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星歌とヴィオリカ  作者: やつさき
第1章 鬼と鼠
13/61

第12話 空はどこまでも赫く、憤怒する仙鬼と鬼哭する癒鼠 その四

投稿がくっそ空いてすいません。遂に夏休みへと入りました!夏休み早速体調を崩して居ますが、体調を崩している間は投稿する事に全力を注ごうと思います。

 周りのシレンマツリザル達は蜘蛛の子を散らすように逃げて行き、コロッセオの幻影も消えた。


 何故にコロッセオの幻影なのだろうか?あれは確実にコロッセオのはず、間違いない。コロッセオには昔、親友達と旅行に行った記憶がある。あの頃の楽しい記憶は、今でも鮮明に思い出す事ができる。


 まぁ、そんな事を考えても、腹の足しにもならないし、仕方がないので、何も考えない事にする。


 てか、あんな強敵を倒したんだし、レベルアップしているんじゃないのか?鑑定をしてみよう。楽しみだな~






 ヴィオリカ・シャトーカノン



 年齢10歳


 生年月日.1501年.10月21日金曜日


 種族 人間


 レベル 13


 称号:タイマン強者


 職業 メイン 「魔統鬼仙士見習い」

 サブ 「 」

 サブ 「 」

 サブ 「 」



 ステータス



 HP 310

 MP 670

 STR 175

 VIT 175

 DEX 175

 AGI 160

 INT 300

 Luck 230



 職業スキル 魔鬼混合


 魔スキル 魔法[火魔法レベル10 水魔法レベル10 風魔法レベル10 土魔法レベル10 光魔法レベル10 闇魔法レベル10 火炎魔法レベル1 大海魔法レベル1 暴風魔法レベル1 大地魔法レベル2 聖魔法レベル1 暗黒魔法レベル1 ] 魔術 魔力活用 魔力視 魔法言語



 鬼スキル 鬼化 鬼技:レベル3 鬼術 鬼気活用 鬼気視 鬼言語 夜叉 鬼門 清浄 自我理性 仙技:レベル3 仙術 仙気活用 仙気視



 汎用スキル 身体能力上昇 五感上昇 軽足 夜視 隠れ身 音感知 熱感知 自円領 声拡散 剣技:レベル3 剣術 鑑定眼 アイテムボックス 刺突術








 おお!火魔法やらなんやらが色々進化してる!!

 それに、タイマン強者という称号もゲットしている。

 だけど、聖魔法は俺は聖気が多分10ぐらいしか無いから、全く使えんだろう。


 俺が信仰に厚かったり、もっと聖書を読んだりしたらちゃんと増えるのだろうが、信仰については、元日本人だった事もあり、無宗教派だからそんなに信仰に厚くないんだよな。


 聖書は、物語が面白かったりして、結構読めるから、試練の山を出る事ができたら、もうちょっと読んで見ようかな。



 辺りを見てみると、さっき見たコロッセオ程の大きさに地面が真っ平らに整備されており、所々に採掘していた痕跡も見える。多分シレンマツリザル達がこの場所にコロッセオの幻影を作る為に掘ったんだろうな。


 てか、何故にコロッセオなのだろうか?あれは間違いなくコロッセオだ。昔、大親友達と、ローマ辺りに遊びに行った事があるのだが、あの輝かしい記憶は今でも忘れられない思い出だ。鮮明に思い出せる。


 ま、こんな事考えてても何にもなんないしいいだろ!


 あと、ここまでの労力を使うとか、あのタイマン祭りに対する情熱が高すぎるだろ。


 しかも、バナナを食ったり賭け事をしながら戦いの観戦をしてる奴もいたぞ。ジオもこっそりバナナ貰ってたしな。


賭け事をしてた奴らの脳内をアフレコするとしたら

『よぉ兄弟また決闘がはじまったなあ!!ところでよ、今回は誰に賭ける?バナナも少なくなってきたしなぁ、よし!俺は大穴であの毛がないガキ猿に賭けるぜ』


『お前も馬鹿だなぁ。今回もどうせオヤブンが勝つだろ?そんなんだからお前1番の貧乏何だよ。』


こんな感じだろうか。俺が勝った時に、呆然としながら心做しか喜んで奴いたし。



 まぁ、多分あいつらにとってはあれは祭り的な物で、あの油断様とオヤブンを倒した後のぎこちなく逃げる様な感じからして、オヤブンに対して相当な信頼をしていたんだろうな。


 俺がタイマン強者という称号を持っている所をみると、あのオヤブンも誰かから勝ってあの称号を勝ち取り、今まで無敗だったんだろうな。


 それにせよ、夜視もあるし、新たに頂上に登りながら野営出来る場所も探そう。



 探す事1時間ぐらい・・・・・・






 お!やっと見つけたぞ!だが


 とりあえず今日は焚き火を焚いた後にもう寝よう。流石に疲れた・・・あいつら寝ようとした所に襲ってきたからな。全くいい迷惑だよ。

 

