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明日の日記帳(休載)  作者: 間宮 凪
6月
6/11

チヒロの気まぐれ

昼休みが終わった後の授業。

特に知り合いがいないので誰とも隣になることはなく、特に面白みがない話を淡々と続ける教師を、ちょい後ろの方の窓ぎわ辺りで一人、ボーっと見ていた。

見ているとはいったものの、授業とは全く関係ないことを考えていた。

正直、俺の他にもアスのことが見えている人が身近にいたのはびっくりした。

あのときまで見える人は俺しかいないとアスは言っていたが、「アスのことが見える人物が他にもいた」

それはアスにとって凄く重要なことじゃないのか?

アスはあのときのこと、どう受け止めているのだろうか。

だけどアイツ、ワタルのこと蹴ったり殴ったりしてたよな…。

俺が知らないだけで、もしかしたら既に結構いるというのもあり得る。

そもそも、見えている人の基準って言うのがわからないんだよなぁ。

なんで俺とワタルなのか。

つか、俺らの共通点っていっても特にねぇんだけど。


んー、わからん。


まぁ色々考えても、本当にアイツ次第だしなぁ。

ふと窓からみえる、空白の青空へと目をやる。

とりあえず、俺の他に誰もアスの存在を認識していないという現象から一歩前進したことは確かだろう。

このまま見えるやつが増えてくれれば、晴れて俺も自由の身になるからな。

軽音サークルは、ワタルが入っているバンドメンバーの他に4組くらいメンバーがいる。

とりあえず、これを機に他に見えている人を探せばいいだろ。

そんなことを考えては、残りの12分は窓の方をぼんやりと眺めて終わった。


次話の投稿は2月4日になります。


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