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『親友が多すぎる件』

作者: くろめがね
掲載日:2026/02/16


 この物語には、主人公がいません。

 少なくとも、物語の中心に立って、自分のことを語る人はいません。


 ここにあるのは、

 ある一人の人間についての、断片的な記憶だけです。


 誰かにとっては、ただの知人。

 誰かにとっては、少し気になる人。

 そして、誰かにとっては、親友だったと思っている人。


 人は、同じ時間を生きていても、

 同じ思い出を持つことはありません。


 それでも、

 似た温度の記憶が重なるとき、

 一人の輪郭が、静かに浮かび上がることがあります。


 これは、

 誰かを特別な存在として描く物語ではなく、

 誰かの人生の隣にいた時間を、

 少しずつ拾い集めていく物語です。


① 高校の同級生・男


 親友、って言っていいと思うんですよ。

 いや、笑われるのは分かってるんですけどね。あいつ、誰とでも普通に話すタイプだったし、特別扱いとか、たぶんしてない。でも、俺にとっては、親友でした。


 同じクラスになったこと、一回もないんです。

 廊下で会うくらい。朝の挨拶とか、そんな程度。


 でも、あいつ、変に人の顔覚えてるやつで。

 俺が寝不足の顔してると、必ず言うんです。


 「今日、目の下ひどいな」


 それだけ。

 心配とかじゃない。笑うわけでもない。ただ事実を言う感じ。


 家のこと、あんまり上手くいってなかったんですよ。

 誰にも言ってなかったです。言うと面倒くさくなるから。


 でも、あいつにだけは、なんとなく隠せなかった。


 ある日、昼休みに購買の前で立ってたら、

 「パン、いる?」って袋を渡されて。

 別に俺、何も言ってないんですよ。金も払ってない。


 「余っただけ」って言ってましたけど、

 あれ、絶対嘘だと思うんです。


 でも、問い詰めるほどのことでもないし。

 そういう距離でした。


 卒業してからは、ほとんど会ってないです。

 連絡先も知らない。


 なのに、訃報を聞いたとき、

 胸の中にぽっかり穴が空いたんです。


 理由、説明できないんですけど。


 だから、親友だったと思ってます。



② 大学のサークル仲間・女


 私、友達少ないんですよ。

 だから、勝手に親友だと思ってたのかもしれない。


 あの人、相談ってしない人でしたよね。

 聞く側。いつも。


 私が失恋して、サークルにも行けなくなった時期があって。

 ある日、部室の隅に座ってたら、あの人が来て、隣に座ったんです。


 何も言わないんですよ。

 「大丈夫?」も、「元気出して」もない。


 ただ、飲みかけのペットボトルを差し出してきて、

 「喉乾くと余計落ちるよ」って。


 それだけ。


 変な人だなって思った。

 でも、帰る頃には、少しだけ呼吸が楽になってました。


 私、あの人の恋愛の話、何も知らないんです。

 家族の話も、仕事の夢も。

 なのに、親友って言っていいのかなって、今でも思う。


 でも、

 落ちてるときに隣にいた人って、

 もう、それで十分じゃないですか。


 だから、親友だったと思ってます。



③ 職場の同期・男


 仕事では、正直、そんなに絡んでないです。

 部署も違ったし、プロジェクトも別。


 ただ、帰りのエレベーターが一緒になることが多くて。

 で、降りたあと、コンビニ寄るんですよ、いつも。


 「今日、長かったな」

 って言いながら。


 それ以上の話、しないんです。


 俺、その頃、辞めようと思ってて。

 誰にも言ってなかったです。言ったら止められるから。


 ある日、会社の裏口で座ってたら、

 あいつが来て、「煙草吸わないの?」って聞いてきた。


 吸わないって言ったら、

 「じゃあ、ただ休もう」って。


 十分くらい、何も話さなかった。


 その日、辞表出すつもりだったんですけど、

 出さなかった。


 あいつ、理由聞かなかったな。


 親友、って言うと大げさかもしれないですけど、

 少なくとも、あの頃の俺にとっては、そうでした。



④ 近所の飲み屋の常連・女


 年、だいぶ違うのよ。

 だから友達って感じじゃないんだけどね。


 でも、あの人、変なタイミングで来るの。

 私が一人で飲んでる日に限って。


 別に隣に座るわけでもないし、

 話しかけてくるわけでもない。


 ただ、帰る頃になると、

 「もう帰るんですか」って言う。


 敬語なのよ、ずっと。


 でね、ある日、私が泣いてたの。

 家のことでちょっとあって。


 何も聞かなかった。

 ティッシュも出さない。


 ただ、

 「雨、強いから足元気をつけて」って。


 それだけ言って帰った。


 冷たい人だなって思ったけど、

 あの日、変に優しくされたら、

 たぶん店出られなかったと思う。


