学校行事の準備2
俺は、学校にあるベンチで優と二人並んでパンを食べていた。
「おい、早く食えよ。後、10分で授業だぞ。」
今の俺には授業と言う単語はいつもよりまして地獄の様なものだ。あの後も神のイタズラは続いた。あの後、物静かの『田仲 咲』。活発でいつも明るい『小林 かなえ』と次々と神はイタズラをしたのだ。10何と言う班があったのに何故こんなことになるのだ・・・
「はぁぁーー」
ため息しかでない。ほんとに休もうかな・・・
~六時間目~
また、総合と言う地獄。回りからの視線が痛い・・・
回りからの視線に震えてる内に先生の話は終わっていた。
「で、今は何するの?」
かなえが口をあけた。
「知らないわ。私は読書していたんだから。」
「お、俺も・・・」
「あなたたち・・・」
いくみは額に手をあてため息をついている。
「いくみんが居れば大丈夫!何とかやっていけるよ!」
かなえはいくみの肩に手をポンっと置くが、俺らがちゃんとすれば良いだけなのだが・・・
「じゃ、仕事の分担決めをするよ。」
いくみは何がいいか聞いてくる。
仕事は、普通に整理整頓係、洗い物係、食材を切る係、火をつける係、この4つ。
「じゃ、俺せい・・・」
「じゃ、私整理整頓がいい!」
かなえが俺が言う前に言っていた。
な、なら・・・
「あ、あらい・・・」
「私、洗い物がいい。」
咲がそう言いながら俺を見て言う。
くそぉ~!最悪だ。楽なのが良いのに!
「じゃ、奏君は火をつける係ね。」
「えぇっ!?」
俺は嫌だ、と言うが話を聞いてくれない・・・
「じゃ、決まったから先生に出してくるね。」
そう言うと、立ち上がろうとするがかなえがそれを止める。
「まぁまぁ、まだ時間もあるしさ話をしよう!」
そこに、咲が割ってはいる。
「何で話をしなければならないの?」
「そりゃ、話をしたいから!」
「私は、したくないのだけれど。」
そして、俺はギャーギャーと言うかなえと咲それを止めるいくみを見ながら先の不安を抱きながら
眠りに入った。