第31話 サラエに行こうよう
今日で37話までは行きたいっすね。
さて、ルルブルへと帰ってきた。はぁ〜戻ってきたはいいけど暇だ。なんせ1ヶ月先だからな。けど付き人っていうかお嬢様っていうかセツナかいるからな。まだマシだ。
「はぁーこれから1ヶ月暇だな〜」
セツナは頭にはてなマークを浮かべている。
「いや、とれた船の予約が1ヶ月先なんだよ。」
「あー、そういう事でしたのね。それなら私が予約した船に乗船するのはいかが?2日後出航予定ですわ。」
「分かった。おれもそれに乗らしてもらうよ。てか出航2日後ってもっと迷ってたら危うく乗れなかったじゃん。」
うわ何だよセツナの顔、自信に満ちたドヤ顔だ。自分が船に乗れない筈がない。自らに不幸が訪れる訳がない、という顔だ。ムカつくのが様になってるんだよな。
「あー?ありがとうございますお嬢様?」
「宜しい。」
完全に付き人扱いだよこれ。英雄学校の試験では付き人とか禁止だろ?これは良いのか・・・
けど、暇すぎる1ヶ月が無くなったし良いだろ。
2日後・・・・・・
船出航の日が来たぞ!!!ファンタジー物だったらクラーケンが襲ったりしてきたりするかな?海とか普通に怖いからそういうの本当に勘弁してください。お願いしますよ神様。
「さっさと歩きなさい。乗り遅れますよ。」
「は〜い」
小走りでセツナの元へと向かう。セツナも船に乗る経験はあまり無いのか、どこか浮き足立っている印象を受ける。
少し歩いて行くと、船が見えてくる。おー!デカくてかっこよくて浪漫があるなー。それに海の男達もいる。めちゃくちゃ活気があるしめちゃくちゃ厳ついな。
「もうすぐでサラエ行きの船、グレグラ号が出航しまーす!!!!」
ぐ〇とぐ〇みたいな名前だな。
「出航するみたいだし速くいこ。」
「こら〜子供でもあるまいしあまりはしゃぐんじゃありません。」
お母さんみたいな物言いだな。てかセツナが1番ワクワクしてるんだが・・・
「船酔いしないようにね。あ!すいません!グレグラ号に乗ります!」
「あいよー!因みに部屋があと1つしかないから2人で1つの部屋だよ!」
セツナがこちらの方をジト目で見てくる。流石の俺も紳士だし、ロリコンでもないからな。ロリコンではないからな!!
「お前の事夜這いする訳ないだろ。」
「本当ですの?」
大体俺はもっとグラマラs「ヴェッ!!」ビンタされたよ。
「言葉には発していませんが何か録でも無いことを考えているのは分かりますわ。」
「はぁ〜さっさと乗ろ。」
そそくさと船に乗る。結構安定感があるな。てかマストの所に誰かいるやん。海賊っぽい黒の衣装を着て望遠鏡で覗いてるじゃん。普通に視力強化使えよ。
いや、アイツ理解っているな。なんか足に義足をつけてうでにフックが付いてて眼帯も付けている。中々やるな。
この船は、全体的に黒で、そこに所々金で装飾していると言ったかっこいいか感じ何だが、そんな船の雰囲気と絶妙にマッチしている?あ、黒と金って何か高級感あるし全然マッチしてなくね?前言撤回しよう、こいつ全く理解って無いな。てかアレよく見たらただのマネキン?・・・
そんな下らない事を考えていると、ブォォォォという、何処と無く高貴さが漂う獣の唸り声のような物が聞こえてくる。
「船が発進致しまーす!!!!」
船が発進する。思ったより速いし揺れが少ない。魔力でうんたらかんたらしてんのかな?離れゆくルルブルを眺める。特に感慨は・・・・・・ないなぁ。
部屋で寝とくかなぁ......む?
「どうしたんだセツナ?」
セツナは船の壁に寄りかかりながら元々白く絹のようなきめ細かい肌を青白くしている。
「何だか......世界が回っていますわ。世界がぐちゃぐちゃしてますわ。うっ気持ち悪い。はぁ、はぁ」
流石にレディーがこの場で吐いちゃうのはまずい。船酔いも状態異常扱いだろうし状態異常治す魔法かけてやるか。
「キュア」
すると、みるみると顔から青白さが無くなり、健康的?な白い絹のようなきめ細かい何時もの肌になっている。口から出ていた涎をハンカチで拭っているようだ。
「感謝致しますわ!気分が完全に戻りましたわよ。これからも船酔いの度にキュアをかけてくださいませ!」
おーおーめっちゃ元気になっとるやん。でも度々キュアをかけるのはめんどくさいな。




