エッジ、向き合う。
4日目~上刻
ヤハネの家で魔法やスキルを学んだ。
朝のトレーニングを終えてご飯を食べて、一刻の鐘がなる頃にはギルドへと到着。
何やらメリルさんからお話があるそうですよ。
「おはようございます。早速ですが、ここ最近の森の状況から説明させていただきます」
いつものギルドの一室で、メリルさんから真面目な話を切り出された。
「エッジさんにも無関係ではない話なので、気に留める程度で結構ですから聞いて下さい」
「…分かりました」
ワタリト関係かな?
「ここ数年、ワタリトが現れる頻度が高くなると同時に、深淵の森の活動が活発になっているという報告があります」
活動が活発…?
あ、メリルさんと目が合った…そして小さく頷かれた。
「深淵の森は、魔物や魔獣を生み出す魔の森林なのです。これは、魔力の特異点が存在しているとか、邪神が封印されているとか、レムリア山を守る為だとか、様々な推測が飛び交っています。しかし、最も重要なのは、深淵の森から魔物や魔獣がやって来るという事なのです」
メリルさんはメガネをキラッと輝かせた!※想像です。
「そして、その頻度が高まり、まとめて来襲する事を氾濫と呼んでいます。近年、この兆候が全体にあるとの報告が上がっていましたが…ここ最近で、その可能性が高まりました」
「氾濫が起こる、と?」
「はい。数ヶ月以内には確実に起こるでしょう。…もしかしたら明日にも来るかもしれません」
…いきなり大きな脅威が迫って来る、そんな不安に背筋にひんやりとした何かが走り、ゾワッと身体が震えた。
「…ここビオントは、森を囲む要塞の中で最大規模と言えますので、町中にいる限り安全と言えます。エッジさんはまだ危険を冒す必要はありません」
何やら、色々と見透かされている気がします。
「…とは言えエッジさんも冒険者となったからには、深淵の森と対峙するのは必然となりますよ?」
「…頑張ります」
そうか…なんとなくなっていたけれど、ちゃんと向き合わなきゃダメだよね。
「期待していますよ?」
メリルさんの微笑をいただきました。
慈愛に満ちたってこういう感じなんだろうね。
もしかして、期待されてるのかなぁ…嬉しいような、困るような。
「さて、本題に移ります。アルセラにギルドからの依頼です。中域周辺の魔物や魔獣の動向を探って欲しい、というものになりました」
「応援、じゃなくてか?」
「ええ。色々と話した結果、こちらでも連続して変異種が出た事を考えると調査をしないわけにはいかない、という結論になりました」
「…そうか、それもそうだな。単独で動くあたしにはそっちの方が都合が良いか」
「応援に関しては、国が騎士団を動かすとの事で話がつきました」
「へー、それはまた思い切ったな」
「…どうやらワタリトに対する示威行為の様ですね」
「…何やってんだか…」
アルセラさんが眉間に皺を寄せている。
「あの、ワタリトと仲が悪いんですか?」
「いえ、仲が悪い訳ではないのですが…良くはないという感じですね」
「どうせあれだろ?この国にはワタリトはいないけど氾濫の一つや二つ、自分達で十分だって事だろ」
あー。そういう感じなのかぁ…。
国の威信に掛けて、みたいな。
拗らせたプライドの高いタイプの人達とは、関わりたくないよね、なるべく。
「エッジさんに関しては、此処で止めてありますし、心配するような事態にはならないと思います。少なくとも、確かな実力が身に着くまでは、余計な柵は邪魔になるだけですからね」
「ありがとうございます。でも、ご迷惑をおかけして申し訳ないです」
頭を下げてからメリルさんに視線を合わせると、何故かポカンとした表情になっていた。
あれ?変な事言ってないよね?
「…エッジさんは本当に不思議な方ですね。…アルセラが徒弟にしたというのも納得できます」
何やらとても納得されているようだけど、なんでだろう?
僕、普通だよね?
