽月神島は鎖国中の為、陽月神島の食べ物を食べれるのはここだけなのですわ!!いつかスカージネスにも普及させるのですわ!!」



 陽月神島と聞いた瞬間、俺は理解した。絶対日本的な国だ。日本と言えば?米だ。因みに、この世界に来てから1回も俺は米を食べていない。


「ち、ち、ち、因みに、米ってある?」


「ええ、米もありますわね。とても美味だと聞きますわ。」


 米の存在を聞いた瞬間、己のダムが決壊し、目から涙が溢れる。米!米!米!!この世界で米が食べたい!この世界は総じて食材が美味しいから米を食べたい!


「え?え?え?どうしましたか?」


 セツナに抱きついて泣く。俺は絶対に米を食うぞ!!!!米を食べるのを邪魔するやつは絶対に許さい!

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