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01:ヴェルダ・ヒドゥンの歴史書図書館へようこそ
何だここは・・・
確か僕は、森の中を探索していてそれから、樹洞に落ちてそれから・・・
「んーなんだろう?さっき物音がしたんだけれど・・・あっ」
不意に奥の扉から僕よりも少し年上の女性が出てきた。
あ、あのー、すいません勝手に入ってきちゃったりして~
「うわぁー。久しぶりのお客さんだ!ようこそ、この私、ヴェルダ・ヒドゥンの歴史図書館へ」
ヴェルダと名乗った女性は半ば強引に僕を椅子に座らせた。
えーと、僕はそのー
「うん、心配しなくてもいいよ。君にはとっておきの歴史書を見せてあげるよ」
僕が戸惑っている間にもヴェルダさんはせっせと本を探している。
「はい!これ。私のとっておきの歴史書だよ。試しに読んで見て」
歴史書?難しくない?
強引に渡された歴史書を手に僕はヴェルダさんに聞いた
「そんな事は無いよ。ここにある歴史書は私が易しく面白くまとめてあるから」
ふーん。そっか…
ヴェルダさんから渡された歴史書を僕はなんとなく読んで見た。