第19話 逃げて!!精霊さん!!
こちらやつさき、ただいま戻りました。何日か前に家に帰っていたのに投稿をサボっていたど阿呆はこちらです。
シャトーカノン・ヴィオリカの朝は、早い。
AM 6:00 起床
AM 6:05 顔を洗う。歯磨きなどの身支度。
AM 6:15 家を出て、ストレッチをした後、走り込みにいく。
AM 7:00 家に帰り、流した汗をシャワーを浴びて落とす。
AM 7:30 シャワーから上がり、魔法を使い髪を乾かした後に、リビングに行き朝食を食べる
今日の朝食は、食パンをカリカリに焼いて、上に極鶏の卵と森豚のベーコンを置いたベーコンエッグトーストだ。
その他には、コーンポタージュ、霜降り草のサラダ、ウィンナーや色々な物を盛り付けた物、紅茶だ。あ、それと、肉だ。もう一度言おう、肉だ。
エネルギーが必要なんだよ!!重いと思うかもしれないが、エネルギーがね!!この世界ではいっぱいエネルギーがいるからね!!
家族で朝食を食べ進んでいると、クロードが口を開いた。
「職業も、見習いから脱却出来た事だし、そろそろ職業スキルを身につけないとね、せめて12月までにはマスターしたいね。」
「確かにそうだね。魔鬼混合だったっけ?」
「ヴィオの魔鬼混合というスキルは、そのまんまだけど、魔力と鬼気を混合するというスキルだよ。」
「魔力と鬼気を混合したらどうなるんですか?」
「何で急に敬語・・・あぁ説明しよう。混合することで、質の良い魔力、もしくは鬼気を生み出せるんだよ。質の良いとは?って顔してるから説明してあげるね。質の良し悪しによって、魔法や鬼力の威力が変わってくるんだよ。
そういえば、ヴィオは鬼技から鬼力に進化したんだっけ?
まぁいいや、魔鬼混合することによって、質がめちゃくちゃよくなる。具体的いえば、普通の鍛冶師が作る剣と、神力鍛冶師の作る剣ぐらい違ってくるんだ。
それに、鬼力と魔法を組み合わせる事ができるから、戦略の幅が大きく広がる。」
「なるほどですね。ところで、神力鍛冶師とは?」
「神力鍛冶師って言うのは、鍛治の神様から認められた神剣や、それに準ずる剣を作る事のできる凄い人なんだ。
お父さんやお母さんの普段使いしている武器は、知り合いの神力鍛冶師の人に作って貰ったんだよ。
ヴィオの黒鉄シリーズの武器と黒鉄のアイツはその神力鍛冶師のお弟子さんのお弟子さんが作った武器なんだよ。」
いやマジか、どうりで手にも馴染むし、持ち主と共に成長するとか言う一生使えるレベルの武器な訳だ。マジパネェっす。
お弟子さんでこれって事は、神力鍛冶師の作る武器はどうなっているんだろうか。
朝食を食べ終えると、外の庭に行き、クロードに職業スキルを教えて貰う事になった。
身体を捻る等のストレッチを行う。
「胸の内にある魔力と鬼気でいつも技を使うように線を作り、段々と混ぜ合わせていくんだ。コツは、螺旋を意識して線を作って、それを絡ませるんだ。
それができたら、後は身体中に巡らせて、身体能力を上昇させるもよし、魔法や鬼力を使ってもよしだ。」
「分かった。やってみるね。」
ふーっと息を吐く。よし、集中しよう。
魔力の線と鬼気の線を作る。これは手馴れたもんだ。無意識にもできる。次は、線を螺旋を意識して、動かす。よし、これも出来た。
後は、絡ませるだけだ。更に気を深める。魔力の碧い線、いや、糸と鬼気の紅い糸が触れる。そのままゆっくりとを絡ませていく。
また、絡ませていくが・・・
途中で綻んでしまった。うーんこれが結構難しいんだなぁ、ヤバいなこれを続けてたらイライラしそうだから、早く終わらせておきたい。
これを戦闘中とかに、無意識でやるとなれば、滅茶苦茶難しくないか?
