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マルカの罪

之が真相です。

マルカ

「おめでとう。お似合いの二人ね」


エリウス

「ありがとう」


マルカ

「エリウス、知ってた? 私……あなたのこと、好きだったの」


エリウス

「……知ってた。でも、気づかないふりをしてた。

妹としか見られなかったから」


マルカ

「ふふ、あなたが選んだのはリゼリナ様だもんね。仕方ないわ」


エリウス

「マルカにしか相談できなかった。……でも、俺、うまくできる自信がないんだ」


マルカ

「まだそんなこと心配してるの? だから言ったでしょ、

“娼館で済ませてこい”って。

それに――リゼリナ様は、そういうこと気にする人じゃないわよ。

たとえうまくいかなくたって、きっとあなたを責めたりしない」


エリウス

「……清い身体でいたいんだ」


(小さな沈黙)


エリウス

「マルカ、本当にリゼリナには教えてないんだろうな?」


マルカ

「なによそれ、“どこかのお姫様”みたいなこと言って」

「……仕方ないわね。じゃあ、この強壮剤をあげる。

食後、2時間後に飲んで。でないと効かないし、急に吐き気がして気分が悪くなるから」




之だけです。

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