 だからね、

 親友って言葉、似合わないかもしれないけど。


 私にとっては、

 親友だったと思ってる。



 こうして話を聞くたび、

 同じ言葉が出てくる。


 ——親友だった。


 誰にでもそうだったのか。

 それとも、みんなが勘違いしているのか。


 まだ分からない。


 ただ、

 誰かの人生の、

 少し沈む場所に、

 必ずあいつがいたことだけは、

 同じだった。


⑤ 中学の後輩・男


 先輩っていうより、

 近所のお兄ちゃんって感じでした。


 部活の帰り道、よく一緒になって。

 俺、体力なくて、すぐ遅れるんですよ。


 あの人、先に行けばいいのに、

 いつも歩く速度を落とすんです。


 でも、「待ってる」って顔はしない。

 ただ、ゆっくり歩いてるだけ。


 俺が謝ると、

 「俺も疲れてるから」って。


 たぶん、嘘だったと思います。


 先輩、無口でしたよ。

 あんまり喋らない人でした。


 だから、こうやって“親友”って言うと、

 変に思われるかもしれないですけど。


 でも、

 中学の頃の俺にとっては、

 あの人が一番、近かった。



⑥ 大学のゼミ仲間・男


 いや、無口じゃなかったでしょ。

 めちゃくちゃ喋る人でしたよ。


 議論になると止まらなくて、

 周りが疲れるタイプ。


 でも、否定はしないんですよね。

 意見は言うけど、

 相手を折ろうとはしない。


 俺、論文で詰まってたとき、

 深夜に電話したんです。


 「ごめん、今大丈夫?」って聞いたら、

 「大丈夫じゃないけど出た」って。


 その一言で、笑ってしまって。


 結局、答えはもらってないんです。

 ただ、二時間くらい雑談して終わり。


 でも、翌日、少し書けた。


 だから、親友だったと思ってます。



⑦ 元アルバイト仲間・女


 冷たい人だった、って印象のほうが強いかな。


 私、あの頃、かなり荒れてて。

 遅刻も多かったし、

 シフトもよく飛ばしてた。


 普通なら怒るでしょ。

 でも、あの人、何も言わないんです。


 ある日、店長に怒鳴られて、

 裏口で泣いてたら、

 コーヒー置いて去ってった。


 「甘いの飲めないでしょ」って。


 それ、優しさだったのか、

 ただの気遣いだったのか、

 今でも分からない。


 でも、

 あの時、誰よりも近くにいたのは、

 あの人だった。



⑧ 幼なじみ・男


 いや、親友っていうか、

 ただの腐れ縁ですよ。


 子どもの頃から一緒で、

 喧嘩もしたし、

 何年も連絡取らない時期もあった。


 でも、久しぶりに会うと、

 時間が戻る感じがして。


 あいつ、昔から変わってなかったな。


 ただ、

 俺が一番しんどかった時期、

 何も言わずに家に来て、

 ゲーム置いて帰ったことがあって。


 あれ、

 たぶん、慰めだったんでしょうね。


 俺ら、

 そういうこと、言葉にしないんで。


 親友って言葉、照れくさいですけど、

 まあ、そうだったんじゃないですか。



⑨ 元恋人・女


 ……親友、ではなかったと思います。


 付き合ってたし、

 恋人だった時間のほうが長い。


 でもね、

 別れてからのほうが、

 あの人のこと、分かった気がする。


 私、すごく感情的で。

 よくぶつかってたんです。


 あの人、怒らないんですよ。

 ただ、黙る。


 その沈黙が、

 当時は嫌だった。


 でも今思うと、

 あれ以上言ったら、

 たぶん、私が壊れてた。


 だから、

 恋人じゃなくなってから、

 親友みたいだった気がします。



⑩ 同じアパートの住人・男


 話したこと、ほとんどないです。


 でも、

 階段で会うと、必ず会釈する人で。


 ある日、俺、酔って転んだんですよ。

 覚えてないんですけど、

 翌朝、ドアの前に絆創膏と水が置いてあって。


 管理人さんかと思ったら、

 違って。


 あの人だったって、後から聞きました。


 それだけ。


 それだけなんですけど、

 ああいうのって、

 誰でもできることじゃないと思う。


 だから、

 親友って言うのは変かもしれないけど、

 ……まあ、近い人でした。



 証言は、少しずつ食い違う。


 無口だったと言う人もいれば、

 よく喋る人だったと言う人もいる。


 優しかったと言う人もいれば、

 冷たかったと言う人もいる。


 でも、

 全員が、

 同じ場所に立っている。


 ——しんどかった時期。

 ——一人になりかけた瞬間。


 その場面にだけ、

 あいつがいる。


 誰か一人の人生じゃない。

 たくさんの人生の、

 少し沈む場所に。


⑪ 専門学校のクラスメイト・女


 私、学校辞めようとしてたんです。


 理由、いろいろあったんですけど、

 まあ、一番は、自信がなくなったことかな。


 周り、みんな上手くて。