「エッジは良い意味で男らしくないもんな」
えええ!?
「ふふっ。良い意味で、ですよ?」
メリルさんまで~?
でも、なんか、褒められている気がする。
馬鹿にされているとかではない、そんな雰囲気を感じる。
「…あたしの男の概念と、まるで違うんだよ、お前はさ」
苦笑…しているようですが、どこか優しげな印象のアルセラさん。
「そうですね。私もそう感じました。女性に対して、なんの含みも無く頭を下げる男性はそうそういません。それに、しっかりと目を合わせて向き合うというのは中々できることではないのですよ?」
そうなのかな?
僕は普通にそうしていただけなんだけど…こっちの男って一体どういう感じなんだろうか。
「…と、話が逸れましたね。エッジさんと話をしていると、何故か気が抜けてくるので…気を付けなければいけないですね」
「何やらお手数おかけして申し訳ない…って、僕の所為ですかっ!?」
思わず流れノリツッコミをしちゃったよ!
くすっ。
おお…ウケたようで何より…なのか?
それでいいのかマイセルフ!?
「おいおい、話が逸れっぱなしだぞ?」
「…戻します」
メリルさんが座り直して姿勢を正す。
「アルセラ、貴女には明日から中域の調査に出てもらいます」
「完全単独か?」
「いえ、4級のユニットが数組入ります。それぞれ違う範囲を一斉に調査し、拠点に戻って確認、という流れです」
「となると…一週間は掛かるか?」
「そうですね。一月は掛けられない状況ですので、強行日程は避けられません」
えーと、一週間は10日だっけ。中域って行くのにどれくらいかかるんだろう?
「あの、中域というのは遠いんですか?」
「んー、遠くはないな。ここビオントは外域の真ん中辺りにあるんだ。そしてこの辺りは浅域が狭くなっていてな、ちょっと特殊な地形なんだ。だから中域までは1日かからない」
「という事は、ここは結構危ない所にある町なんですね?」
「そうだ。この大陸で一番脅威に近い所にある町だぞ」
ニヤリとアルセラさんが口角を上げる。
「怖いか?」
「うーん、まだよく分かっていないのでなんとも言えない感じですね。ただ、大変さは解りました」
「そうか。…ま、お前ならすぐに慣れそうだよな」
それは良い事…だよね?
「そういえば、アルセラとエッジさんはどの辺りで逢ったのですか?」
ふと、メリルさんが呟くように言った。
「ん?…確か、浅域の奥の方だな。中域に行く途中で見つけたからな。…そういや、あれ、浅域だったんだ」
「…アルセラ、それは重要な情報ですよ?」
「エッジの事があったから、ちょっと忘れてたよ…」
「…ここで気付いた事を良しとしましょう。という事はキングベアが浅域にいたという事ですか…。異変と断定はできませんが、明らかに普通ではないですね」
うーむ。僕が来たからおかしな事になった訳じゃないよね…?
というか、ここに来た経緯が未だに分からないんだよなー。
この世界に来る前の記憶が、何日か抜けてるみたいだし。
「浅域の奥から調査した方が良さそうだな」
「そうしましょう。エッジさんは、その間は私が責任を持って監督しますので安心して下さい」
「ああ、頼む。魔法に関してはあたしが教えるよりもその方が良いし、丁度良かったかもな」
「…そう言ってもらえると助かります」
「さて、それじゃ、今日は軽く外域で済ませて準備するか」
「では、よろしくお願いします」
話が終わって、薬草の依頼を受けて、外域に来ましたよ、と。
「よし、あと半分」
キュリィ草の見分け方が分かってきたので、採取ペースが上がっているのだ!
体感で1時間は経ってないはずだけど…こうしてみると、時計が無いのは、やっぱり不便だなーと思う現代日本人なのです。無いと分かる、モノのありがたみでございます。
「エッジ、ちょっといいか」
うろうろしていると、アルセラさんが声を掛けてきた。
「何ですか?」
「何か近付いてきている。…もしかすると盗賊かもしれん」
…えっ?
