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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第1章 鬼と鼠
18/61

第17話 怒りのチャレンジャー 終

投稿しようと思ったら間違えて全部消しちゃいました。くそぉ...もゥまぢ無理


あと、鬼仙魔の能力を書き忘れていたので、13話に追加したんですけど、見に行くのめんどいと思うのでここに書いときます。


『鬼仙魔』



 レベル?


 称号:憤怒 山の主 大罪人 化け物


 ステータス:?


 スキル:憤怒 花びらの舞 咆哮 破壊 縮地 王威圧 神社顕現 死地 居合 仙力 仙地 鬼力 鬼地 英雄奮起




 奥義:岩流れ 椏梨椏(ありあ) 泡沫の舞 稲光 水面断ち 陽釈迦(ひしゃか) 鬼亜門(きあもん)

 絶対に殺すと思ったはいいものの、それでアイツを殺せるかと言ったら答えはNOだろう。


 だから、頭はクールに、だけど狂ったようにやるんだ。ぶっちゃけ自分が何言いたいかは知らん。だってさ、


 冷静になれる訳ないだろぉ?!ぶっちゃけ鬼仙魔相手にするのは怖い。だってあのジオがぼろ雑巾みたいになってるからだ。かと言って、怒りもある。マイチーが殺され、カジャも殺され、ジオは死んではいないもののぼろ雑巾みたいになっている。こいつ殺してぇ・・・


 そんな事を考えていると、鬼仙魔が金棒を投げてきた。


 しゃがんで避ける。すると、鬼仙魔は隙ありと言うかの如く、大太刀を使い、袈裟斬りにしてくる。


 流石に大太刀で攻撃してくるのは分かってるよ。


「波仙気!」


 仙気の衝撃波だ。攻撃逸らす位は・・・ってクッソ吹っ飛ぶやん。やっぱ鬼門と英雄奮起は偉大やなあ。自分が思ったよりも強化されているようだ。鬼門とか英雄奮起の強化倍率どうなっとるんや。


 これはアレやな。


 おもむろに黒鉄の特大剣を取り出す。


 それは剣というにはあまりにも大きすぎた

 大きく

 分厚く

 重く

 そして大雑把すぎた。

 それはまさに鉄塊だった


 これがやりたかっただけだ。見た目完全にドラゴンとか殺してそうな見た目なんだよな。


 おお!特大剣が片手で持てるようになっとるわ。こんなに軽い!うん、まあ予想出来てたしな。うん。


 鬼仙魔に肉薄し、特大剣を横一文に振りかざす。ガードしようとするも、そのパワーに鬼仙魔が思わず吹っ飛ぶ。


 ビューティフルやあ・・・


 特大剣を逆さにし、地面に突き刺さす。


「おら!かかってこいや!」

 と言い、中指をたてる。中指の意味が分かるかは知らんが、何か挑発されたのは分かるようだ。


「グラア!!」

 と叫び、大太刀を縦一文字に振りかざす。


 結構速いな。


 特大剣を横斜めに構えてガードする。当たり前に鍔迫り合いが発生する。


 力は若干鬼仙魔が上なようだ。刃からは火花が散り、空気が振動する。


 やっべえ。押し負けてらあ。大丈夫だ。だいじょぶだいじょぶ。え?大丈夫だよな?


 特大剣を横にスライドし、そのまま流れるように鬼仙魔の腹に特大剣を突き刺す。


 特大剣を腹に突き刺したらやる事は1つだろ。


 グリグリして、燕返しの様にして一刀両断する。おへその部分で綺麗に斬れている。断面が綺麗だ。芸術点高めなんじゃないのか?


 倒した後にやる事は1つ。この強そうな大太刀と金棒をアイテムボックスに回収だ。せこせこと武器を回収する。


 すっー、あぁ、何か精神的に疲れた気がするわ。傷とかはハイパーヒールのお陰で特にないが、何か疲れた。こんなデンジャラスな登山とかした事ないしな。ずっと気ぃ張り詰めてたし疲れた。流石に殺っただろ。


「あ、あぅ...」


「お前の負けだよ。どしたん?話聞こかwww」


「こ...こ...こ、殺す。陽釈迦ぁ...」


 鬼仙魔を見ると、成仏すんのかって位に輝いている。輝いている...んだが、俺にはその光が何処か濁っているように見えた。


 その光が収まると、次には鬼仙魔の胴体に鬼気や仙気や魔力や色々ごちゃ混ぜにして構成されたぶっとい薔薇の茎みたいなのが巻きついていた。


 その薔薇の茎が伸びて、上半身と下半身が繋がれる。その断面からは、めっちゃ触れたらやばそうなネバネバとしたスライムのような何かが出て、上半身と下半身を完全に繋ぐ。


 俺はその様子をただただ愕然として見ていた。いや、ズルやん?俺も回復持ってるけど、一刀両断した後にそれは冗談で済まされんやん?てかそれ絶対に攻撃ように使う技やろ!


