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トーマスの独白

勢いです。

トーマス

「ミリウス、40点。……俺も、40点だ。」

「導師って呼ばれてるけどさ、合格点なんて、最初から無いんだよ。」


「ミリウスがエルミィに感じた、“言葉にできない気持ち悪さ”……俺は、それをイリーネに感じてる。」

「でも勘違いするなよ。だからって“俺に協力しろ”って言ってるわけじゃない。」


「……ただ、ミリウス。お前、ずっとエルミィにそれを感じさせてる。」

「俺はな、それを見ていられなかった。だから“演技”をさせた。あの子に、やらせたんだ。」


「お前に殴られるのも、殺されるのも、構わないって覚悟でな。」


「イリーネ教の教えには反してる。自己犠牲なんて、本当はしちゃいけないんだよ。」

「でも俺には、それしか、方法がなかった。」


「……イリーネの子供たちがおかしなことになってるのも、たまらなく気持ちが悪いんだ。」



-




答えの分からない問題を出された気分です。白紙で答案用紙を出すわけにはいきません。どう答えるミリウス。

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