「馬に乗った集団だった。来る方向からしておかしいから、普通じゃない」
「こ、ここから見えるんですか?」
周りを見る限り、視界にはそれらしいものは映らないけど…。
「木の上から見たんだよ。おそらくあと一息くらいでこの辺りに来るだろう」
なるほど。この辺りはポツリポツリと5、6メートルの木があるから、それに登ったわけだ。
一息というと、15分くらいだっけ。
うーん、こういう場合はどうするべきか。
「一旦、戻るか?」
「その方が良さそうですよね?」
戦略的撤退という、避難です!
「そうだな。その方が手っ取り早い」
「では、そうしましょう」
「様子を見ながら戻るぞ」
という訳で、木があったら登って様子を見ながら、町に戻る事になった。
「あれは…!」
それは、少し進んだ時に起こった。
「追われているな」
「…!!」
盗賊決定?
「女が二人…冒険者かは分からんが…こっちに来る。どうする?」
「助けられますかね?」
「敵は10…13人だな。エッジ、やれるか?」
む…これは、あれだ。戦えるか、というよりも殺せるかという事じゃなかろうか。さすがに、すんなり返事はできない。っていうかいきなりすぎるよ…。もし本当に襲われそうなら助けたいけど…できるのか?
「エッジ、お前は町に戻ってもいいんだぞ?」
「…でも、アルセラさんだけだと、守りながら戦うのは厳しいですよね?」
「状況によるさ」
僕にできるのは魔法を打ち出す事…それに牽制のイメージはできてるし…黒歴史の中でね!
アルセラさんの援護ならやれる、と思う。
「行きましょう。邪魔にならないように援護します」
「…近付かれそうなら、遠慮なく逃げるんだぞ?自分の命をまずは守れ。誰かを守りたいなら、まずはそこからだからな?」
「…はい!」
それは、妙に重くまっすぐな言葉だった。
「行くぞ!」
すでに、遠くに影が見えている。
走っているので、ぐんぐんと距離が縮まり、細かな状況が見えてきた。
あれは、すでに囲まれているのだろう。円陣を組むように動いている。
甚振っているらしい…これは、一番嫌いなタイプの奴らだな。
「エッジ、牽制って何ができる?」
走りながら、アルセラさんとプチ作戦会議だ。
「まずは馬を止めましょう。土の槍を使います」
「…お前そんな事できんのか?」
「妄想の中ではできてます」
「…は?」
土の魔法って、汎用性が高いと思う。だって、僕らは地面の上で生きているんだから。攻撃、防御、造形、色々できる。そして、材料がいっぱい。まあ、消費魔力によるけど、それは結局どれにも当てはまるわけで…。
「多分、大丈夫です」
黒歴史の封印を解き放つ。
イメージなら…それこそ何回も繰り返していたんだから。
「向こうもこっちに気付いたぞ!」
馬が2頭こちらに向かって来る!