 もおー!!何で何だよ!!


 鬼仙魔が立ち上がるのと同時に俺も特大剣を手にして立ち上がる。


 まあ相手の武器は俺が回収したから拳か鬼気使ったり仙気使ったりするしかないだろ。


椏梨椏(アリア)!!」


 地面から木の根?枝?かは知らないが、鑑定した時に椏梨椏って書いてるし、多分木の枝的な物が飛び出してきた。


 余りにも速すぎるその速度は今の俺でも目で追えず、腹をぶっ刺され、更に飛ばされる。


 痛った...何か段々とムカついて来たわ。何か頑張って切断したのに?回復されて?はあ!?絶対に殺す。怒りが再燃してきた。


 ん?と思って刺された部分をみる。


 わお!傷部分に綺麗な花が咲いてますわ!!やっべ!


 こういうの漫画では大体魔力吸い取られるとか体力吸われるとかあるからな。


 花を引っこ抜こう!力を入れて、全力で引っこ抜く。


「痛ったぁ!!!!」


 えはえはえはえはえはえはえはえは痛すぎワロタwwwwww痛すぎて笑えてくる。具体的に言うと金玉全力で蹴られた時と勝るとも劣らないレベルだ。


「ハイパーヒール」


 痛みが落ち着いてきた。てかマイチーから受け継いだ魔法をかけても痛みが落ち着くだけなのかよ。


 鬼仙魔が口を開く。また何かやるつもりだな。


「稲光ィ!!」


 雷が降ってくる。威力は絶大。言わなくても分かる筈だろう?


 ギリギリ避けれ...もしなかった。諸に直撃だ。


「身体が灼けるぅ...痛いぃ...ハイパーヒール」


 ふう、回復だ。


「椏梨椏ァ!!」


 先程と同じように、地面から木の枝が飛び出してくるが、黒鉄の特大剣で防ぐ。


「ウオッ!?」


 更に、特大剣を絡みとろうとしてくる。ちょっと驚いた。木の枝を引きちぎり、火魔法出燃やす。


「やべぇな、近づかなきゃ。」


 特大剣を仕舞い、鬼仙魔に向かって全力疾走する。流石に逃げるかと思いきや、どんと構えている。


「椏梨椏!椏梨椏!椏梨椏!」


 地面から次々と木の枝が出てくるが、特大剣とかいう重くは無いけどクソでかいものが無い今はちょっと厳しいが避けれる。


 右に避ける!


 スッ…危ね。今の危bってちょ!


 俺の真下から木の枝がが出てくる。だが、俺の靴はメイドのドメーヌ特性の靴で、何か凄いらしく、この程度では壊れない。だが、上空に吹っ飛ぶ。


「稲光ィ!!!」


 雷が落ちてくる。だが、予想済みだ。俺はSEK〇ROで雷返しという技を知っている!


 黒鉄のアイツから刀を取り出し、落ちてきた雷を纏わせる。そして、刀を仙気でカタパルトのようにして振りかざす。いや、発射する。


 鬼仙魔を再び一刀両断した。だが油断してはいけないどうせまた復活する・・・って・・・あ?


 気づいたら、俺の両手が無くなっていた。鬼仙魔はもう既に復活していた。自身の両手がないと言う衝撃の映像で思わず気絶しそうになる。


 いや、だめだだめだ気ぃ失っちゃ!こんまま死んじまうぞ!


 けど、どうすれば、正直な事を言うと、今の俺にはハイパーヒールを使えるMPはないし、使ったとしても治るかは分からない。


 この状況に絶望し、諦めはしたくない。だが、こんな状況でどうやって勝つのか?という考えが頭をよぎる。諦めなくても諦めても結果は変わらないのでは?もう頼れるものもない。


 手が無い右腕で鬼仙魔を殴る。鬼仙魔は避けもしない。右腕に激痛が走る。


「もう、ダメなのか?」


 と諦めかけるって言うか完全に諦めたその時・・・


 炎がメラメラと燃えるような幻聴がした。


「グギャ!!」


 背後を振り返ると、前に俺が吹っ飛ばしたゴブリンZがいた。ゴブリンZは駆け出し、鬼仙魔に勇猛果敢にも挑んでいったのだ。どうせ無駄なのにね(・・・・・・・・・)


