カーミラは眠らない〜吸血鬼シーヴァの歪んだ愛〜
吸血鬼のシーヴァは、長い年月を生きる中で、欲しいものはなんでも手にしてきた。
血も肉も快楽も──美しいと思ったものすべて。
一目見た時から欲しいと思った男《モノ》も手に入れ、今はヨーロッパの島国にある自然に囲まれた湖のほとりでのんびりと暮らしている。
しかし手に入れたはずの男は、年月を共にしても無愛想で可愛げがなく、まったく思い通りにならない。
自分がいなければ渇きも癒せず、抗うことすらできない存在だというのに。
たったひとつの欲しい心《モノ》が、いつまで経っても手に入らないのは、なぜ──?
全8話完結。他サイトにも掲載しています。
※軽度な性的表現、血液描写がありますので苦手な方はご注意ください。