「貫け…大地の槍!」
言葉と共に、2頭の前方に地面から伸びる槍を作り出す。走る勢いが、そのまま衝突のエネルギーとなり、斜めに突き出たそれらは、悉く馬を突き、何本かは刺さった。甲高い鳴き声と地面に落ちる鈍い音が響き、迫る脅威が無くなる。
「…おいおい、あたし要らないんじゃないか?」
惨状を横目にアルセラさんは軽口だけど、ここからが本番、気を引き締める。
「…こっちに意識が向いたようですね」
「ああ、一切迷うなよ?あたしは、左側をやる、お前は右側を牽制しといてくれ。決して近付かせるな!」
「了解です」
「よし、全力で行くぞ!!」
アルセラさんは言うや否や、衝撃音を残して飛び出した。
「はやっ」
衝撃波で若干モタついたけど、気にしている場合ではない。アルセラさんの姿を追うと、騎手を失った馬が、どっかへ走り出しているのが見えた。一撃必殺という言葉が浮かんで、少し惚けてしまったが、気を取り直し僕は右を確認して、再び、大地の槍をイメージ。
「貫け!」
剣山の如く、見える範囲の馬の足元から土の槍を伸ばす。
…う、身体から何か抜けてふらっとした感覚に見舞われた。しかし、すぐに普通に戻る。
「魔力をかなり消費したって事?でもまだまだいけそうだけど…」
おっと、考える暇は無いんだ。
馬から落ちた奴らが武器を手にこちらに向かって来る。
馬が無事な奴らも、一旦馬を降りて態勢を整えてこちらに来そうな感じだ。
ちなみに、アルセラさんの方は、轟音と金属音に紛れて動いているようで…あれは近付けないな。
うん、アルセラさん強いよ。凄いよ。
「死ねぇクソガキがぁぁ!」
「よくも邪魔してくれたなぁっ!」
「くそがあっ!」
彼らは怒ったらしい。
こっちも、それなりに怒っているんだけどね。そんなわけで、放電用意。実際の雷だと大変危険なので、静電気の激しいものを想像してみよう。こちらのヒトの身体の作りによるけど、それでも感電は非常に危険だからね。やり過ぎないように、スタンガンをイメージ…電圧電流の調整からの…
「広域放電!」
バチバチッ
歪な網目状の青みがかった光が、盗賊達の足元に一瞬広がった。
「ぐっ」「あっ」「ひっ」「っが」「でっ」
5人が行動停止。
残りは1人…でも、立ち止まっちゃってる。これは狙い撃ちのチャーンス。
「風の弾丸」
空気を突貫する鈍い音を残して、それは盗賊の太腿に直撃。
「うっげえってぇぇ!」
彼は、何かの言葉を残してその場に崩れ落ちた。周りを確認すると、女性2人は背中を合わせて、警戒しながら様子を見ているようだ。アルセラさんの方は1人を残す所だった。あれはボスかな?アルセラさんの槍斧を長剣で何度か受けているようだ。間合いの広い槍斧を掻い潜って懐に進もうとするが、アルセラさんの動きに悉く失敗している。
槍斧が振られ、剣で受け流す。懐に飛び込もうとするが、柄で牽制…というなの鋭い打突?…されて、また槍斧が振られ、そして突かれて、吹き飛ぶ。
「く、くそっ…や、やっぱりこっちに来たのは間違いだった…」
ボスらしき男は、長剣を支えに立ち上がりながら何か呟いている。
「お前まさか、こっちが手薄になると思っていたのか?…随分と呆れた考えだな」
「くそ…あの野郎のせいだ…」
「さて、覚悟はいいか?」
槍斧が、ヒュッと一振りされる。
「待ってくれ、大人しく捕まる。このまま終われねえ…」
「そうか。じゃあ武装解除してもらおう」
「ああ…」
なんか、あっというまに終わってしまった。
しかし、あの男は何かありそうだけど…大丈夫かな。
それから、襲われていた女性2人に手伝ってもらって盗賊を拘束した。
ロープは便利鞄に入っているんだよ。冒険者の必須道具の一つなんだって。
「よし、これでいいか。馬が残っていて良かったな?じゃなきゃ置いてく所だったんだが」
容赦が無いアルセラさん。でも、盗賊に同情はしないけどね。
男が13人で女の子2人に襲い掛かるとか、理由も何も関係無く終わってるよね、色々と。
ちなみに、最初の2人は手を骨折と、全身打撲で済んだ。アルセラさんに吹き飛ばされた4人は重傷、頭目…やっぱりボスであっていた…は打撲、スタンを受けた5人は足が痺れて歩けない。もう1人は大腿骨が折れたようで歩けない。…一応死者がゼロだった事にちょっと吃驚したのはここだけの話。
動けない者は馬に積んで引いて行く。
あとは引き摺ります。
いや本当に、置いて行かないだけでも感謝して欲しいくらいなんですよ?