 はあ。以外にも押しているが、どうせ回復されるのだ。無駄な努力だ。


 無駄な努力。無駄な努力なのだが、その無駄な努力を見ると涙が止まらなくなった。


 俺は思いだした。カジャが教えてくれた情熱を、あの熱く燃えたぎるような闘いを。


「クソッ!俺の馬鹿野郎!」

 思わず口に出てしまった。


 もう1回、諦めずにやってみるか。


 そうやって、もう一度決断すると、俺の両手が戻ってきていた。まあ、明らかに異常ありな両手だ。何か青白く光っていて、半透明だ。透けている。


 そして、俺の背後からも同じ青白い光がする。


「遅いぞケビン。マジで恨むからな。」


『......言葉が見つかりません・・・言い訳にもなりませんが、精霊界でヴィオリカ様へ向かう為のの申請が通らなかったのです・・・』


 めっちゃショボンとしてる!!まあ・・・いいんじゃね?そういう申請があったんなら仕方ない。


「別に怒ってないよ。」


『......!?それは嬉しきお言葉!!せめてもの謝礼として、我が力を授けます!あと、知恵とか!!』


 ん!力を授けるだとぉ!?どんな力何だ!!


『そう、我?私?小生?小生の力を憑依させたり出来る力です!!』


 お?おーパチパチパチ。


『早速ですが、ちょっと戦況を見分けますぞ・・・ふむ、ゴブリンZに、鬼仙魔。ゴブリンZの体力が尽きる前に準備を終わらせましょう。』


 ほーん


『我を憑依させる云々は置いておいて。あの鬼仙魔は大罪持ちと言って、普通のやり方では殺せないのです。方法は様々ですが必ず回復します。まあロザート様はゴリ押しで無理やり殺しますが・・・』


 いやロザートどうなってるんよ。何か実力凄いのは分かるけどアレをゴリ押しはやべぇな。


『あ!忘れていましたぞ。あのジンウォッカなる者は、魔物のように見て実は精霊なのですぞ。だからあの者もの力を借りることもできますぞ。』


「マジか。ジオの力を借りれるのか。」


『まあ元々、憑依とは力を借りるというよりかはその者の魂を自らに降ろすという技なのですが、最近はそれが改造されて魂を降ろす、というよりも力を借りる。という技だと勘違いする輩がふえたのですよ。』


『ああ、話が脱線しましたね。大罪系の者を殺すのには・・・』


「殺すのには?」


『その大罪に対応した美徳を見せる必要があるのです。憤怒の場合は忍耐ですぞ。』


 忍耐か。耐え忍ぶって何を耐え忍べばいいんだ?


『大罪を犯した。いや犯されたとも呼べる魔物には悪魔がついて憑いております。忍耐とはいいましたが、その悪魔を殺す事こそがヤツを殺すことに直結するのです。』


「いや、殺すって...どう殺すんだ?」


『ヴィオリカ様の様子から見て、彼奴が回復する様子は見ましたと見受けられます。あの黒いネバネバが悪魔の1部なのです。普通ならばそれを掴めば身体が毒されます。それを耐えたとしても、悪魔を殺すには至りません。ですが!今のヴィオリカ様の手!その精霊の手があれば悪魔を掴めるのです!!』


 な、何だってー!?


『ヴィオリカ様の元へ向かう為の申請が遅れたのも、その精霊の手のせいでございます。』


 いや精霊の手で申請が遅れたんかよ。まあそれだけこの手は凄いって事か。


『正直な事を言いますと、その精霊の手は私の力を宿しております。それ故に燃費が悪い私ほもう力を使えません。お許しください。あ、その精霊の手の効果時間がおわったら両手は生えてくるのでご心配なく。それではさようなら。私は直に眠りにつきます。』


 うわこいつ本当に寝やがった。めっちゃすやすや寝てるよ。まあ今の俺にはゴブリンZも居るからな。


 ゴブリンZと鬼仙魔の元へと駆けつける。


「ゴブリンZ、遅くなってすまんな。」


「グギャア(ホントに来るの遅せぇよ。)」

 大体こんな事言ってるだろ。


 黒鉄の刀を取り出す。この刀に愛着湧いてきたわ。ついでに鞘も取り出しておこう。


 黒鉄の刀を鞘に仕舞い、居合の構えをとる。何か俺の事をめっちゃ可愛がってくれるメイドのネルが刀の使い手らしく、稽古つけてくれたんだよな。


 ゴブリンZが鬼仙魔へと肉薄する。ゴブリンZの戦い方は基本的には徒手空拳だ。拳や足にゴブリン達の希望が込められた魔力を纏わせてゴブリン達を救うのだ。今回ばかりは対象が違うようだが。