 しかも、途中に負傷している右肩に木の枝が刺さったりして、滅茶苦茶痛かった。この山で最強なのはもしかしたら木かもしれないな。


 何だよあの木、立派に棘つけてんじゃあねえぞ


眠気でフラフラになりつつ、ジオを呼び出して枕件布団にして眠る。あのベルゼ野郎も今回は来なかったし嬉しい事だ。


 ・・・


 ・・・・・・


 ・・・・・・・・・




『チュン!チュンチュン!!』



 ふわあぁ〜、ん"ん"〜


 雀の鳴き声も聞こえるし、もう朝か・・・


 昨日疲れてる事もあって、気絶するように寝てしまったな。ジオと共に朝チュンしてしまった。もうお婿にいけないわ!


 未だに覚めない身体を無理やり動かし、水魔法を使い水を生成し、顔を洗う。


 Foooooooooooooo!!!!!!

 みんな調子はどうだ?!おぅはよぉぉう!!!!



 ふぅ、これで完全に目が覚めた。何やってんだろ俺・・・


 焚き火の後を消し、再び山の頂上へと向かう。途中で何度かマイメンと遭遇したが、ファイアアローの連打で倒して行った。


 こちとら右肩を負傷しているのに相変わらずの雑魚具合だ。だが、頂上に近づくたびに、強くなっていっている気がする。



『キュン!!キュン!!キュキュ?キュキュッ、キュキュキュキュ!!』



 はっ?!間違いなくこれはマイメンの鳴き声だ。間違い、俺がマイメンの声を聞き間違えるはずがない。どこにいるんだ?


 おーいマイメーン、怖くないからでておいで〜


『ポン?ポンポン!パフパフパフパフパウ!ポウポウ・・・』


 次はこんな鳴き声が聞こえた。新種のマイメンか?

 すると、新種のマイメンが俺の目の前に出てきた。少し通常のマイメンよりデカイ。別種の可能性があるため鑑定をしてみる。



『マイメンシレンチユオオタチ』

 レベル:13

 ステータス:省略

 スキル:旨味 過密毛 噛みつき 外交 交渉 テレパシー 異種言語理解 ハイパーヒール



 ふむふむなるほど、どちらにせよマイメンには変わりないな。よし、

 


「ファイアアr『ちょっと待ったぇ!!』」


「ッ!!」


『ワタシはマイメンシレンチユオオタチのマイチーと言います!』


「ふむ、俺に話しかけるとは何用だ?」


 少し高圧的な態度で話しかける。俺と喋る事が出来るのは異種言語理解と、テレパシーのお陰なのだろうか。


『あの〜、マイチー達の同法、つまりはシレンオオタチ族を狩るのを辞めて頂く事は可能でしょうか?交換条件として、マイチーの事を好きなだけモフり続ける権利をあげましょう!!』


「遺言はそれだけか?ファイアアr『待ぁて待て待て待てぇい!!!!』」


『条件を!条件を追加致しましょう。』


「ほう?」


『貴方様の右肩からは血の匂いがします。お怪我されているのでは無いでしょうか?マイチーのスキル、ハイパーヒールで治してあげましょう。』


「なるほど、それなr『まだまだまだぇ!!』


『貴方様の向かっている方向から推測すると、きっと頂上に鎮座されておられる鬼仙魔サマの所に行こうとしているのでしょう?』


 『そして、鬼仙魔サマの討伐を目的としているのであらば、鬼仙魔サマの討伐を手伝ってありましょうッッ!!

 右肩の怪我を放置しているのをみると、今ちょうどヒーラーが欲しいのでは?( ≖ᴗ≖)ニヤッ』


「ナニ!?喜んで!!喜んで引き受けましょぉーう!!」


『ハイッよろしい。』


 こうしてヒーラーの仲間が出来たのであった。





試練の山のもう一方でもとある事が起きていたのであった。





蛇は怒り、飢えていた。ヴィオリカはまだ会っていないが、この山には鬼仙魔以外にも2番手的な存在がいた。


蛇は目標を殺すため、山を全力で回っていた。だが、蛇はその電車並の巨体によって以前よりもスピードは低下していたため、このエレベストもびっくりの悍ましい大きさの山を回るのに一苦労していた。