「まぁ最初は僕もそんな感じだったから、頑張ってね。」
クロードが去っていく。
よし、またやるか。魔力の糸と、鬼気の糸を絡ませていく。絡ませる絡ませる、だが、途中でやっぱり綻んでしまう。
何で途中で綻むというか、解けてしまうのか、どうしようか。とりあえず、魔力や鬼気の糸の密度を上げて、螺旋を意識して絡ませてみようか。
糸が触れ合う・・・だが、途中で解けるのではなく、逆に千切れてしまった。
やばいな、と頭を抱える。これで出来なかったら、どうすれば良いのか。
4時間後・・・
出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来ない出来n「お昼ご飯だよー!!」
はっ!?やばいな、12時になってしまった。これを始めたのが8時だから、4時間やってたのか。
お昼ご飯を食べた後、また訓練を開始する。
あの4時間で、色々と、糸の強度を調整したり、魔力糸を穴ぼこにしたりして、鬼気が染み込んだりしたりとかしないかなーとか色々工夫してたんだが、何れも失敗に終わってしまった。
俺の魔力の感じとかが合わないのかな?もういいや、糸とか関係ねーや!!
魔力で胸の内に拳で握れる程度の魔力の塊を生み出す。その魔力の塊を野球ボールみたいにし、中を空洞にする。
そして、その空洞に鬼気を注入する。
「ファイアーボールゥ?……………」
やる気のなさそうな声で魔法を放つ。
すると・・・
拳大程度な大きさのファイアボールの筈が、バスケットボールの球程の大きさへと膨れ上がんでしまった。
それは、魔力で手のひらに生成された物なのだが、中からは鬼気が溢れ出ている。試しに投げてみる。
ここで、余談なのだが、ファイアボールでは、魔力同士を擦り合わせ摩擦でちっちゃな種火を生み出す。
そして、それを空気と一緒に内包することで、魔力パワーも合わさって、拳大程度の大きさの炎が生まれる。
これをファイアボールと言うのだが、これを、球の空洞に鬼気が含まれている魔力で行うと、幼精霊が生み出されるのだ。
この幼精霊は、想像する様な、サラマンダーとかそんなんではなく、どちらかと言えば微生物のような自分の意識すら持っていない生き物だ。
本来は、幼精霊は周囲の魔力等をミリ単位にも行かない程の量を少しづつ吸い込み、成長して段々と意思を持っていくのだが、この生み出された幼妖精はファイアボールによって死滅してしまうのだ。
幼精霊が進化して精霊へ、精霊が進化して中級精霊へ、中級精霊が進化して、大精霊へとなる。大精霊が信仰されていたりすると、神化して亜神になる。
特に、大精霊レベルへとなると、もはや生きる自然とでも言えるレベルになる。
だが、幼精霊とて侮るなかれ、目に見えないとしても、大量の魔力や色々な気を保有しているのだ。
その幼精霊が死滅し、そのファイアボールに色々の気や魔力が行き渡ったとしたら?ここで話を戻そう。
手のひらに生成されたファイアボールを投げる。ふむ、結構遠くに行ったな。お!着弾するぞ!
ファイアボールがひゅ〜んと花火の様な音を放つ。
着弾 5 ・ 4 ・ 3 ・ 2 ・ 1
物凄い音がなる。まるで、火炎魔法を使ったのようだ。ファイアボールの周囲は抉れている。
この事態に家族が何事かと駆けつける。
クロードが満面の笑みで口をひらく。
「凄いじゃないか、魔鬼混合の1つ2つ上の事をしているじゃないか!それは精霊潰しという技術なんだ。凄いな!」
「けど、魔鬼混合は出来ませんでしたよ?」
「いや、これが出来たら大丈夫だよ!けど、幼精霊以外でこういう事やっちゃだめだよ?特に、精霊とかだと自分の意思を持ってるから反撃されたりして危ないし、幼精霊だからいいけど、精霊使いとかの職業もあるし、信仰の対象になってる場合もあるから気をつけるんだよ。」
う〜ん・・・嬉しいけど、これ結構魔力と鬼気失うからあんまりやりたくないんだよなぁ〜
後は使いこなすだけだよなぁ〜はぁぁさっきは絶対たまたまただからなぁ〜
俺はこの先どれほどの幼精霊を殺す事になるのだろうか、まぁ頑張るか。
部屋に戻りジオを呼び、枕代わりにして本を読む。本って最高だな!!まるで将棋だな・・・