 ゴブリンZが渾身のアッパーを食らわせる。その威力に鬼仙魔は脳震盪を起こす。


 ゴブリンZが合図をしてくる。おい、隙作ったぞ。とでも言い出しそうな顔である。


 これは期待に応えるしかねえな。さて、どうしようか。普通に居合するだけじゃ物足りないないよな。まず仙気のカタパルトだな。あと風魔法と火魔法で推進力を上げて発射でいいっか。



 居合仙気カタパルト砲を食らわす。おへその辺りを一刀両断した。こっからだ。


 黒いネバネバが発生した。即座にそれを掴む。そして引っ張る全力で引っ張る。驚く程感触が気持ち悪いが我慢だ。


「椏梨椏ァ」


 地面から木の枝が襲いかかってくるが、ゴブリンZがそれを防いでくれる。


 黒いネバネバをめっちゃ取り出した。あと少しだ。そのあと少しが遠いんだけどな。何か塊見たいなのがあるようだ。


 黒いネバネバを取り出す度に鬼仙魔が呻く。痛いようだ。だがカジャやマイチーの痛みはこんな物では無いはずだ。


 黒いネバネバを全て取り出す。


 瞬間、俺の意識は飛んだ。


 どこだここ?地獄見たいな。しかも俺の身体が半透明になってる。


 見上げると、階段があり、その上に玉座みたいなのがある。そしてその玉座にめっちゃ不機嫌そうな角の生えた少女がいた。


「クソォ!ガキがァヨクモやってくれたなぁ?ぐっちゃぐちゃにした後に色欲の所に送りこんでやる!あのガバ〇ンはショタコンだから喜ぶだろ。」


 え?何それちょっと羨ま...ってダメだだめだ。


 てか何だコイツ。ファッション色々すげえな。かっけえじゃん。


 腰まで伸びた銀髪はウェーブがかかっている。頭に生えた日本の角は禍々しくも何処か雄大だ。悪魔の王にも関わらず、その様子は反逆者と言うに相応しい不遜さとカリスマが感じられた。


 問題は服だ。めっちゃかっけえ。コウモリ見たいな漆黒の翼が生えている。その翼にマッチするファッションで、何かかっけえんだよな。厨二心を擽られる。


「おぉ!お主は許せぬがファッションに関しては見る目があるようだな!ハッハッハ!」


 思考が読まれんのか。やっべえ。心の隅で幼女体型だから着せられてる感が凄いって思ってたぞ。


「よいよい。1度死んでしまったからこんなのじゃ。あと数年もすれば本来のグラマラスボディーに戻る。」


 マジか。どんな姿なんやろ。もしかしてあの玉座の後ろに像があるけどあんなんになるのか。ワ〇ピの世界にいそうな程の体型やん。クッソグラマラス。


「お主、ファッションの見る目もあるし、あのネバネバを取り出す程の力もある。ふむ、お主、我の配下となれ。よし、配下には名乗らねばなるぬな。」


「すぅっーー神の反逆者にして!!新たなる星!!神に裏切られ!!そして神を裏切りし者!!」


 玉座から立ち上がる。


「我が名は!!ノヴァ・サタイラ!!」


 玉座の後ろ側からマグマが立ち上る。


 演出がかっこいいな。新たなる星、新星とノヴァか。厨二心擽られる案件だなこれ。


「配下になったからな。褒美を何かくれでやろう。喜べ!!悪魔界でも我の配下は少なく、そして高待遇であることで有名だぞ?」


 え?何か配下になったみたいに話が進んでるな。俺はもちろん拒否k「拒否権などなあぁい」


「悪魔がそんなに優しいと思ったら大間違いだ!無理やり契約を結ばせる!我が契約結ぶのを失敗したのは1度しかない!力づくだぞ!!」


 いや1度はあるんだ。いやいや抵抗しなきゃ。けど俺がこんな強そうなのに叶うのか?


