第26話 フルート:焦月ノ禁奏
やっとヒロイン的な人出てきましたよ。ちょっとヒロイン的な人が出てくるの遅い気がするけど良いでしょう。けど、後々セツナには悲惨な目にあって貰います。後々って言ってもアホほど先の話ですけどね。
タイトルをグロッケンシュピールとか焦月乃禁奏ってしたのは理由があるんですよね。
あー・・・食った食った。動きたくねぇ〜美味しかったのに量が大きすぎる。
さて、飯を食ったら後は風呂に入って寝るだけだ。でも・・・動きたくねぇ〜よぉ〜
いやダメダメダメダメ。動こう。ランニングしてこよう。
数十分後・・・
ランニングから帰ってきた。
さて、この俺がこの宿、楓の木を選んだ1番の理由が風呂付きという理由だからだ。風呂っていうか温泉だな。
水と風の複合魔法のリフレッシュ使えば良いらしいが、物足りないんだよ。日本人たるもの風呂は文化だろう。
今の俺はグレイトフルワイバーンの舌を売ったことでちょっとした小金持ちだ。当然、風呂の個室を貸し切りにする事も出来るんだよなあぁーーーーーー・・・良いんじゃないかあぁ?!
この宿、結構デカイって言うか、めっちゃデカくて旅館やホテルと言われても納得出来る程だ。
そして、大衆浴場と個室の風呂があるのだ。大衆浴場を利用するのに200ゼニーいるのに対して、個室は2500ゼニーいるのだ。2300ゼニー違うのだ、そりゃあ凄いに決まってる。
1時間後・・・
いやー気持ちよかった〜久しぶり過ぎるよ温泉。最高ッすわ!肌がモチモチな気がする。旅の疲れがイッキに吹き飛んだ。湯冷めしない内に部屋に戻るか。
スタスタスタと廊下を歩く。右手側はガラス張りで、中庭が見える。木が植えてあって、砂利が敷き詰められていて、マジで旅館みたいだ。
右の中庭を見て、綺麗だなーとか、日本を思いだすなー・・・・・・とか下らない事を考える。
すると、フルートの音が聞こえてくる。しかも、メロディーを奏でている。
(幻聴か?・・・)
「そこの貴方、止まりなさい。」
後方を見てみると、金髪で碧眼の同級生ぐらいの女性が居た。少女なのだろうが、凛々しい姿と切れ長の目、大人びた雰囲気がとても美しい。一瞬大人の女性かと思ってしまった。
てか何だ何だ態度が厳ついぞ。しかも、鉄琴の音もなくなった、結局なんだったんだろう。
「あら、ごめんなさいね。男の受験生かと思ってしまい怪訝な態度を取ってしまいましたわ。ボーイッシュな雰囲気でとても可愛らしいと思いますわ。」
「ぁ………あの…………ぁぅ…………僕男です。」
キリッとした表情が一瞬で驚愕の表情に変わる。髪は長めでボブみたいな感じになってるが、そんなに女っぽいか?ちょっと傷つくんだけど・・・
「ん"ん"ん"………男性の方でしたのね。魔慧と呼ばれる私を欺くとは中々にやりますわね・・・」
いやそっちが勝手に勘違いしただけだろ・・・ん?魔慧ってどっかで聞いた事あるような
「私の名前はセツナ!ルルブルから真南の方角にあるスカージネスという街の領主を父に持っていますわ。」
おー、貴族令嬢か。めんどくせ!因縁付けられそうだし足早に部屋へと向かうか。
「先程から何なんですの?反応が薄いですわね。もっと恐れ慄いても良いですわよ?特別に許可してあげましょう。ほら!今すぐ恐れ慄きなさい!」
後ろで何か行ってらぁ。もしかして俺に気があるのな?いや、俺はロリコンじゃあないんだ。もっと成長してから声掛けてくれ。ウッ!………
「私に背を向け逃げるとは・・・恥という物を知らないのですか?!貴族という高貴な血へに対しての尊重という物が足りませんわね!不敬罪に当てさせますわよ!!」
と言い、肩を掴んできた。やはりこれは・・・
「ごめんなさい。僕は貴方の逆ナンに対して答える事が出来ない。何故なら僕はみんなの僕だからね。ごめん、気を悪くしないでくれないか。」
瞬間、セツナ某の眼から光が消え失せ、顔からも表情が無くなった。
「貴方はここで切り捨て、ゴブリンの餌にでもするのが妥当なようですわね。男性でも、見た目は女の子らしく可愛らしい為、パーティーを組み、一緒に英雄学校を目指そうと思ったのに・・・」
「殺すぅ!!………コイツは此処で殺さないと!!ダメだぁぁぁ!!!!!」
と何処かの警察官が言ってきそうなセリフを言い、杖を取り出し、こちらを追っかけてくる。
ヤバいヤバい流石に煽りすぎた。英雄学校へは仲間と一緒に向かう事ができ、そのパーティーを組もうと声を掛けてくれているのだと予想はついていたが、弄りすぎた!
ヒィッ!!!ケツの穴に掠って無かったか今?!ケツがヒュンってした!!