アルセラさん曰く、深淵の森での生死は全て自己責任となるそうです。ましてや、彼らは女性2人に襲い掛かった盗賊。普通の冒険者だと、返り討ちにした場合、身ぐるみ剥いで捨て置くんだとか…。深淵の森という特殊な環境も相まって、この世界での生死は、情け容赦無いらしい。
「よし、町に戻るぞ」
アルセラさんは準備が終わると、そう告げて歩き始めた。
「あの、ありがとうございました」
「ああ、悪いが歩きながら話そう。ここは安全なわけではないからな」
「は、はい、分かりました」
自己紹介する時間も勿体無いと、アルセラさんは作業を優先したので、まだ名前も知らない間柄な訳ですよ。
2人の見た目は、ぱっと見、可愛らしい高校生という印象だ。
2人とも身長は僕より低いし、歳下なのは間違いないだろう。
1人は、ロングのブロンドヘアが大きめの帽子から垂れている、整った顔立ちの子だ。大きな瞳は青く、丸みを帯びていてあどけなさを感じる。僕の中ではロシア系のイメージが一番近いかな。
もう1人は頭を覆うような帽子を被っている。ニット帽みたいな?髪の毛は見えないからショートヘアだろう。目は赤茶系で眉毛が茶系だ。肌もまた茶系…薄い小麦色みたいな?…で健康的な印象だ。
2人の服装はダボっとしたチュニックとレギンスで、地味な茶系色。
そして、武具は身に付けてないみたい。
「…で、2人は何処から来たんだ?」
少し歩き始めてから、アルセラさんが話を切り出した。
「あ、あの、トルケリアから来ました。近く、氾濫があるとの事で、活動場所を変えようと移動していたんです」
ロングの子が答えた。
「冒険者なんだよな?」
「あの、はい。あ、私はラーシアと言います。助けていただきありがとうございました。えっと、これ、ギルドカードです」
わたわたと頭を下げてから、背負い鞄を開けてカードを取り出すと、ロングの子はアルセラさんにそれを見せた。
「7級か。…そっちは?」
「あの、彼女もまだなりたてで、7級なんです」
「僕もなりたてですよ~」
「…え?」
ロングの子が目を丸くしている。目が大きいから分かりやすいね。
「高名な魔法士の方ではないのですか!?」
…評価が高い!
魔法は、先日使い始めたばかりなんですが。
変な事にならないように、有耶無耶にしておきたい。
「えーっと、そういう訳ではないです。偶々です」
ちょっと苦しい言い訳。
「そ、そうですか…」
あ、意外とすんなり引き下がってくれた。
…それはそれでなんか後ろめたいよ?
「で、そっちの名前は?」
「レジーナ…です」
ショートの子がボソッと呟いた。
無愛想…?表情が読めない感じだ。
ヤハネさんと似た雰囲気を感じるのは、きっと気の所為だ。
「すすいませんっ!あ、あのっ、ヒトっヒト見知りする子なんですっ!」
力説するロングのラーシアさん。
両手の拳をふりふりしていて非常に微笑ましく可愛らしいです。
「ヒトそれぞれだから、気にすんな。それより、2人とも随分と軽装に見えるんだが…」
アルセラさんが少し怪訝な顔付きだ。
「えとっ、あの、び、貧乏なんです!」
それを力強く言われると…切ないよ…。
「そうか。ビオントは今、新人がそれ程いないから比較的簡単な依頼が残っている。…まあ、無理はするなよ」
「は、はいっ、ありがとうございますっ」
ハキハキ喋る子だなぁ。疲れそうだけど。
「とにかく、ギルドまで急ぐか…」
採集はお預けですね~。
あ、別に今日中じゃなくてもいいんだって。実は、この薬草採集は常在依頼と言って、常にある依頼なのですよ。まあ、1日の総買取料は決まっているらしいけど、上限までいった事は無いそうだ。
そういえば盗賊を捕まえたら賞金とか貰えないかなぁ…。
馬は土に埋葬しました。