 自分だけ置いていかれてる気がして。


 帰りのバス停で、

 ずっと携帯見てたら、

 横にあの人が立ってて。


 「次、来るよ」って言われたんです。


 バスの話じゃないって、

 なんとなく分かりました。


 それ以上、何も言わなかった。


 その日、退学届、出しませんでした。


 だから、親友だったと思ってます。



⑫ 元同僚・年上の男


 年下でしたよね、あの人。

 でも、妙に落ち着いてて。


 俺、離婚した直後で、

 仕事も上手くいってなくて、

 正直、かなり荒れてたんです。


 会社の屋上で煙草吸ってたら、

 あの人が来て。


 「寒いですね」って。


 冬でもないのに。


 意味分からないでしょ。


 でも、

 その一言で、

 なんか、怒りが抜けたんですよ。


 説教されなかったのが、

 ありがたかった。


 だから、親友って言葉、

 年齢差あっても、

 使っていいんじゃないかと思ってます。



⑬ 小学校時代の友達・女


 あの子、昔から変わってないよ。


 目立たないけど、

 気づく人だった。


 私、いじめられてた時期があって。

 誰も直接助けてくれなかった。


 でも、あの子だけ、

 掃除の時間、必ず同じ場所にいた。


 何もしない。

 先生にも言わない。


 ただ、隣で雑巾絞ってる。


 それだけで、

 一人じゃない気がした。


 大人になってから再会したとき、

 その話、しようと思ったんだけど。


 言わなくていいかなって、

 なんとなく思って。


 あの子、覚えてない気がしたから。



⑭ ネットゲーム仲間・男


 リアルで会ったの、一回だけなんですよ。


 でも、

 毎晩ログインしてて。


 俺、あの頃、引きこもってて、

 人と話すの、ゲームの中だけだった。


 あいつ、強いわけでもないのに、

 同じクエスト、何回も付き合ってくれて。


 「暇だから」って言ってたけど、

 たぶん違う。


 チャットも、短文ばっかり。


 「大丈夫?」とか言わない。


 でも、

 ログインしてると、

 安心したんですよ。


 ゲームのフレンドに

 親友って言葉、変かもしれないですけど。


 俺にとっては、

 そうでした。



⑮ 元バイト先の店長・女


 あの子、面接のときから

 ちょっと変だったのよ。


 志望動機も曖昧で、

 「近いから」って。


 でも、遅刻も欠勤もほとんどなくて、

 目立たないけど、

 誰かがミスすると、さっとフォローしてた。


 ある子が泣きながら辞めるって言ったとき、

 私は説得しようとして、

 逆にこじらせちゃって。


 そのあと、

 あの子が外で話してたのよね。


 何を言ったのか、知らない。


 でも、その子、翌日も来た。


 報告もしないし、

 自分の手柄にもしない。


 そういうところ、

 少し腹が立つくらいだった。


 でも、

 人のそばにいる才能って、

 あるんだなって思った。



⑯ 同級生の母親・女


 息子がね、

 学校に行けなくなった時期があって。


 誰とも会わなくなって、

 部屋に閉じこもってた。


 ある日、

 玄関の前に靴があって。


 あの子だったの。


 何時間いたのか分からない。

 息子は部屋から出てこなかったし、

 会話もしてないと思う。


 でも、帰ったあと、

 久しぶりにリビングに降りてきたのよ。


 「今日は、ちょっとだけ大丈夫」って。


 母親として、

 何度もお礼言おうと思ったけど、

 結局言えなかった。


 あの子、

 そういうの、望まない気がして。



 話を重ねるほど、

 共通点が浮かび上がる。


 助けた、とは誰も言わない。

 救われた、とも、はっきり言わない。


 ただ、

 沈みかけたとき、

 そこにいた。


 何も変えないまま、

 少しだけ、

 一人じゃない時間をつくっていた。


⑰ 大学時代のルームメイト・男


 親友、って言葉、

 あいつは絶対使わなかったと思います。


 俺たち、同じ部屋に二年くらい住んでたんですよ。

 だから、まあ、誰よりも近くにいたはずなんですけど。


 あいつ、自分の話、ほとんどしないんですよね。


 今日あった出来事とか、

 愚痴とか、

 普通なら少しくらい漏れるじゃないですか。


 それが、ない。


 でも、人の話は聞く。

 聞くけど、まとめない。

 答えも出さない。


 最初は、距離置かれてるのかなって思ってました。


 でも、

 ある日、俺が大失敗して、

 夜中に帰ってきたとき、

 あいつ、起きてて。


 「風呂、先に入る?」って聞いてきたんです。


 それだけ。


 その一言で、

 ああ、ここに帰ってきていいんだなって思った。


 でも、

 俺は、あいつの帰る場所には

 なれてなかった気がします。



⑱ 会社の後輩・女


 正直、

 最初は苦手でした。


