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5分間席を外して下さい。

エルミィは顔を真っ赤にしながら、震える声で私に抗議してきた。

「そ、そんな……男性にそんな欲求をストレートにぶつけられて……! わ、私、どう答えればいいのか……判断に迷いますっ!」


一瞬、場の空気が止まる。

エルミィ、今の発言は――重大な誤解を招くぞ。


「……皆さん、申し訳ありませんが、五分だけ席を外していただけますか?」

私が必死に場を収めようとすると、マルカさんは口元を押さえて笑いを堪えている。


トーマス師匠、お前は“気を利かせる大人ポジション”だろう!? なんで今は黙ってニヤニヤしてるんだよ!

ルカとリゼリナさん! お願いだから助けてくれ!


……そんな私の心の叫びをよそに、精霊四娘がひそひそ声でささやき合う。

「五分って……早くない?」

「ちょっと短すぎるよね……」


……おい。聞こえてるぞ。



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