表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アザムーキーの書庫  作者: 正信
設定
1/9

設定集(暫定)

あとがきに書くとみにくくなりそうだったので、こちらにまとめていきます。

☆能力者について

 能力者は肉体的にはほとんど普通の人間と変わりません。ただ、少し丈夫という特徴がありますが、外見上で判別することは不可能です。

 "少し丈夫"というのにも個人差がありますが、だいたいその人の能力の強さに比例します。強い人だとナイフを足に落としても刺さらないくらいには丈夫です。大人がナイフを刺そうとすれば普通にささるでしょう(普通よりは浅い傷になるとは思いますが)。


 能力者は大きく≪強化型≫≪放出型≫≪特殊型≫の三つに分類されます。

 強化型は全員が共通で身体能力を強化できるうえ、個々人がそれぞれ別の『自分にのみ影響を及ぼす能力』を一つ持っています。

 放出型は全員が共通で念動能力を使用できるうえ、個々人がそれぞれ別の『動物に直接影響を与えない能力』を一つ持っています。

 特殊型はこれら二つに当てはまらない個別の能力を一つ持っていますが、それ以外のことをすることはできません。


☆能力の使用に関して

 能力に関しては正しく千差万別です。わかりやすい例としては、『炎を生み出す』なんて言うものは≪放出型≫にあたります。身体能力強化や念動能力における細かい説明は後述します。


 能力の使用にはわかりやすく体力を使います。使いすぎれば息切れし、最終的には気絶します。ただし、≪特殊型≫の場合はこれ以外の対価が存在する可能性があります。

 例:寿命や血、儀式を行ったり供物をささげる必要があるなど



☆身体能力強化に関して

 強化型の共通の能力である身体能力の強化ですが、今作では正しくは筋力と頑丈さの強化というべきでしょう。

 これによって強化されるのはまず筋力です。また、それを使ううえで骨などが耐えられるように強化されます(強すぎる筋力での自傷を防ぐ為です)。これら以外は全く強化されません。


 そのため、多くの強化型の能力者の能力は『視力の強化』とか『反応速度が上昇する』とかそういったものになります。変わったものであれば『自分の体を獣のものにする』などといったものも存在します。


 能力の目安としては、普通の能力者であれば500kg程度なら持ち上げることができる程度。最大級の能力者であれば、2トンくらいでも持ち上げることができる。


 ※ただし、武器として扱うことを考えた場合、重量の問題で体が一緒に持っていかれるなどの理由によりあまりにも自分の体に対して大きすぎる武器は使うことができない。


☆念動能力に関して

 放出型の共通の能力である念動能力。今作では『認識』によって対象の範囲を指定し、『距離』と『能力の強さ』によって出力が変わるという設定。

 よって、例えば一組のトランプの山があれば、それを「トランプの山」と認識するか「52枚のカード」と認識するかによって対象の動かし方が変わる。要するに、前者だと全部に同時に同じように力が加わるが、後者の場合バラバラに力を指定することもできる。(ただし、認識が失われれば即座に効果が切れるため難しい)

 『出力』の概念としては、基本的に触れたものにどれだけの力をかけることができるかというのが基本的な「出力」として考えられ、ある程度の才能と多少の努力によって変動する。ここで距離が離れるごとにその出力は落ちていくが、どれだけ緩やかに落ちていくかはほとんどが技術による。


 とはいえ、認識の関係上視界外のものを動かすのは困難であり、またあまりにも遠い場所のものはいくら技術があっても米粒一つ持ち上げることは難しい。


 目安は一般的な能力者の場合、触れる物に対しては300kgくらいのものなら持ち上げることができる。ただし、20m先であれば100kg持ち上げることすら困難になる程度。ある程度の質量体であれば100m先がほぼ限界。

 最大級だと触れるものなら1000kg程度までいるし、100m先でも1kg程度なら持ち上げられる。



☆世界観

 主には能力者と魔物と呼ばれる敵対生物の存在により、人間の活動範囲は若干狭い。


 作者の趣味によりこの世界は丸くない。そのため世界の端と呼ばれる部分があり、そこから海水などが流れ落ちていっている。落ちた先がどうなっているかは現在の人類には不明で、最も広く信じられているのは『落ちた先には魔物たちの世界がある』という説である。水が無くならないのは海の底に水が沸き上がる場所があると考えられている。


 魔物たちがどこから来るのかといったことに関しては、地上で繁殖したものを除きダンジョンを通り道に出てきていると考えられており、能力者はダンジョンから魔物が出てこないようにするのが主な仕事となる。(まぁほかにも戦争とかで使われますが)


 他の部分としては、思想としては能力者至上主義がある程度の数存在し、能力者に対する恐怖というのも決して少なくはない。神という概念はあるものの、精霊信仰に近く、有力な能力者を奉ることすらある。



☆学園

 学園。正式名称をベルモンド王立学院という。

 ベルモンドというのは国の初代国王でありこの学園の創始者の名前で、国の能力者は10歳の秋にここに入学する義務を負う。

 入学に際して、基本的な学費、生活費は全て国からの支給がされるうえ、祝い金と称して実家には金が渡される(平民からしたら十分な大金)。学院内でも金を稼ぐ手段は多々存在するため、生活に困ることは少ない。

 7年制で、卒業後の主な進路は軍、貴族の従者、婚姻である。

 実力主義を謳い、身分の違いはかなり排除されている。たとえどぶ攫いだったとしても実力さえあれば貴族に対しての暴言も許容される(卒業後にどうなるかは別として)。


☆国

 舞台となっている国のこと。正式名称をハルフィス。ただし、ほとんどの場合で国としか言われない。

 王国であり、貴族制度を持つ。制度としては自分たちの領地のダンジョンの管理を行うことから始まっており、ダンジョンの管理ができるということは貴族の誇りでもある。


 ただし、この考えが強いのは地方貴族と呼ばれる領地をしっかりと治めている貴族に限り、ほとんど領地を持たないか、そもそも領地を持たない都心部での役職に就く中央貴族と呼ばれる貴族はこの考えが薄く、血統主義に近いものを持っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