「あのロザートとかいう小娘に我が手を加えた魔物を殺されたからな。ここに招待したのだが強すぎてな!あの小娘に殺されて復活したらこの体型だ!ハッハッハ!」


 ロザート!?俺の母さんじゃん。


 瞬間、ノヴァ・サタイラ改めてノヴァの顔が恐怖に滲む。そして、一瞬で土下座する。


「すいません。もう許してくだしゃい。あの悪魔殺しロザートにチクるのだけはお許しを。どうか!どうか恩赦を!!我の旧友のバニティもロザートに誘拐されたんです!!」


 母さん何やってんだ・・・まあ兎に角、鬼仙魔からあのネバネバを取り出して復活しないようにしたら許してあげるよ。


「あ、ありがとうございます。感謝します。我の配下や他の悪魔達にも貴方様やその周辺には迷惑掛けない様にと命令しておきます。」


 分かった。それじゃあさっさと帰してくれる?ここ暑いんだけど。


 と心の中で言うと、辺りが真っ白になり、元の場所へと帰ってきていた。


 鬼仙魔は真っ二つそのままで、ジオはピンピンしながらお座りしているし、ケインはジオの頭の上で寛いでいる。ゴブリンZは居ないようだ。


「ゴブリンZはどうしたの?」


『奴はもう助けがいらないと分かるとニヒルに笑い、ゴブリンZはクールに去るぜ。と言って去って行きましたよ。』


 なるほど。アイツは助けに来てくれたんだな。感謝しないといけないな。俺もアイツとの戦いで成長した部分もあるだろうし。


 鬼仙魔を見つめる。鬼仙魔の下半身は全て灰となっていて、上半身は断面から燃えて灰となっていっている。


「...ふむ。吾輩は負けだようだな。今思えば怒りに身を任して...愚かな者よ...はあマイチー...すまぬなあ...やっと目が覚めたよ...」


 虚空を見つめている鬼仙魔の目から涙が溢れる。


「うわぁ...すまぬ...すまぬよぉ...ああ...マイチーよ...それでもお主は許してくれるのだな...我は天国には行けぬぞ?」


 すると、鬼仙魔の目から更に涙が溢れる。だが、その涙さえも灰となり、地面を濡らすことはない。


「ああ...我は果報者よ...これだけの罪を犯したのに...我を正気にさせ...許してくれる者がいるのだから...」


 鬼仙魔の全てが灰となり、その灰が風によって全て散り散りになる。


 辺りに金色の雲が立ち込める。その雲は鬼仙魔とマイチーとカジャの身体を形成していく。


 マイチーと鬼仙魔は俺に手を振っている。鬼仙魔の雲から炎がやって来て、俺の胸に吸い込まれる。鬼仙魔の顔をみると、その力に飲み込まれるなよ。と言っているように見える。


 マイチーと鬼仙魔の雲が消える。


 カジャの雲からも、炎が出てきて、俺の胸に吸い込まれていく。カジャの顔をみると、じゃあな兄弟。と言っているように見えた。


 金色の雲が全て消えた。どんだけレベルが上がったのかと、自分を鑑定してみる。



 ヴィオリカ・シャトーカノン


 年齢10歳

 生年月日.1501年.10月21日金曜日

 種族 人間


 レベル 30


 称号:タイマン強者 化け物バスター 大罪人処刑者 鬼首狩り 2つ名狩り 奥義持ち


 職業 メイン 「仙鬼騎士」

 サブ 「 」

 サブ 「 」

 サブ 「 」


 ステータス


 レベル35


 HP 600

 MP 1100

 STR 250

 VIT 275

 DEX 250

 AGI 240

 INT 600

 Luck 280


 職業スキル 魔鬼混合


 魔スキル 魔法[火炎魔法レベル3 大海魔法レベル3 暴風魔法レベル4 大地魔法レベル5 聖魔法レベル3 暗黒魔法レベル3 熔鉄魔法レベル7] 魔術 魔力活用 魔力視 魔法言語


 鬼スキル 鬼力:レベル1 鬼地 鬼気活用 鬼気視 鬼言語 夜叉 鬼門 清浄 明鏡止水


 仙スキル 仙力:レベル1 仙地 仙気活用 仙気視 縮地


 汎用スキル 身体能力上昇 五感上昇 軽足 夜視 隠れ身 音感知 熱感知 自円領 声拡散 咆哮 威圧 花びらの舞

 死地 鑑定眼 アイテムボックス 刺突術 憤怒 マグマ舌

 マグマ吐息


 剣聖技:レベル1 剣聖術

 拳聖技:レベル1 拳聖術


 奥義:岩流れ 椏梨椏(アリア) 泡沫の舞 稲光 水面断ち 陽釈迦(ひしゃか) 鬼亜門(きあもん) 噴火


 めっちゃ成長してるぅー!!!


 あまりの成長具合に思わずジオの腹に倒れ伏す。そして、あまりの疲れ具合に思わずそのまま寝てしまう。

ノバのシーンはちょっとしたギャグにしましたが、実はノバは本作のヒロインになっており、かなりの重要人物です。ノバの設定が明かされるのはかなり先になりすが、ノバはとってもいい子です。

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