赤色だけの恋
高校での生活に馴染んだのだろうか
中学を卒業して以来初めて見るその面影は
もう昔とは、かけ離れている
小学生から一緒だったけど
言葉を交わすことは少なかったね
この前見かけた君の髪は
昔と変わらず綺麗で
すっかり大人びた雰囲気だけど
笑った顔だけは、変わっていなくて
懐かしさがこみ上げてきます
友達と話しながら遠回りして帰って
偶にタイミングが合う時にだけ、
信号待ちの君と
自然に話す機会が訪れる
あまり記憶にはないかもしれないけれど
名前を覚えてくれていただけで
嬉しかった、
初恋は初恋のままで
少しだけ、もう一度味わった初恋
心焦がれた秋でした。