表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/254

週刊アサシンになろう

マルカ

「私は《週刊アサシンになろう》の免許皆伝者だよ」

「毎週送られてくるタスクをこなすの」

「忙しい私にとってピッタリの講座だった」

「創刊号には、全号をまとめられるファイルのオマケ付きだったわ」


「……なんか、うさんくさくないですか」


――首筋に、ひやりとした冷たい感触が走る。

知らぬ間に背後に回っていたマルカが、クナイを右手に持ち、俺の頸動脈に押し当てていた。

まったく、いつマルカが動いたのか認識できなかった。


マルカ(ニコッと笑いながら)

「どう? 少しは納得してくれたかな」


トーマス(羨ましげに)

「俺も受講してたけど、近所の本屋、全部売り切れてて……途中で諦めたんだよな」


マルカ

「導師にあげるよ。私にはもう必要ない物だから」


トーマス

「ありがとう」


「えっと、工房のほうはどうするんですか?」


マルカ

「新商品の販売がひと段落つくから、しばらくは暇になる予定よ」

「それに、工房も私がいなくても回せるようにしたいし」

「指示は念話で送れるしね」

「それに――マークワンの整備は、私じゃないと無理」


リゼリナ(ぷくっと頬を膨らませて)

「マルカ、お願いだから私のこと“マークワン”って呼ばないで」

「……まあ、土木作業用だから力はあるみたいだけど」


――そして、リゼリナがふと気づいたように言う。


リゼリナ

「ねえマルカ。マークワンの外見って、変えられないかな?」

「見た目が変われば、水の精霊王の印象も少しは違うかも……」


マルカ(少し考えて)

「マークワンの外見を変えるのは、あまり得策じゃないかも」

「リゼリナとマークワンの融合状態に、どんな影響が出るか分からないし」


リゼリナ(がっかりしながら)

「そっか……ダメかぁ」


エルミィ(にっこりと元気よく)

「エルミィはバイオリン弾けるよ!」

「仲間のステータスアップとか、ダメージ被弾の回避効果もあるの!」


――みんなの視線が、一斉に俺に向く。


俺(肩をすくめて)

「……はい。俺は、荷物運びですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