 優しいのか冷たいのか、

 分からない人だったから。


 私、すぐ相談するタイプで、

 あの人にも何度か話しかけたんですけど。


 「どう思います?」って聞くと、

 「どうしたいんですか」って返される。


 最初は突き放された気がしました。


 でも、

 あとから気づいたんです。


 あの人、

 自分の答えを押しつけないんですよね。


 私が決めたことには、

 最後まで文句言わなかった。


 だから、

 たぶん、

 親友っていうより、

 ……自分で立たせてくれる人、だったのかもしれない。



 ここまで話を聞いて、

 少しだけ分かってきたことがある。


 誰かにとっては、無口な人。

 誰かにとっては、よく喋る人。

 優しいと言う人もいれば、

 冷たいと言う人もいる。


 それは、

 あいつが変わっていたんじゃなくて、

 相手の距離に合わせていただけなのかもしれない。


 でも、

 どの証言にも、

 同じ空白がある。


 ——あいつ自身の話が、ほとんどない。


 好きだったもの。

 嫌いだったもの。

 怖かったこと。

 救われたこと。


 誰も、知らない。


 親友だと思っていた人たちが、

 みんな、少しずつ気づき始めている。


 ——あの人のこと、

  本当は、何も知らなかったんじゃないか。


⑲ 幼なじみの姉・女


 あの子のこと、

 小さい頃から知ってます。


 弟の友達だったから、

 うちにもよく来てたし。


 昔から、

 自分の話をしない子でしたね。


 笑うときも、

 声を出さないで、

 少しだけ口元が上がるだけ。


 でも、

 人が泣いてるときは、

 いつも近くにいた。


 弟がね、

 大きな怪我をしたことがあって。


 家族がバタバタしてる中、

 あの子だけ、

 玄関の端に座ってたの。


 何も手伝わないし、

 何も聞かない。


 でも、

 あの子がいるだけで、

 なぜか、部屋の空気が落ち着いてた。


 お礼を言ったこと、なかったな。


 言おうと思えば言えたのに。


 親友だったかどうかは、

 本人にしか分からないけど。


 でも、

 たくさんの人にとって、

 “そう思わせる人”だったのは、

 確かだと思います。



⑳ 中学時代の友人・男


 ……親友、だったと思ってるの、

 たぶん俺だけじゃないんですよね。


 葬儀の日、

 久しぶりに集まった人たち、

 みんな同じ顔してて。


 近かったような、

 でも、全部は知らないような。


 俺、あいつに一回だけ、

 聞いたことあるんです。


 「なんでそんなに人の話聞くの?」って。


 そしたら、

 少し考えてから、

 こう言った。


 「聞いてると、

  その人が一人じゃなくなる気がするから」


 それだけ。


 俺、

 その言葉、ずっと覚えてるんですけど、

 たぶん、他の人には言ってないと思う。


 ……あいつ、

 親友になろうとしてたんじゃないんですよね。


 ただ、

 誰かが一人になる瞬間を、

 減らしたかっただけなんじゃないかな。


 だから、

 みんな、自分が親友だったって思うんだと思う。


 順番も、

 優先も、

 なかったから。



 話は、ここで終わる。


 誰も、

 あいつの全部を知らないまま。


 でも、

 それでいいのかもしれない。


 親友という言葉は、

 距離を測るためのものじゃなくて、

 あとから、

 自分の時間を振り返るための言葉なのかもしれない。


 たくさんの人が、

 同じように言う。


 ——親友だったと思ってる。


 それが事実かどうかは、

 もう確かめようがない。


 ただ、

 誰かの人生の、

 少し沈みかけた場所に、

 あいつが立っていたという話だけが、

 静かに残っている。


 親友は、

 選ばれるものじゃない。


 そう思わせないまま、

 そばにいた人のことを、

 たぶん、

 そう呼ぶのだと思う。


 「親友」という言葉は、

 少し強すぎる言葉かもしれません。


 本当に親友だったのか、

 それとも、そう思いたかっただけなのか。

 人は、あとになってからしか、

 関係の名前を決められないことがあります。


 この物語では、

 誰も真実を語っていません。

 ただ、自分の見ていた時間を、

 それぞれの言葉で話しているだけです。


 人の記憶は、きっと不正確で、

 少しだけ都合よくできています。

 けれど、その不確かさの中にこそ、

 その人にとっての本当があるのだと思います。


 もし読み終えたあと、

 ふと、昔の友達の顔が浮かんだなら。

 あるいは、名前をつけていなかった関係を、

 そっと思い出したなら。


 それだけで、この物語は、

 あなたの中で完成したのかもしれません。


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