第一話 転校
ピピピピピピピ....
そんな耳障りな音をだす目覚まし時計、、、もといスマホを手に取り、目覚まし機能を停止させる。
まだまだ眠り足りないのか、ふただび眠ろうとする意識を無理矢理覚醒させ、ベットから身をおこす。
スマホを見ると時間は6:00を表示している
「よし、しっかりと起きられた。さすがに転校初日に遅刻はできないからな」
これが彼、つまりこの物語の主人公である青年
セラ マコトの物語第一声である
...ちなみに漢字で書くと、瀬良 真となる
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真は、寝巻きから真新しい学生服に着替え、現在学校へとむかっている途中である
まわりには自分と同じ学生服をきた学生達が、学校を目指し歩いていく。
友達どうし仲良く会話をしながら歩く者、一人で歩く者、なかにはジャージを着て走っている者もいる。
あたりを見渡しても知っている顔はない。転校をしてきたのだから、当たり前といえば、当たり前の状況だがかなりの居心地の悪さを感じる。
友達がたくさんできるといいなーなどと、新小学一年生並の事を考えながらまだ慣れぬ道を歩いていくと、ようやく目当ての建物が見えてくる。
東京ドームのひとつは、はいりそうな広大な敷地を囲むようにフェンスがたっている。
フェンス越しでもわかる、白く綺麗な校舎の壁に、校名を写した垂れ幕が風に揺られている。
ここが、今日から真が通うことになる学校...
神内桜昴高校である
神内桜昴高校、略して神校は創立十年という比較的(かなり?)新しい学校で、授業にはノートパソコンや、スマホを使うなど、かなり最先端な授業スタイルをしている。
そのほかにも、他の高校にはあまりみられない特徴があるため、入学希望者が多く、倍率がかなり高い。
そのような所に転校できた事を幸運に思いつつ、職員室を目指し歩いていく。
転入手続きのために、一度訪れたことがあるため、問題なく職員室にむかっていけるが、初見ならば必ず道に迷うであろう。実際に真は一度目の時に、学校の中で迷子になったほどである。
たいした問題もなく、職員室にたどり着けた真は、ドアを開けなかに入る。そして、自分の担任となる先生を見つけるために、辺りをキョロキョロと見渡す。
全校生徒約1200人を育てる学校ため、先生の数も必然的に多くなる。なかなか担任を見つけられずにいると、一人の先生がこちらに近づいてくる。
「瀬良 真君よね?ちゃんと時間どうりに着いたみたいね。よかったわ」
この女性、肩にかからないぐらいで切り揃えられた、ブロンド色の髪にキリッとした目が特徴的なかなりの美人。真の担任である、東雲 晴香先生である。
「おはようございます、東雲先生。本日からよろしくお願いします」
相手が美人のためか、返事がつい固くなってしまう。
(そんなことは無い!相手は先生だ!これが正しい挨拶のはずだ!)と、心の中で必死に言い訳を並べてしまう。男の悲しい性というべきだろう。
「フフ。そんなに固くならなくてもいいわよ。さっそくだけど、教室に案内するわ。着いてきて」
笑われてしまった。恥ずかしい。固くなってしまうのは反射条件です!そんな気分になってしまう。
先生に連れられ教室にむかって歩いていく。ちなみに、職員室は四階と一階にあり、いまからいく二年の教室は二階にある。一年は一階、三年は三階と、わかりやすい仕様にはなっているが、いかせん教室の数が多く、さらには別棟もあるため、あきらかに初見殺しとなっている。
数分歩いたあと、ある教室の前で東雲先生が立ち止まる。自分もそれに続いて立ち止まる。
その教室のドアの上には、2-2と書かれたプレートが教室のドアの上についている。
「ここが、今日からあなたの教室になる、二年二組よ。まず、私と一緒に入ってもらって、あなたの紹介をするわ。それに続いてあなたも自己紹介をしてちょうだい」
いよいよだ。緊張する心に活をいれ、東雲先生に続いて教室のなかに入っていく。クラス全員の視線を浴びながら、先生とともに教壇の上に立つ。
「みんな静かに。朝のホームルームを始める前にみんなに伝える事がある。私の横にいる彼の事だ。彼は今日からかクラスの一員となる転校生だ。さあ、自己紹介を頼む」
東雲先生に促され、自己紹介をはじめる。
「俺はーーーーー
やっと物語が進みはじめました!
この調子で書いていきたいです