そうして、動き回ったことにより腹が減っていた蛇と、2番手である、痙兎マレアニアがいた。


痙兎(けいと)マレアニアは老いた兎であったが、実力は衰える事なく、むしろ、経験と老いたことによって若かりし頃と視界が変わったのか、むしろ強くなっていた。


マレアニアは徒手空拳で戦い、己の老いたことによってか、痙攣するような動きの魔力によって、相手の命を奪うという戦法だった。


マレアニアには既に6匹の孫がおり、試練の山のヌシを狙うつもりでも無いため、平和に暮らしていたのだ。いたのだが、そんな者達が出会ってしまったのだ。


マレーは既に孫を避難させている。自らが死した時の跡継ぎも決定している。


孫が完全に避難を完了したことにより、それが皮切りとなったのか、戦闘が開始された。


ベルゼスネークは強いのだが、まだ若いと言う事もあり少々、いや、かなり調子に乗っていた。その上、先程カジャという名前も手に入れていた。


カジャは口から炎並の温度を持つ舌をだし、横凪にした。


マレーはそれを最低限の動きで避け、カジャの鼻ッ柱にジャブを叩き込む。


カジャは鼻っ柱に叩き込まれたという事と、マレーの拳に乗った魔力による激痛が襲っていた。その事に、カジャは若干戦慄する。


牽制のジャブでこれならば、本気の攻撃となるとどうなってしまうのだろうかと。


マレーは一言で言うと洗練されていた。老け顔には似合わない引き締まった身体。少しでも動き安いようにと衣服は破いている。


カジャは今度は喰らわないと警戒し、気を引きしめる。カジャは成長したのだ。だが、これまで有頂天だったカジャは気を引き締めた事がない。


人が気を引き締め時、頬をペチッと叩くように、カジャは歯軋りしようとしていたのだ。

なのだが、気を引き締めようとしていた瞬間に、カジャは1番油断していた。


故に、マレーの本気のストレートと回し蹴りを鼻っ柱にもろに食らってしまった。


カジャが一瞬気を失う。だが、これによりカジャの辞書からは油断という文字が跡形もなく消えた。


カジャが反撃しようと溶岩の魔術を放つ。周囲は燃え、地面もえぐれているが、マレーはそれを華麗に避ける。


その事に、マレーはフンッと鼻を鳴らしカジャを嘲った。その顔はとてもうざく、大抵の者ならば殴ろうとしているであろう。


マレーは長生きな故に、相手をイラつかせることに関して1級以上だった。


その事に、以前のカジャならば激昆していたが、冷静沈着に、クールなまま、クレイジーにマレーを殺す方法を考えていた。


その時、カジャは思った。即決即断。さっきの事もあり、カジャは即実行に移していた。


瞬間、カジャは叫び散らかす。マレーはその煩ささに、顔をしかめていた。それだけならば何ら問題はないが、カジャは叫び散らかしながら暴れ回っていた。


何せカジャは体力以外すべて負けているのだから、このままやっても負けるし、多分暴れ回ったら勝てるだろ。という楽観的なものであった。


だが、以外にもこれは的を得ていたのだ。マレーは老眼だ。下による攻撃も殆ど感で避けていた。


この暴れ回り攻撃も、勘で避ける事は可能だが、流石に限界がある。


周りは炎に包まれ、逃げる事は不可能。この炎が迫り来る制限時間付きのフィールドで、電車並みの巨体が暴れ回るのだ。


だが、マレーも伊達に2番手を張っている訳では無い。カジャの攻撃を巧みに躱し、反撃をしている。


マレーは周りをみる。炎のフィールドはまだ来ていないが、その熱と煙は確実にマレーの体力を奪っている。


さて、どうしたものか。このようなピンチは過去に幾度となく体験した。魔力で上に向かって自分を吹っ飛ばして、逃げるか。そして、一旦この炎のフィールドから逃げるのだ。


マレーはそう考えた。そして、その作戦を実行に移したのだ。


だが、カジャはそんな事はとうに織り込み済みだ。電車並みの巨体を誇るカジャは隙だらけのマレーに向かい、パクっと丸呑みした。即死である。


カジャは戦いの興奮と勝利の嬉しさ、このような強敵を倒した事による達成感に包まれた。


カジャがこの戦いで学んだことは少なくない。まず、この巨体は何かしら便利だが、あのガキンチョを殺すには少しばかり不便だろう。


そして、マレーを倒した事による経験値でカジャは進化する。力はそのままに、体はよりスマートに、高さ軽自動車、長さ30メートル程に進化した。


そして、カジャは手足の便利さを学んだ。それにより、カジャは屈強な手足を手に入れた。見た目は完全に蜥蜴である。


進化は完了した。カジャは蛇?蜥蜴?のような存在に進化したのであった。


この戦いでのカジャの進化は肉体だけでなく、精神までも進化させた。


カジャの中にある憤怒と憎しみは、戦う事の楽しさ、達成感と、強くなるという向上心に変わった。変わっていないのはお腹がすいたという感情だけなのである。


ヴィオリカが成長すると同時に、カジャも成長した。これにより、どちらが勝つかは完全に分からなくなった。


だが、主人公は鬼仙魔との戦いも控えている。果たして結果はどうなるのだろうか。見ものである。


マレーは自分の中ではカズヤウサギVer.みたいな感じです。

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