表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
199/252

暖炉の前で若い男女が



エルミィは淡々と語りを続けた。

「季節外れの猛吹雪。閉じ込められた若い男女が、暖炉の前でお互いを見つめ合う……。

『エルミィ……君はなんて綺麗なんだ。この胸の奥から湧き出すパッションが、もう抑えきれない……』

私はお兄様のお喋りな口を唇で塞ぎ、そのまま舌をねじ込んだ。

彼は一瞬驚いたが、抵抗せずに受け入れる。

私たちは相手を貪り尽くすような深いキスを交わし──彼は私の服に──」


パシィン!

後頭部に鋭い衝撃が走り、私はその場に蹲った。

痛みに耐えかねて顔を上げると、お兄様は手刀の形を作ったまま、微動だにせずこちらを見下ろしていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